1979年の冬頃に語られるようになり、特に夏にかけて日本を席巻し、全国の小中学生を恐怖に陥れた。パトカー出動騒ぎや集団下校が行われるなど社会問題にまで発展したが、8月に入ると急速に沈静化した。
メリーさんと同じく階級は都市伝説なのでその辺の霊より遙かに強い。
概要
夜、外を歩いているとマスクをした若い女性が「ねぇ、私綺麗?」と聞いてくる。そこで「綺麗」と答えるとマスクを外し耳元まで裂けた口を見せ「…これでも?」ギャーーーー怖い!!ってなる。
「綺麗じゃない」と言うと殺される。
この辺りまではどこの地域でもほぼ一貫しているが、彼女が何故このようなことになったのかという理由は様々である。
また、実は口裂け女には姉妹がいるというパターンも存在する。
性格
上記の事から自身の顔に絶対的な自信があり、貶されるとキレる。
ただ、「綺麗」と何度も言われるとデレデレしてくるので一種のツンデレとも言えない事もない。
こうした性質は「濡れ女子」(ぬれおなご)と言う日本の妖怪と共通する。何か関係があるのかも知れない。
ちなみに口裂け女が流行る2,3年ほど前、広島で「整形オバケ」という噂が流れた。長髪で顔半分を隠して、「私、きれい?」と尋ね「きれい」と答えると「これでも?」と言って長髪をどけ、ケロイドだらけの顔を見せて追いかけてくるというもの。これが起源と言う説があるが、口裂け女発祥の地は岐阜である。
対処法
1.聞かれても無視をする。
2.甘い声で「綺麗だよ」とずっと言い続ける。
4.うまい事メリーさんと会わせる。
5.べっこう飴を差し出すと悪さをしない。或いはべっこう飴を嫌って逃げるとも。
6.「ポマード」と三回唱える。
7.顔を見せられた時に「まあまあです」と答えるとしばらくたじろぐため、いきなり襲われずにすむ。
8.「綺麗です」と答えると家の近くまでついてきてしまい、家の一歩手前で殺されてしまうケースもある。
ただし上記の対処法はあくまで一例。全国的に有名になったため、地方によって伝えられる対処法が全く異なる場合がある。