もしかして:IruCa
イルカとは、
動物のイルカ
鯨偶蹄目・クジラ類・ハクジラ亜目に属する海獣のうち比較的小型の種類を総括した呼び名。端的に言ってしまえば小型のクジラ。
漢字表記は「海豚」、英語では「dolphin」。
魚のような体だが、これは類似した暮らし方をする動物は全く違う生き物でも同じような体つきになる「収斂進化」現象による。魚竜も同様の進化をしていたことが知られる。
人慣れしやすい、物覚えがよい、好奇心旺盛なため水族館でよく飼育されている。脳容量が大きく賢いのは事実だが、情報処理に特化した脳の構造であるため現時点で人間と同程度・それ以上だと考えるのは無理がある。当分攻めてくる心配はしなくてよい。(イルカは脳容量そのものは人間よりやや大きく、マッコウクジラに至っては人間の6倍もの大きさ。だがマッコウクジラが人間の6倍賢いかというとかなり疑問で、絶対的な脳の大きさだけでなく体重を占める割合も重要だとも考えられる。クジラもイルカも体重:脳の割合でいうと人間には及ばない。)
それはそれとして「人間より頭よさそう」というイメージは全般に通用するので、前述の通り侵略してきたり、人類を差し置いて二番目に頭がよいとされたり、よくジョークのネタにされる。
頭のいいイメージからかファンタジー的な仮託の対象となることも多いが、獰猛な一面もある生き物であり仲間内での暴力的ないじめや子殺しやネズミイルカ殺しを行ったり、飼育下でも人間に噛み付くなどした例もあるため、むやみにイルカに構ったりするのは危険である。ただし、全ての種類ではなくてハンドウイルカの系統などに多い。また、もとは人懐っこい個体が人間にいじめられて恨み、人間を襲うことになったケースも。
一方、下手したら人間を上回る記憶力、人間をサメから救ったり、自殺しようとした人間を救ったり、クジラを助けたり、など本当に利他をすることが判明してきた。クジラもそうである。また、クジラとイルカは操る言語が人間よりも多いことが判明している。人間が妊娠しているかどうか、お腹の子の性別までも超音波で把握できる。また、フグ毒をわざとらしければ浴びて薬物中毒に近い状態を楽しむ、人間によって家族から引き離されて自殺する、仲間を助ける、違う種類でも弱者は助ける、などなどこれまで以上にクジラとイルカの知能と感情の高度さが判明してきている。インドはクジラとイルカを「第2の人間」と認定した。
一部地域では食用にも供されることがあるが生体濃縮によって水銀を多く含む。
昔の瀬戸内海、東南アジア、モーリタニアなどでは、野生のイルカが魚網からこぼれる魚を目当てに、地元の漁師の漁場に魚を追い込むなどの共存関係が成立している地域が存在する。
イルカの種類
マイルカ科
マイルカ亜科
マイルカ属
- マイルカ
- ハセイルカ
- ネッタイマイルカ
ハンドウイルカ属
スジイルカ属
- スジイルカ
- マダライルカ(アラリイルカ)
- タイセイヨウマダライルカ(カスリイルカ)
- ハシナガイルカ
- クライメンイルカ
サラワクイルカ属
- サラワクイルカ
シワハイルカ属
- シワハイルカ
カマイルカ属
- カマイルカ
- ハナジロカマイルカ
- タイセイヨウカマイルカ
- ハラジロカマイルカ
- ミナミカマイルカ
- ダンダラカマイルカ
セミイルカ属
- セミイルカ
- シロハラセミイルカ
セッパリイルカ亜科
セッパリイルカ属
ウスイロイルカ属
- アフリカウスイロイルカ
- シナウスイロイルカ
- ウスイロイルカ
コビトイルカ属
- コビトイルカ
ゴンドウクジラ亜科
ゴンドウクジラ属
- コビレゴンドウ(ゴンドウクジラ)
- ヒレナガゴンドウ
ハナゴンドウ属
- ハナゴンドウ
カズハゴンドウ属
- カズハゴンドウ
ユメゴンドウ属
- ユメゴンドウ
カワゴンドウ属
- カワゴンドウ
- オーストラリアカワゴンドウ
シャチ亜科
シャチ属
オキゴンドウ属
ネズミイルカ科
ネズミイルカ属
スナメリ属
イシイルカ属
アマゾンカワイルカ科
- アマゾンカワイルカ
- ボリビアカワイルカ
- アラグアイアカワイルカ
ラプラタカワイルカ科
- ラプラタカワイルカ
ヨウスコウカワイルカ科
- ヨウスコウカワイルカ
インドカワイルカ科
- インダスカワイルカ
- ガンジスカワイルカ
イッカク科
イルカをモチーフとしたキャラクター
特撮
その他
余談
「日本で最も呪われた場所」の一つとして有名な沖縄の某所は「イルカの呪い」の噂が絶えない。