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愛のプリキュア!キュアマシェリ!
概要
『HUGっと!プリキュア』に登場する愛崎えみるが変身するプリキュア。
シリーズ通算3人目の小学生プリキュアであり、小学生プリキュア初の人間界出身の一般人である。
もう一人の追加キュア・キュアアムールと共に二人同時変身し登場した。追加キュアが2人いっぺんに加入するのは初の試み。
変身時のキメ台詞がキュアアムールと全く同じだが、これは二人同時に台詞を言うため。マシェリとアムールは完全に「二人一組」として扱われているプリキュアなのである。(ただし、初代作やS☆Sのように「二人揃わないと変身できない」とまでは明言されていない)
間をおいて合計2人入るのはハートキャッチプリキュア!、スイートプリキュア♪、ハピネスチャージプリキュア!で前例があり、ハートキャッチとハピネスチャージは追加戦士が地球出身という共通点がある。スイートとは共に異世界出身だが、人間と亜人の組み合わせという点が共通している。
登場自体は同時なのだが、公式から提供される全てのメディアにおいて「キュアマシェリ&キュアアムール」とマシェリの方が必ず先に表記されるため、マシェリが4人目、アムールが5人目として扱われる。
名前の『マシェリ(ma chérie)』はフランス語で(女性に対して)最愛の人を意味している。
1971年にリリースされたフランスの大ヒット曲ミッシェル・ポルナレフの「Tout tout pour ma chérie(シェリーに口づけ)」で聞いた事が有る大きいお友達も多いのでは?資生堂のシャンプーブランドや下手するとレミーのサマーの由来の方が通りがいいのかもしれない。
追加キュアは登場から1ヶ月くらいは(玩具販促のために)既存メンバーを圧倒する強力な戦士として演出されることが多いが、キュアマシェリおよびキュアアムールはそのようなチート感には乏しい。
そもそもデビュー戦が通常のオシマイダー相手、キュアエールは病み上がりでキュアアンジュとキュアエトワールは私用で不在、とプリキュア側にピンチの要因があったため、従来のような初登場補正は皆無に等しい。
その後も戦闘での強さとしては初期の3人と大差はなく、第23話では実質5人での初戦闘回にもかかわらず変身解除されている。
しかし登場直後の彼女達2人は歌唱シーンが数多く挿入されており、その点で初期メンバーと明確な差別化がされている。
外見
ベース色は赤で、サブカラーに白と紫が使われている。これは衣装全体のデザインも含めキュアアムールとの対比になっている。
初登場時の演出がライブステージ風であったことから見ても、アイドル衣装がモチーフであるようだ。
初期メンバー3人ではあえて避けられていた「フリルとリボンをふんだんにあしらう」と言うプリキュア定番要素が強く押し出されている、
一方、腰部分で背中側の布の裾が長くなっているところは初期メンバー3人と共通する特徴である。
なんと言っても最大の特徴は、キュアアムールより頭ひとつ分は低い小柄なボディを補う大ボリュームのクリーム色のツインテールだろう。何気に赤キュアで赤系以外の髪色は初。
厚底ブーツを履いているため、メイクや上記の髪型と相まって変身前のえみるより大人っぽくなった印象を受ける。
持ち技
ハート・ソング
プリハートを使用する初期技。
「Are you ready?」と唱えながらプリハートを構え「フレフレ! ハート・ソング」の掛け声で赤いハートを発射する。
キュアアムールの持ち技「ハート・ダンス」と合わせて放つことでオシマイダーを浄化可能。
マシェリポップン
ツインラブギターをマシェリバズーカとして用いる補助技。
赤色のハートの上をジャンプして大きな赤いハートを作った後、対象に向かって攻撃する。
愛のプリキュア
今回のプリキュアは、「子供を守るお母さん」をテーマとしているが、追加キュア2人は、「負の面を乗り越え、子供に誠の愛を伝える真のプリキュアとなる」というテーマを担っているという見方もある。
これによると彼女のテーマは、「過保護な母親」「過干渉な母親」となり、特性が(不安型愛着障害(不安性愛着障害)と多くの点で一致している。
これらの特徴は、
・親や家族が厳格だったり神経質、精神不安定だったりする場合が多い(幼少期に両親の離婚、親に捨てられるといった経験をした方などにも見られる)
・人一倍不安を感じやすいため、他人の痛みにも非常に敏感
・しかし不安が強すぎる余り、問題に対し適切な行動がとれない
・一度仲良くなると、過剰なまでに親しげに接する
・人との接し方は過剰に自分の意のままにしようとするのか、見捨てられたくないため他人に合わせすぎるのかの二極化しやすい
・芸術家、作家、演出家、革新的な発明家など物を創造する職業の者がこの特徴を持っていることが多い
と、偶然にしては彼女の特徴そのものと言える。
それがルールーという心を許せる盟友、兄との和解、自分を愛し、他人を愛することを学んだことにより、スタートラインにようやく立てたということである。
但し、ネガティブな面を持つもののアスパワワの量は豊富なようで、まだ本物のプリキュアではなかった頃に「けっこうプリキュア」と判定されている。素の力では全く敵わないルールーとコンビを組める要因ともいえる。
はぐたんがキュアマシェリ?
キュアマシェリは本編に登場するよりも一ヶ月も前に、公式サイトでその存在が告知されていた。その時点では誰が変身者かは明かさず「登場をお楽しみに」と言う扱いだった。
追加戦士の登場自体は結構前から告知はするがその正体は言わずに子供の期待を煽ると言うのはプリキュアシリーズではいつものことなのだが、実はキュアマシェリの名前だけは一部の大友には放映直後から知られていた。
なぜなら、プリハートの玩具にキュアマシェリとキュアアムールの音声があり、それを引っこ抜いた動画がすでに拡散されていたからである。まあ、玩具ネタバレ自体はプリキュアシリーズでは毎年のことであるが。
そして、その音声の担当声優からどのキャラがプリキュアになるかを予想しようという試みが毎年と同じく行われる。
キュアアムールについては田村ゆかりがルールー役で第一話から登場していたこともあってすぐにわかったが、マシェリの声の方はどう言う訳か「はぐたん役の多田このみ」と言う説がまるで事実であるかのように拡散した。
はぐたんは元プリキュアではないかと言う疑念は第1話時点からずっと本編で醸し出していたのもこの仮説を補強していた。
一時期は、グーグル検索で「はぐたん」と入力すると予測変換に「キュアマシェリ」と出てきたくらいである。
さすがにえみるが本編に登場してからは、マシェリの変身者ははぐたんと推測する人は少なくなったが、今年は15周年記念として過去作とのコラボが多く、それをきっかけに本作の一部だけ視聴もしくは途中から視聴している層もそれなりにおり、SNSやまとめサイトで知った「はぐたんがキュアマシェリ」という誤情報が更新されないまま本編を視聴して混乱した人も一部にいたようだ。
ちなみにはぐたんは元プリキュアという疑惑については、40話でようやく判明した。
余談
完全な余談だが、本作のプリキュアの変身後で唯一胸の膨らみが確認できない。
関連タグ
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