CV:篠原恵美
概要
ザンスカール帝国を統べる女王にして、マリア教団の開祖。クロノクル・アシャーは実の弟。シャクティ・カリンの実の母親でもある。
「聖母」と称される温厚で慈愛深い性格に卓越したサイキッカーでもあり、国民からはほとんど崇拝に近いほどの絶大な支持を得ている。
上述の通りザンスカール帝国の最高指導者ではあるものの、実際には首相フォンセ・カガチに傀儡として擁立された象徴君主に過ぎず、実務的な権力は一切有していない。
来歴
女王になる前はサイド1アルバニアンに在住し、しがない占い師(小説では売春もやっていた)で食い繋ぐだけの貧しい民間人に過ぎなかったがある時サイキッカーとしての能力に目覚め神がかり的な占いを見せるようになり、更にはその能力で病人や怪我人を治療したりした事で一転して有名人となる。
更に、これが作中の荒廃寸前の不安定な世情も重なり、次第に自身を慕う周囲の人々から「聖母」として崇められるようになり、マリア自身もこれに応えるように行動したことから、住んでいたコロニーでマリアを中心とする「マリアの光の教団」が結成されるほどの影響力を得るに至る。
このマリアの能力と影響力に目を付けたフォンセ・カガチの支援と擁立によって、ザンスカール帝国の女王に即位し、母性の尊重を説きつつ争いのない世界を目指すことを決意する。
以降ギロチンなどカガチの非道なやり方は認めなかったものの、すでに彼女にそれを止めるすべは持ち得ていなかった。
また生まれた娘であるシャクティをカガチに利用されないようにと地球へ下ろしていた。
終盤にはエンジェル・ハイロゥを利用した人類統合を目指すも、その行いはカガチたちをはじめとしたゆがんだ野心家たちの道具にしかならず、自身もその道具に過ぎないことに気が付く。
そしてウッソ・エヴィンとサイキッカー同士の交信でマリアの真意を知り、それに気づいて人質としたタシロ・ヴァゴによって射殺される。
遺体はタシロもろともV2ガンダムのビームサーベルでブリッジごと薙ぎ払われ消滅した。
関連タグ
機動戦士Vガンダム クロノクル・アシャー シャクティ・カリン
エギーユ・デラーズ:部下の裏切りで死亡した指導者繋がり。