貧乏神とは、取り憑かれると金運が無くなってしまうという神である。
概要
人に災厄をもたらす悪神の一種とされる。
その名の通り、人や家に取り憑いてその財産を食いつぶし、さらに金運そのものも追い払ってしまう。
痩せこけたみすぼらしい身なりの男して描かれることがほとんどであるが、近年では太った姿(桃太郎伝説および桃太郎電鉄シリーズ)、可愛げのある描かれ方(おじゃる丸の貧ちゃん)、女性(貧乏神が!)として描かれるようにもなった。手には団扇を持っている事も。
古い文献には、貧乏にするには飽き足らず、骨も残さずしゃぶりつく悪魔のような存在とされたり、逆に貧乏神を嫌わずに恭しく扱えば福の神のように幸運を運んでくれるとされる。
実際、数は少ないが「貧乏神神社」という貧乏神を祭神とする社は存在し、一説には末社の福の神よりも数倍強いパワーを持っているとさえいわれている。
金遣いの荒い者や金をせびりに来る者、また一緒にいると浪費や金運の低下を招いてしまうような人物の例えともされる。