概要
機動戦士ガンダム(シリーズ初代)と同時期でありながら別の舞台を描いた外伝作品。略称は『08小隊』、『第08小隊』、通称は『08』
08はある意味ガンダムにおける『ロミオとジュリエット』とでも言うべき作品。
また、08には他のガンダムシリーズにはない、密林地帯という極地の前線で戦う一戦闘小隊にカメラを向けたが故の、独特の泥臭さと生々しい戦場感もファンから一定の評価を受けている。
当初、神田武幸が監督として製作を指揮していたが、神田の急逝により一端製作が第5話までで中止となっており、その後神田の遺したプロットを元に飯田馬之介が監督を引き継ぎ、第6話から最終話までの本編と特別編『ラスト・リゾート』を手掛け完結させている。
第1話から完結するまで約5年もの月日がかかった
飯田は当初よりスタッフの一人として参加していて神田のやり方を熟知していたため、監督の交代時にありがちな作風の変化や設定の齟齬などの悪影響は余り見られなかった。
機動戦士ガンダム第08MS小隊の登場人物
地球連邦軍
テリー・サンダースJr (CV : 玄田哲章)
ジオン公国軍
民間人
登場メカニック
地球連邦軍
艦艇
ジオン公国軍
艦艇
関連作品
ラスト・リゾート
本編の後日談を描いた特別編。ミケル・ニノリッチを主人公兼語り部に据え、偶然遭遇したキキ・ロジータと共に戦後行方不明となったシローとアイナの足跡を辿る様子を描く。
ミラーズ・リポート
連邦情報官アリス・ミラーの視点からシローの苦悩と08小隊の様子を客観的な視点で描いた劇場版。監督は、本編に演出として参加していた加瀬充子が務める。
ノベライズ
大河内一楼著、杉浦幸次がイラストを担当した小説版。本編よりも戦争の陰惨さをより激しくクローズアップした作風となっており、レイプ・虐殺などの暴力描写が見られる。なお、本作ではキキ・ロジータは…。