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キハ110系の編集履歴

2020-02-01 23:25:51 バージョン

キハ110系

きはひゃくじゅっけい

キハ110系は、JR東日本が1990年から新製・投入した一般形気動車。

概要

地方線区における老朽車両の置換とサービス改善、速度向上等を目的として設計された。


同時期に投入されたキハ100系キハ100キハ101)が車体長16~17mと比較的小型であるのに対し、キハ110系(キハ110・キハ111・キハ112)は20m級で従来の国鉄形気動車と同程度の車体長となっている。3形式の区別は以下の通り。


  • キハ110形:両運転台車・トイレあり
  • キハ111形:片運転台車・トイレあり
  • キハ112形:片運転台車・トイレなし

0番台は急行陸中(盛岡駅~釜石駅・宮古駅間、釜石線山田線経由)用に製造された。優等列車に使用するため回転クロスシートを装備しているが、パイプ状のスカートなど外観でもその後の量産車とは異なる面がある。新製時から急行陸中→快速はまゆりに使用されており、2007年からは快速南三陸(仙台駅~気仙沼駅間)の指定席車にも使用されている。


300番台は田沢湖線の秋田新幹線工事期間中の迂回列車である特急「秋田リレー」(北上駅~秋田駅間、北上線経由)用に新製された。1997年の秋田新幹線開業に伴う同列車運転終了後は普通列車用である200番台に編入改造されている。


一般形200番台の座席は、一般には喜ばれるクッションの多い柔らかめのものであるが、人体へのホールドは実はかなり悪く、長時間乗車をすると腰を痛めたり筋肉痛を誘発するなど、実際にはE231系以降と比較してあまり好ましい設計ではない。


JR北海道のキハ150形とは設計的に大部分を流用しており、劣悪な座席も含め似通った部分が多い。


改造車

2013年に運行開始したレストラン列車東北エモーション」(TOHOKU EMOTION)用としてキハ110・キハ111・キハ112が1両ずつ改造されて700番台を名乗ったが、このうちキハ112は駆動用エンジンをサービス電源用に転用した「制御食堂車キクシ112という珍形式を名乗る事となった。


2015年には飯山線の観光列車「おいこっと」(「OYKOT」。「TOKYO」の逆読み)の専用車として、元300番台のキハ110-235・236(313・314)号車の2両が再改造された。車番の変更は行われていない。


2017年には小海線の観光列車「HIGH RAIL 1375」用にキハ110-108号車が改造され、キハ112-711号車へ改番(710番台)。キハ100-29号車改造のキハ103-711号車と半固定編成を組んで2両編成で運用されている。この編成が登場するまではキハ100系とキハ110系の併結が実現しなかった。


関連イラスト

キハ110系


関連タグ

キハE200形 キハE120形 キハE130系 JR東日本 気動車 ディーゼルカー キハ150形

運用路線

花輪線 釜石線 山田線 岩泉線 東北本線 気仙沼線

陸羽東線 陸羽西線 羽越本線 米坂線 磐越西線 磐越東線

八高線 飯山線 小海線 石巻線 仙石線

運用列車

陸中 はまゆり 南三陸 リアス 八幡平

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