- ゲーム『悪魔城ドラキュラ』シリーズの登場人物、アルカード。こちらの人物に関して説明する。
- (同じくコナミの)カードゲーム『遊戯王OCG』のモンスターカード→ゴーストリック・アルカード
- BLAZBLUEの登場人物→レイチェル=アルカード
- ネットRPG『エミルクロニクルオンライン』のキャラクター→アルカード・ロア
- 『マスターモスキートン』の登場人物→アルカード・フォン・モスキートン(pxivタグは「モスキートン」)
- もしかしてあの旦那→アーカード
- 偶然で若干違うけどもしかして→アルクェイド・ブリュンスタッド
その他にも様々な人名でも使用されている。
概要
CV:置鮎龍太郎(「月下の夜想曲」「蒼月の十字架」「Harmony of Despair」)、宮野真守(「ジャッジメント」)、リチャード・マッデン(「宿命の魔鏡」)、声優不明(「パチスロ悪魔城ドラキュラIII」)、田中太郎(「オレカバトル」(悪魔城ドラキュラシリーズではない))
悪魔城ドラキュラシリーズに登場するキャラクター。
ドラキュラの息子で本名は『アドリアン・ファーレンハイツ・ツェペシュ』。『月下の夜想曲』では主人公、『悪魔城伝説』(アルカード初登場作品)や『蒼月の十字架』『ジャッジメント』『Harmony of Despair』『宿命の魔鏡』ではプレイヤーキャラの一人、その他の作品(後述)では登場キャラクターの一人として登場する。
作品ごとの特徴
悪魔城伝説のアルカード
(一番右。)
(右下。)
初登場作品。主人公ラルフのパートナーキャラの一人で、ステージボスでもある。黒髪短髪オールバックと黒マント服に身を包むというドラキュラの典型なデザイン。
元は人間で、邪神崇拝により悪魔に心と体を売り払い悪魔そのものとなった父ドラキュラに反発していたが、父に悪魔との契約を強要され、自分の体を人間の体ではなくされるに至り、ついに耐えかねて父の悪事を打倒し暗黒と殺戮の地と化した国をもとの美しい国土に戻すため、父との戦いを決意。悪魔の洗礼を受けたのでコウモリ変身などの特殊能力を身につけている。
1人では悪魔そのものな父に敵わないため、地下道の奥に身を潜めて父を滅す同じ目的の強い同志を探す。
ラルフより頭1つ分くらい背が高いぶん当たり判定も若干大きく、メイン攻撃のショット弾(前方3方向に発射する)は射程がラルフの鞭よりは長いものの威力、連射性、軌道(身体の中心、腰辺りからまっすぐ発射される)共に微妙な使い勝手であり、パワーアップして3方向に発射できるまでは楽にいかない。なぜか階段上では攻撃できないという謎仕様だった。
固有能力としてコウモリに変身して飛べるが、変身中はハートを消費する。サブウェポンは最少の時計1つのみであり、他のパートナーキャラの投げナイフと斧で壁と天井を移動できるグラントや強力な魔法攻撃ができるサイファと比べると見劣りし、アルカードルートのステージは他より難しめなため、上級者またはマゾプレイ向けと言える。
月下の夜想曲以後のアルカード
月下の夜想曲での設定からドラキュラ伯爵と人間リサとの間に生まれた息子となった。父は暗黒世界の魔王として恐れられる畏怖の対象であるが、人間の血が半分流れている事(半吸血鬼)と母が最後に残した遺言から、割と人間に理解がある。吸血鬼特有の邪悪な意思や弱点がある程度無いが(血を吸う描写はないが不老、日光を浴びてもノーダメージetc)、死んでしまうと人間の部分が消えて吸血鬼の邪悪な部分だけが残ってしまうので死ねない。人間に反旗を翻した父を倒す(救済する)ために、ヴァンパイアハンター達と協力関係にある。
悪魔城伝説発売から8年後(作中年月では約300年後)、新たに主人公となって、悪魔城の復活を察知した彼は、ゆるいウェーブのかかった金髪(かなり薄いため人によっては白髪、銀髪とも)と貴族風の衣装に漆黒のマントに身を包んだイケメンの青年に変わって帰ってきた。
ゲームジャンル自体もアクションRPGに変わり難易度も下がったゲームシステムの仕様上から非常に強くなっており、ヴァルマンウェ二刀流とか親父の力で親父を撃破とか攻撃と防御と回復を一気に行う手段があったりとか、やりたい放題の様相を見せてくれる。デス様が装備を取り上げるわけである(裏技で回避できるが)。水に浸かると体力が時間経過で減少するが、アイテムのホーリーシンボル(どう見てもシュノーケルなのだが)を取ればノーダメージ。
月下の夜想曲で父を倒した後の動向は不明だが、暁月の円舞曲と蒼月の十字架で、ドラキュラの生まれ変わりである来須蒼真の監視役として再び登場。この時は黒髪長髪で漆黒のスーツに身を包んだ『有角幻也(ありかどげんや)』と名乗っている(どう見てもバレバレだが)。蒼月のおまけモードで再びプレイヤーキャラに返り咲くが、月下版のチートクラスな攻撃方法はない。その代わりに武器攻撃で壁の裏に回りこむ事が可能になった。
ジャッジメントのアルカード
ストーリーモードにて、最初から選択可能な対戦アクションゲームのキャラクターの一人。
設定としては月下の夜想曲以降(なおかつドラキュラ完全消滅以前)からの参戦。
銀髪ストレートに、鎧を思わせる衣服が特徴。
漆黒たる前奏曲のアルカード
デザインは月下の夜想曲版に近いが、肌が青白いのが特徴。
主人公ソニア・ベルモンドと知り合いであり、ソニアとのボス戦でまるで恋人同士のような会話イベントもある(いつそんな関係になったのかは不明)。本作はマルチエンディング方式であるが、隠しエンディングでは後にソニアはベルモンドと闇の血脈を継ぐ子を生んだ、となる。この子やその父親の名前は出ないので不明。
なお、後にジャッジメント時のインタビューでプロデューサーとなったIGA氏は「パラレルワールドという解釈でいいと思う」として扱っている(但しこの作品にIGA氏は関わっていない。IGA氏は東京開発部署であるがこれは名古屋開発部署で開発された)。
宿命の魔鏡のアルカード
主人公の一人として、ゲーム途中に登場する。
元は人間のトレバー・ベルモンドとして、父ドラキュラ(ガブリエル、母はマリー)を倒そうと戦いを挑むが敗れる。父により吸血鬼となって復活した後はアルカードと名乗り、よくもこんな体にしたなとなおも悪に染まった父を倒すことを目指す。
白髪長髪で漆黒の服に身を包み、月下の夜想曲版を思わせるが、今作は新章悪魔城ドラキュラとして作られたので基本的に旧作設定と同じ世界ではない。武器は暗黒の鞭・ダークペインとなっている。
Harmony of Despairでのアルカード
「Harmony_of_Despair」でのキャラクター紹介までは、公式でダンピールだと言われた事は無かった(一部のゲーム雑誌などの紹介欄では記載されていた事はあった)。
初期から操作可能キャラクターとして登場。装備依存型キャラ。
各能力は概ね月下仕様だが他キャラとの差別化を図れるよう調整されている。
武器・防具はステージ中の宝箱やドロップで入手またはショップで購入するなどで揃えられる。MPを上げる装備は全操作キャラの中で最も少ない。
武器は右手と左手の2ヶ所に装備出来、盾を装備する事や二刀流装備も可能。コマンド入力で特殊攻撃可能な武器もある。
パーソナルスキルは無敵状態になる霧に短時間だが変身。いざと言う時の緊急回避に使える。ほんの僅かだが移動も可能。
様々な暗黒魔法や吸血鬼としての能力を持っており、これらを駆使してステージ攻略を有利に進められる。各魔法はドロップする事で使えるようになり、同じものをドロップする事で威力・性能が強化される。
スライディングは狼に変身してから行い、急降下キックは真下を蹴れない等クセが強い。長身なので喰らい判定がやや大きめ。
パチスロ悪魔城ドラキュラIIIのアルカード
パチスロなので液晶演出での登場。今作は悪魔城伝説をベースとしており、ストーリー文も悪魔城伝説の説明書のストーリー紹介文と同じものが採用されているが、アルカードの外見姿は悪魔城伝説版ではなく月下の夜想曲版に限りなく近くなっている。
オレカバトルのアルカード
悪魔城ドラキュラシリーズではなく、コナミのカードゲーム。
第一章「魔海の神殿」最初期から登場。以降、コナミ作品を原作とするキャラクターが次々と実装されるようになる。
月下の夜想曲での姿に近いが、マント(形状や裏地の色)と獣耳風の前髪に特徴がある。瞳孔も猫のような縦長である。
第一章の間に限り、タイトル画面やアドバタイズ画面にも登場していた。
特に後者では本来主人公がやるべきカード成長の説明を担当している。
海外アニメ「悪魔城ドラキュラ―キャッスルヴァニア―」のアルカード
ストーリーは悪魔城伝説をベースとしているが、アルカードの外見は月下の夜想曲基準の美青年。
日本語吹き替えを担当しているのは三木眞一郎。
また、長年アルカード役を演じた置鮎龍太郎は今作に登場するトレバー・ベルモンドの吹き替えを担当しており、本人も驚愕のコメントを残している。
余談
悪魔城ドラキュラシリーズの中でもパロディ番外編的作品である「悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん」の主人公ドラキュラくんは、白髪・おつきが死神さん・ドラキュラの息子で火弾がメイン攻撃・コウモリへの変身が可能ということからアルカードとの共通点が多い。さらに、オレカバトルではドラキュラくんに酷似したキャラクターが「アルカ」名義かつアルカードの進化前の形態として登場する。
しかし、あくまでシリーズ番外編のコミカルキャラであり同一人物であるのか関係性は明言されていない。
しかし、この作品のラスボス「ガラモス」は月下の夜想曲の隠しボスとしても登場していたりする。
関連イラスト
関連タグ
悪魔城ドラキュラ 悪魔城伝説 月下の夜想曲 漆黒たる前奏曲 暁月の円舞曲 蒼月の十字架 ジャッジメント Harmony_of_Despair 宿命の魔鏡
ラルフ・ベルモンド リヒター・ベルモンド ユリウス・ベルモンド ソニア・ベルモンド マリア・ラーネッド ガブリエル・ベルモンド 来須蒼真 サイファ・ヴェルナンデス トレバー・ベルモンド
悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん ドラキュラくん ガラモス
ヴラド三世(Fate):他作品における中の人ネタ。