概要
最終ボスであるアヌビスと対をなす、最強のオービタルフレーム。
名前はエジプト神話における知恵と学芸の神トートの古代エジプト語での発音に由来する。
フレームランナーは、『Z.O.E』ではレオ・ステンバック、『ANUBIS』ではディンゴ・イーグリットが務める。
木星圏のコロニー、アンティリアで開発中だった新型機であり、兄弟機であるアヌビスはアンティリアに攻め込んできたバフラム軍に奪取されたが、ジェフティは難を逃れた。
アヌビス同様に従来の兵器に比べて圧倒的なパワーと機動性を持ち、戦闘支援AI「ADA」を搭載されたバランスのとれた機体である。
アヌビスと共にアーマーン始動のためのキーとして設計された機体でもあり、軍事要塞アーマーンを始動させることも止めることも、この2機にしか行えない仕組みになっている。それを知った連合宇宙軍の特務艦であるアトランティス号のメンバーによって、ADAの基幹プログラムには「アーマーンへの侵入及び、自爆による破壊」という命令が入力されている。
(オービタルフレーム全般に言えることだが、)股間に大きく突き出たコクピットが印象的。
右腕にビームガン兼用の折り畳み式エネルギーソード「パドルブレード」、左腕にエネルギーシールド、湾曲して敵を追撃するレーザー「ホーミングランス」、腰部の3基の分離型兵器「ウィスプ」などの各種兵装を装備する。
武器弾薬の格納庫としてベクタートラップ機能を持ち、アヌビス同様にウーレンベック・カタパルトを利用した亜光速移動「ゼロシフト」も搭載されており、これこそがジェフティがオービタルフレーム最強と呼ばれる要因である。しかし発動プログラムを着床させる直前にバフラム軍がアンティリアを襲撃したため、『Z.O.E』ではこのゼロシフトは使用できず、『ANUBIS』の終盤で入手した発動プログラムをシステムに着床させ初めて使用可能となった。
Z.O.E世界の既存最強の兵器LEVは劇中時代の戦闘機に迫る程の機動性・速力を持ち、各種兵装を装備する汎用性を持った兵器(AX2001/7、10/特別号)であるが
オービタルフレーム(OF)という機種は
メタトロン関連技術が随所に用いられており、全ての面でLEVの10倍以上の能力を持ち、従来の兵器では考えられない速度、機動性、出力、さらに慣性を無視した能力等(幾何学的、直角的な動き、最高速から瞬間停止、スラスターを使用せず空中静止する等)を実現している。
実際にLEVであるファントマと無人量産型OFであるラプターを比較した場合50倍の戦力比較となる。実際に5000機のファントマで200機のラプター相手でさえ押されてしまうほど。最新鋭のファントマⅡですらラプターの前では遥かに見劣りしてしうまレベル。
ジェフティはそのオービタルフレームの中でも最強の二機の内の一機であり
ZOEシリーズの各種資料・描写から分かる範囲では
大気圏内では音速を遥かに超える速力を持ち、地表から大気圏離脱を瞬時に行い宇宙空間では月から地球まで数十秒、数分程度で辿り着くOF(AX2001/7,10/特集、特別号)
ジェフティは上記の性能のLEVが日を費やす距離を瞬時に跳ぶ程(NTA Vol.15)
時速40万kmから更に加速した状態で宇宙から海面に激突しても無傷。
上記のこれらを軽く超える性能を持ち、更に
OFの数万倍の質量を持ち、OFと同速度で運行する巨大列車を椀部で受け止め一瞬動きを止め
バーストショット(バースト攻撃はOFの空間障壁や次元を破壊する事が可能 AX2001/7,10/特集、特別号)は膨大なメタトロンを利用し超巨大な恒星を消滅させる砲撃が可能の要塞の数%の威力を持ち(AX2001/10/特集、特別号)
バーストショット以上の威力を持ち、質量断層面さえも破砕するベクターキャノンを発射する
更に亜光速移動能力を使用しての戦闘を(事実上の瞬間移動)するなどハイスペックを誇る。
これらはジェフティ本来の性能だが、「本当の姿」での話ではない。
カラーリングの解釈が各媒体で大きく異なるのも特徴で、『Z.O.E』では青と銅色を中心とした濃いカラーリングであったが、『ANUBIS』においては薄い青(もしくはグレー)と金という配色になっている。
なお、頭部のツインアイはダミーであり、その下のバイザー部分が本来の目に当たる。
サブウエポン
ジェフティが使用できるサブウェポンは以下の通り。
汎用的なものもあるため、敵OFが使用したり、LEVが使用できるものがある。
腰部のウィスプを使い、敵OFやオブジェクトを手元に引き寄せる事が出来る。
ガード不可能な槍を投げる。
小型のエネルギー弾を大量に発射する。
広範囲に散らす事も、狭い範囲に収束させることも出来る。
威力のあるレーザーを継続的に照射する。
機体を修復できる実態シールドを展開する。
光に触れると麻痺させる事が出来る装置を複数投射する。
地形やオブジェクトに張り付く。
追尾形エネルギー弾を撃つ。
エネルギーを纏った実弾を撃ち出すことで物理攻撃を加え、吹き飛ばす事が出来る。
移動しない分身を生み出し、敵をそちらに誘導する。
デコイがある間はジェフティは敵にロックオンされない。
回避されても地形に反射し再度目標に向かうエネルギー弾。
死角から飛来する為、タイミングによってはガードを解除後に着弾する事もある。
LEV用の実弾兵器。
OFであっても反動の抑制の為に接地する必要がある。
ホーミングミサイル
追尾性の高いフィン型ミサイルを発射する。
発射数の調整が可能。
フローティングマイン
浮遊する機雷を設置する。
機雷は掴んで対象へ向けて投げつけることもできる。
当記事参照。歴代ロボット作品でもトップクラスのロマン兵器
機体周辺の空間を圧縮し、復元する作用により亜光速移動する。簡単に言えば瞬間移動
ジェフティとアヌビスが最強といわれる所以である。
なお、Z.O.Eメカ設定担当の野口登志夫より、ゼロシフトの原理が説明された(リンク参照)。それによれば、ゼロシフトは空間圧縮を応用しているが、ウーレンベック・カタパルトとは違うものである。
Z.O.E
「アーマーン」計画の一環として、要塞アーマーンのキーユニット兼防衛機としてアヌビスと同時に開発されたオービタルフレーム。
最強の機体を目指して開発されていた為、当時から希少だったメタトロンを大量に使用している。
だが機体の完成と同時に兄弟機であるアヌビスとアーマーンがバフラムによって奪取され、唯一残った本機は偶然居合わせた少年レオの活躍によってなんとか奪取を免れた。
しかし、レオが搭載されている疑似人格AI ADAと絆を築く一方、本機は奪取されたアーマーンを破壊するために、その中心核に突撃して自爆するという命令を上層部からうけていたのだった。
Story Between
地球軍は火星に送った後にジェフティを解体する予定だったが、それを知ったレオの独断によりカタパルトの軌道が変更され、メタトロン鉱物が産出される為にメタトロン反応を隠す事が出来るカリストへと投射される。
ANUBIS ZONE OF THE ENDERS
木星の衛星カリストで採掘作業を行っていたディンゴはあるときメタトロン反応を追って、解体処理を避けるためにレオがカタパルトでカリストへと隠したジェフティを発見する。
バフラムの襲撃により作業用LEVを破壊されたディンゴはジェフティへと乗り込み戦うことになる。
関連動画
MGSVTPP
機体そのものではなくヴェノム・スネーク用装備のバイオニックアーム(義手)の一種として登場。
バイオニックアームはジェフティの腕になっており、離れた場所にいる敵兵を近くまで引き寄せることが出来る。引き寄せた敵兵は短時間ではあるが立ったまま無防備状態となるため、そのままCQCが可能。
使用の際にはウィスプが撃ち出されるだけでなく、「はいだらー!」と叫ぶ。
開発に必要なミッション目標は青い「伝説のトキ捕獲」。
グランブルーファンタジー
こちらの作品よりも早く、まさかのグランブルーファンタジーとコラボする事となった。別作品には蛇が参戦している事を踏まえると……衝撃度合いは高いと思われる。
期間限定の召喚石として入手が可能で、既に上限解放状態で入手が可能。入手後にはマイページのBGMを『Beyond_the_Bounds』に変更出来る。ただし、エレメント化は不能であり売却も出来ない。現在は配布期間が終了しており、復刻待ち。だからと言ってゲーム中で完全に目撃できなくなった訳ではなく、配布期間を過ぎた後でも入手をしていれば使用は可能。
ジェフティ召喚時のSEは原作の物をそのまま使用する流れだったのだが、ANUBISチームがわざわざグラブル向けに召喚用SEを作成と言う豪華仕様となっている。
なお、グラブルにも同じ名称のアヌビスという星晶獣が存在するが、特に因縁等がある訳ではない。