概要
主にゲーム関連において、一撃でも敵の攻撃が当たると即座に死ぬという縛りプレイの一種。
命名者はかつてニコニコ動画でゲームプレイ動画を配信していたおっくMAN氏。
名前の由来はかつて即死ゲーとしてブレイクしたフラッシュゲーム「人生オワタの大冒険」から。
オワタ式が採用されるジャンルは主にアクションやシューティングだが、最近では音ゲーやローグライク系RPGにもこの傾向が見られる。
この縛りプレイが流行り出した当初はエミュレーターの改造機能などでプレイヤーの体力(または残機)を1にするのが主だったが、現在では公式側が正式にゲームの難易度をオワタ式に出来る設定をゲーム内に実装している事も多い。
「一度でも攻撃を食らえば即アウト」という一見無理ゲーにも思えるこの難易度をクリアしようと挑戦する猛者は数知れず、さらにこの道を極めた者の中にはあらゆる装備・強化を一切付けないという縛りを設けたり、さらには敵やトラップの動きを倍速にするという無謀にも程がある領域を達成せんとする廃ゲーマー達の姿も。
オワタ式の一例
アクション
- 全般
両者とも、当初は改造などで残り体力や残機を1にして挑むというのが主流だったが、近年のシリーズでは公式側が用意したチャレンジモード等で自機の体力が1に設定されたり、体力を減らさずとも即死トラップを大量に設置する事でオワタ式と同様のスリルを味わえるようになっている。
また、スーパーマリオメーカーなどプレイヤー側がステージエディットをできる作品でも、意図的にオワタ式難易度のステージを作り出す事が可能。
- デビルメイクライシリーズ
3以降から実装された難易度「Heaven or Hell」及び「Hell and Hell」。
Heaven or Hellでは自分だけでなく敵も攻撃を一度でも受けると即死するという双方がオワタ式になるという特殊な難易度となる。
そしてHell and Hellでは、敵の強さはそのままで自分は一撃でも攻撃を受けると死亡するという完全なオワタ式。ただし、救済措置として最初から復活アイテムのゴールドオーブを所持している。
RPG
弱点以外の攻撃を全て無効化するという強力な専用特性「ふしぎなまもり」を持っている代わりにどんな育成の仕方をしても最大HPが1に固定されることでゲームバランスを保っている、現時点で唯一のオワタ式ポケモン。
敵の攻撃を必ず受けなければならないターン制のRPGでは極めて珍しい設定であり、手持ちの技や特性で攻略できない場合は最悪詰む一方で「まきびし」系の技を撒かれていた場合は登場した直後に死ぬ可能性もあるという、敵にもプレイヤーにも相性ゲーを強制するリスキーなポケモンである。
音ゲー
- 太鼓の達人シリーズ
家庭用にのみ実装されている難易度「かんぺき」では、一度でも不可を出すと曲が終了してノルマ失敗となる。
二人プレイでは片方が不可を出しても失敗になり、一人プレイ時よりも難易度が跳ね上がる。