概要
ほとんどの作品では敵として登場するが、一部の作品(「2」(「X」)、「3」、「6」)でのファイナルミッションではプレイヤーと協力して戦ってくれる場面もある。また、「3」の一部のコースでは捕虜扱い(氷漬けとなっているが)となっており、助けるとアイテムこそくれないが、感謝の敬礼をしてそのまま去っていく。ミッションコンプリート時にはちゃんと捕虜ボーナスにカウントされる。
「7」では未来のモーデン軍も登場しており、服の色や兵器の色は青くなっている。
兵士個々の能力は大したことではないが、数で攻めたり、戦車等と組むことで多少厄介になる。こちらに気づいていないときは炊事や談笑、もしくはゲームをやっている。
数ある敵の中で唯一「オーバーキル」を起こす。地上にいる状態でハンドガンやヘビーマシンガンなどの弾丸系の武器で倒した時、地面に倒れるまでの間こちらの弾丸を余計に受け止めてしまうため、後ろにいる敵への攻撃がわずかに遅れる事がある。得点が余計に入ることはないが、『6』『7』でいうラッシュブラスターのゲージは上がる。
モーデン軍のモデルはドイツ軍で、シンボルマークもナチス・ドイツのものを参考にしている(「1」では鳥がドクロを掴んでいるシルエット、「2」以降はバツ印)。なお、モーデン軍の使用する兵器の中にはドイツ軍やアメリカ軍の物がモデルとなっている。(戦車に関しては大半がドイツ軍の戦車(一部アメリカ軍の戦車もあり)、戦闘ヘリや戦闘機あるいは爆撃機はアメリカ軍のものがモデル)
ちなみに、兵士の大半が男の男臭い一団であるが、ごく少数ながら女性兵もいる模様。
作中で見ることはないが、その中にはマーズピープルと恋愛を経て結婚した人物も何人か存在している。
モーデン兵
基本としてどんな攻撃でも1発で倒すことが可能だが、戦車や地形を生かして攻められると十分な脅威になる。
1.ノーマル兵
最も出くわす敵兵で、手榴弾もしくはナイフで攻撃してくる。
2.バズーカ兵
ノーマル兵と同じくよく登場する。8方向にM20A1B1スーパー・バズーカを撃ってくるが匍匐タイプとジャンプしながら登場するタイプは前方のみ攻撃してくる。様々な登場の仕方をしてくる(パラシュートでの降下など)
3.シールド兵
盾を持っている兵で、M1911もしくはマチェットで攻撃してくる。盾を破壊すると逃げる。
4.ライフル兵
マウザーKar98Kを構えた兵。遠距離で射撃、接近で出の速い格闘攻撃を出してくる。
5.ビースツ兵
ジャンプ斬りをしてくる兵でモーデン兵の中では一番厄介である。なお、スラッグに乗っていると「1」ではへばりつき攻撃をしてくるが、「2」以降はノーマル兵の挙動に切り替えることが多い。また、一部作品ではジャンプ斬りと手榴弾の両方を行う者もいる。
6.迫撃砲兵
迫撃砲を撃ってくる兵。マップにあらかじめ配置されていて、こちらを正確に狙う迫撃砲を撃ってくる。
7.爆発物取扱い兵
ペンシルロケット、地雷、コロコロ弾で攻撃してくる兵。全ての武器をランダムに使う兵もいれば決まった武器しか使わない兵もいる。特にペンシルロケットが厄介だが地形によってはコロコロ弾も厄介になる。なお、上記の物に加えて手榴弾を投げる者もいる。
8.ガトリング兵
M134を担いだ兵。水平方向に、やや散乱する軌道の弾速の速い弾を3連射する。
9.バイク兵
バイクにに乗っている兵。こちらに向かっては突然バイクを乗り捨てるタイプ、ミサイルを背負って直進してくるタイプ(通称ミッカー・ホーン)、サイドカーからロケットランチャーを撃ってくるタイプがいる。
10.浮き輪兵
うきわで水上に現れ、上に向かってバズーカを撃ってくる兵。「1」と「アドバンス」のみ登場。
11.アクアラング兵
水中装備をしている兵でミサイルもしくは爆雷で攻撃をしてくる。前者は水面から飛び出し、一定の位置でミサイルを放った後水中に消えていき、後者は水中に落ちてきて、こちらが一定まで近づくと自爆し、背中の爆雷から火炎弾を出す。
12.黄色兵
「1」「2」「X」「3」「アドバンス」に登場。黄色の服を着た兵。倒すと武器もしくはアイテムを落としていく。ただし、「アドバンス」のボス戦以外で登場する兵士は何も落とさない。
13.赤兵
「3(一部移植版のみ)」「アドバンス」に登場。「3」ではモーデン兵を操作するミニゲームの主人公として登場。一方、「アドバンス」では普通の敵である。
14.青兵
「4」「アドバンス」に登場。「4」ではアマデウス軍の兵長であり、一部はマシンガンによる銃撃を行う。「アドバンス」では赤兵と同じく普通の敵である。ちなみにスマホゲーに出る正規軍兵士と比べると色は濃い。
モーデン軍の兵器
モーデン軍の使用する兵器(乗り物)は総じて耐久度が高い。戦車は轢かれただけでもミスになる。
4号主力戦車:ギリダ・O(オー)
モーデン軍の主力戦車。曲線を描いて飛ぶ戦車砲を撃ってくる。汎用性が高く、様々な場所で登場する。歩兵との連携攻撃が厄介である。色は緑とジャーマングレーの2色。「5」では砲塔周りに光学照準機のような物が搭載されている。色は濃い緑色。
2号戦車:ジイ・コッカ
ギリダ・Oより大きめの戦車。真っすぐ飛んでいく戦車砲を発射する。これ単体なら問題はないが、他の攻撃が加わると厄介な存在になる。倒しても、乗員がRPG7で攻撃してくることもある。モデルはアメリカ軍のM4シャーマン戦車。色は銀色とカーキ色の2種類。「5」では装甲が分厚くなっている(見た目だが)。色はオリーブドラブ一色。
爆弾ヘリ:P・R・ショーブ
上空から地上にM31爆弾を落として攻撃する。横からTOWミサイルを撃ってくるタイプもある。機首にバルカン砲を積んでいるが、こちらでは攻撃してこない。モデルはアメリカ製のボーイングAH-64アパッチ攻撃ヘリ。
なお赤色のものは「R・R・ショーブ」(設定画にはP・R・ショーブとある)。
2号戦車b型:メルティ・ハニー
前方にトゲのついた盾があり(中には盾なしバージョンもあるが)、これはかなり耐久力が高いが、本体は弱い。追尾機能のあるミサイルを撃つ。色はカーキ色とグレーの2種類。『4』ではこれをモチーフとした乗り物「メタルクロウ」が登場し、盾で敵の攻撃を3回防いだり、追跡ミサイルを撃ったりと、かなり強い。
局地爆撃機:フライング・タラ、イーカ・B
モデルとなったSBDドーントレス。
モーデン軍の主力爆撃機。
フライング・タラは陸上部専用で機体に取り付けた爆弾を宙返りしながら投下する。塗装は緑色。『2』以降に出てくる機体はフライング・タラII。
ストライク・タラというフライング・タラと形状が同じ戦闘機があり、こちらは機体に取り付けたミサイルで攻撃する。
「5」ではこれを参考としたジェット戦闘機がある。
一方のイーカ・Bは海上部専用機で機体に取り付けたミサイルで攻撃する。形状はフライング・タラと同じ。塗装は青色。『2』以降に出てくる機体はイーカ・BII。
モデルはフライング・タラと同じくSBDドーントレス。
3号戦車:ブル・チャン
モデルとなったパンサー戦車
崖の上から戦車砲を撃つ。落下しての押し潰し攻撃もしてくる。潰されると、メタルスラッグでも一撃で破壊されてしまうぐらい凶悪である。『X』ではボスとの連携攻撃が実に厄介な存在でもある。『3』でのミッション3では海底で打ち崩れてなお、機雷で攻撃してくるという渋とさも持っている。
モデルはドイツ軍のパンサー戦車。
5号戦車:アイアン・イソ
モデルとなったキングタイガー戦車
長射程のキャノン砲を撃ってくる。移動は一切しない。モデルはドイツ軍戦車のキングタイガーだと思われる。 「1」と「2」、「4」に登場。色はカーキ色とグレーの2種類。
工作車両:ダラリン・ダラ・ダラ
4号主力戦車:ギリダ・O(オー)をベースに改造されている工作作業用兵器。積んでいる鉄骨らしきものを落としてくる。 「1」のみ登場。
ハイネックNop03型戦車:サルビア
バリケードのような縦長の作りになっており、地面を転がる弾を撃ち出す。足回りは2号戦車:ジイ・コッカのものを流用している。もともとは榴弾を発射する予定だったが、背が高すぎるあまりに発射時の反動をすべて吸収してしまい、むなしく転がるだけになってしまった。「2」から登場。「5」ではコンパクトになった形の物が登場。
余談だがメタルスラッグの特殊弾の『アーマーピアサー』(AP弾と表記される鉄鋼弾)のみの破壊アニメがある、
しかし『アーマーピアサー』自体殆ど出ない上、出たとしてもサルビア自体が居ないこともあり、
殆ど見ることは出来ない。
マクスネルMH-6s軽攻撃ヘリコプター
モデルとなったOH-6
戦闘ヘリで上空から銃撃してくる。5機集まったマクスネル5機編成(編隊)もある。モデルはOH-6(というよりAH-6もしくはMH-6)。尚、5機編成の物は先頭の赤い塗装の機体を倒す事により後続の機体を連鎖的に破壊でき、ボーナス点も加算される。 「5」のは武装と攻撃方法が違う。
ミサイル戦車:M-15Aブラッドレー
曲線を描いて飛ぶミサイル(超短距離対戦車ミサイル)を撃ってくる。「2」から登場。「5」ではデザインを変え(同作のジィ・コッカに類似)、メルティ・ハニーと同じミサイルを撃ってくる。
『4』ではこれをモチーフとした乗り物「ブラッドレー」が登場し、しゃがみながら攻撃ボタンを押すと、真横にミサイルを撃てる。しかも盾兵かせぎができる。が、攻撃食らった直後の無敵時間が無くて、バルカンや直弾を食らうとあっけなく大破する。
こちらもサルビア同様『アーマーピアサー』での破壊アニメがある。
攻撃ジープ:へヴィー・B
ミサイルランチャーを搭載したジープで、もちろんミサイルで攻撃する。ランチャーは破壊可能だが、破壊すると体当たりで攻撃する。
大型トラック:M-3パーストラック
『3』と『4』に登場する、荷台部分に大型の擲弾機のような物を連装した大型トラック。進路を塞ぐように配置され、パラシュート付の爆弾(破壊可能)かモーデン兵を交互に発射する。
爆弾は斬ることができる。
因みに『3D』ではボスとなっている。
本編では影が薄く場合によっては見たことがないという人がいるぐらい地味な兵器だがMSDでは・・・
M34 3tトラック
『2』『X』『3』『4』『5』『6』『3D』で登場。
幌付きの軍用トラックで兵器ではない、モーデン兵を運搬して来る。
幌には大きくモーデン軍の『×』が描かれている。
『5』のプトレマイック・アーミー型は姿が大きく違い、黒い大型のバンになっている。
4tトラック:ランド・シーク
モーデン兵を運搬するハーフトラックで兵器ではない。移動している時に当たれば当たり前だがミスになる。「5」の敵プトレマイック・アーミーが所有している物は通常のトラックで、荷台が上がるという機能がある。
高速ミサイル艇:ジェット・ハンマーヤーン
モーデン軍の水上部が使用するミサイルボートでミサイルで攻撃してくる。なお、『5』では何故か水上を真後ろに進むことができるという謎の機能を持っている。
万能乗員船:ハンマー・ヤン
『1』『3』『4』で登場。モーデン軍の水上部が使用する兵員輸送船。
ロンベルトブルグ市の観光用遊覧船を接収、武装化したもの
船自体に攻撃手段はないが中からモーデン兵らが出撃してくる。
船を破壊するとモーデン兵が出て排水用ポンプで排水しだす、
この状態で放置していくと脱出していくモーデン兵達が見れるが攻撃、又は一定時間経つと沈没する。
スペースタンク
『2』『3』『6』で登場するマーズピープルの技術を用いて作られたと思われる戦車。上半分がダイマンジの様な姿をしている。宇宙空間の飛行も可能と思われるが、使用される前に破壊されるため脱出以外に使われた例がない。車体は2号戦車:ジイ・コッカのものを流用している。
MV-280C
『6』と『7』で登場。停車時にマシンガンで攻撃してくる。
『6』では恐らくエイリアンに憑りつかれた中国兵が運用していたとされているが(モーデン軍のシンボルマークがあるが、ステージにはモーデン兵は一切出てこない)、『7』ではちゃんとモーデン軍が使用していた。
元はへヴィー・Bと同じ車両であり、何も搭載されていない物がAタイプと呼ばれる
モデルはUAZ-469と言うロシア製のJEEPと言われる。
U25U
『3』で登場。何種類かの攻撃を使ってくる。
Uボートをモデルにしたと思われる。
ミニ・サブ 88
『3』『5』で登場。魚雷を放って攻撃してくる。
『3』のモーデン軍型のモデルはデルタ級潜水艦、
『5』のプトレマイック・アーミー型はタイフーン型原子力潜水艦がモデルといわれる。
実はU25U、ミニ・サブ 88は遠隔操作やAI操縦らしい。
因みにレベルアーマーはここでは記載しない。
主なボス兵器
因みに・・・
「4」のテロ組織『アマデウス』なんだが、どうみてもモーデン軍である。
(一応、銃を手元でくるりと回してから射撃する兵士など、モーデン軍と違うキャラもいる)
幹部
デビルリバース・モーデン モーデン軍総司令官
アレン・オニール モーデン軍軍曹