概要
島根県において2路線を運営する鉄道会社。正式社名である。通称「バタデン」。2006年にそれまで上記路線を運営していた一畑電気鉄道株式会社の持株会社化に伴い同社の100%出資子会社として設立され、鉄道事業を継承した。
営業路線
- 北松江線:電鉄出雲市~松江しんじ湖温泉間、33.9km
- 大社線:川跡~出雲大社前間、8.3km
川跡駅が両路線の接続駅で、乗り換えのための時間も考慮されている。
車両
90年代までは自前の車両と西武鉄道の車両を走らせていたが、現在は京王電鉄と南海電気鉄道の車両が活躍している。しかし、これらの車両も老朽化が進んでいるため、2014年から東京急行電鉄の車両と自前による新造車の投入を行って置き換えている。
- デハニ50形:一般公開展示用と体験運転用として保存。営業運転には使われない。
- 2100系:もと京王電鉄5000系。線路幅が異なるため台車交換を実施。
- 3000系:もと南海電気鉄道21000系・ズームカー。引退間近。
- 5000系:もと京王電鉄5000系。線路幅が異なるため台車交換を実施。2ドアのクロスシート車。
- 1000系:もと東京急行電鉄1000系。種車は中間車だったため、先頭車化改造を実施。2両編成3本。
- デハ7000系:デハニ50形以来86年振りとなる新造車。2ドアの両運転台車で、JR四国7000系をベースに、JR西日本グループの後藤工業が製造を担当。4両製造予定。