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ガサラキの編集履歴

2018-02-07 23:43:24 バージョン

ガサラキ

がさらき

1998年にテレビ東京系列で放映されたサンライズ制作のTVロボットアニメ作品。「二足歩行型ロボット兵器が現実に活躍出来るのはどんな状況か」というテーマに真っ向から挑んだ、リアルロボット路線の挑戦作。

概要

日本の経済に重きをなす「豪和」家は、代々伝わる巨人甲冑「骨嵬」(くがい)の組成を研究応用し、特務自衛隊と共に「タクティカルアーマー(TA)」と言う二足歩行兵器を開発した。「骨嵬」と、それを起動する「餓沙羅の舞」、それを舞う資質を持つ人間「嵬」(かい)の謎を解明すれば、一族に伝わる謎「ガサラキ」を解明出来ると考えられる。

余流能楽継承者である豪和家四男ユウシロウは、「餓沙羅の舞」の実験途中にミハルという名の少女と精神接触をする。ミハルを擁する組織「シンボル」もまたガサラキへの接触実験を行っていた。

物語は「ガサラキ」にまつわる古代からの因縁と、現代におけるTAの戦いおよび政・軍の相克の2重構造で進み、ユウシロウとミハルは両線の中核に関わっている。


各話のサブタイトルに和歌を用いているのが特徴。

サブタイトルは略記を用いられる事が多いが、和歌が正式なものとなっている。


ゲームではアニメ終了後の話が扱われた。


監督は高橋良輔。


登場する兵器

兵器はTAのような二足歩行兵器でオーバーテクノロジーが使用されている点を除けば超兵器は存在していない。

XM8AGSのようなキャンセルされた兵器や架空兵器も登場するが、コンセプトモデルのような実現できていない兵器は登場していない。

TAもまた限定された状況でこそ効果を発揮する兵器であり、正面から戦闘を行えば[対戦車ヘリ]]や主力戦車といった既存の兵器に勝つことが出来ないものとなっており、多くの作品でのロボット兵器とは違う扱いとなっている。

二足歩行兵器に搭載される兵器もEMガンアルムブラスト、ブラストロッド等を除けばエリコン30mm機関砲や75mm低圧砲、50mmグレネードランチャー、ASDIC(投射設置型振動センサー)といった現実的なものとなっている。

使用される弾薬もHEAP、HESHといった現実的なものだが、暴徒鎮圧用の低殺傷弾とはいえ対人に25mm機関砲を使用するなど本来ならオーバーキルとなる火力を用いたり、LOSATのKEM(2004年に開発中止)は加速距離を必要とするが至近距離でも十分な威力を持つなど物語の嘘もある。


タクティカル・アーマー

本作に登場する二足歩行型兵器。豪和が開発したものは「タクティカル・アーマー」、シンボルが開発したものは「メタル・フェイク」と呼ばれるが、兵器としての完成度の違いはあれどどちらも土台となる技術は同じものである。

豪和は「骨嵬」の体組織を複製・培養し、一種の高分子モーターからなる人工筋肉「マイル1」を開発した。これは人体の筋肉・神経と似た学習能力を持っており、使うほどに条件反射を蓄積し、軽い情報処理で敏捷・柔軟な動作を行う事が出来るように成長する。この性質は二足歩行機械の最大の問題である運動情報処理を解決し、TAは有効な機械となった。

TAのオーバーテクノロジーは言い切ればこの人工筋肉のみで、それ以外の武装・装甲・コンピュータなどは基本的に、実在する兵器技術と同レベルのものである。

兵器としては、障害物に強く狭い場所でも非常に柔軟に動作出来る、歩兵の拡大版として投入される。その本領は都市における拠点での攻防にあり、市街地での近距離戦においては無敵を誇る。反面、不安定な二足歩行と見つかりやすさ・火力の限界から、広々とした場所での撃ち合いは苦手である。また、大規模な爆撃に無力な点も歩兵と大差ない。

そもそもTAの開発目的は別の所にあり、上に記した兵器としての効果は副次的な産物、あるいは真の目的の為に持たせているにすぎない。


関連タグ

メカ ロボット 装甲騎兵ボトムズ コードギアス 高橋良輔 出渕裕

タクティカルアーマーTA) 骨嵬 雷電 震電 イシュタル

ユウシロウ ミハル

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