概要
炎のビーストスピリットによって進化したハイブリッド体デジモン。ハイブリッド体なので強さが変動することが多々あり、厳密な実力の分類はできないが、各媒体における情報を基にすると、ヴリトラモンは完全体~究極体レベルのデータを持っていると思われる。
必殺技は「フレイムストーム」、得意技は「コロナブラスター」。これらの技は、エンシェントグレイモンの技の系統を受け継いだものになっている。
エンシェントグレイモンのパーツが入れ替わった姿をしており、本来の十闘士の姿を人型に当てはめたという点では、ハイブリッド体全体にても最も自然な姿かもしれない。
モチーフやプロポーション的には俗に言うガルーダに近く、デジモンに詳しくない人に「こっちがガルダモン」だと言っても納得してしまうかのようなデザインである(どちらの「種族」もインド神話にてはライバルや天敵に近い間柄)。口縁や頭部、翼なども鳥ぽいのも余計にそうさせているのかもしれない。
ちなみに、ヴリトラモンの次の進化系は、名前がガルダモンにそっくりさんである。
- 「グレイモン系統&バードラモン系統の組み合わせ」は、メタルグレイモン(XW)同様に、古参のファンに訴えるものがある(かもしれない)。
名前について
ヴリ「ドラ」モンではないが、これはこれで一貫性がある。何だかんだ龍だし。
だがしかし、聖なる龍と言っても過言ではないエンシェントグレイモンの破片が、神レベルで最強の存在とはいえ著名な悪竜の名を冠するというのはどういうことか(ヴリトラモンの英語名は「バーニング・グレイモン」なので、あちらの方が一貫性がある)。
活躍
デジモンフロンティア
神原拓也が進化した姿。
最初の進化の際になったのは、厳密に言えば暴走であり、2代目以外は歴代主人公伝統の闇堕ちはしていなが、ビーストスピリットの野性の本能に振り回されて暴走してしまった。この時、氷見友樹の励ましによってスピリットの制御に成功した。一応、(大人の事情もあるが)この両者のつながりは後年の作品のオールスター合戦にて活かされている(気付いた視聴者などいたら逆にスゴいレベルの演出だが)。
凄まじいパワーを発揮し、同じビースト型のギガスモンも圧倒した。
進化バンクでの「ガキンッ」が特徴的なロックされたアゴは、実はちゃんと開く(OPや暴走シーンなどで見られる)。また、進化バンク時の吠え声は、他作品でサメの声に使われることもある音声と同様のものである。