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ダース・シディアスの編集履歴

2020-09-06 23:46:46 バージョン

ダース・シディアス

だーすしでぃあす

『STAR WARS』に登場する悪の黒幕。銀河帝国皇帝にしてシスの暗黒卿である。

概要

(´з`)

本名はシーヴ・パルパティーン

史上最大最後の「シスの暗黒卿」の一人にして、ダース・モールダース・ティラナスダース・ベイダーのマスター。

銀河帝国初代(そして最後の)皇帝であり、銀河共和国時代から虎視眈々と銀河の覇権を狙い続け、ついにはそれを成し遂げた姦雄である。


ジェダイの宿敵であり、幾人ものジェダイを暗黒面に堕とし自らの弟子としてきた。

血も涙もない冷血漢(ヌート・ガンレイら分離主義者、ドゥークーグリーヴァス、そしてベイダーは利用価値がなくなると共に見捨てられている)だが、卓越した人心掌握術と計画力の持ち主。特にアナキン・スカイウォーカーを暗黒面に引きずり堕とした際の手際と周到さは眼を見張るものがある。


表向きの姿である銀河共和国元老院最高議長としても、国中の人々からの支持を集めるまさに名君であった。

後述する、通商連合によるナブー封鎖が起こる前までに多くの人から誠実な政治家として信頼を得ていた(『ターキン』など)。

ダースシディアス

老人にも関わらず、凄まじい戦闘能力の持ち主。

アニメ「クローン・ウォーズ」では銀河で最強の力を持つと言われている。

ライトセーバーの腕前は、アクロバティックかつ攻撃的なフォームⅣ・アタロを自在に操り、ジェダイの中でも上位に位置する実力であるキット・フィストーら3人のマスターをほぼ瞬殺し、ジェダイ最強にして銀河系最強の剣士ヨーダとも互角に戦ったほど。

ダークサイドのエネルギーを用いたフォースライトニングは非常に強力だが、メイス・ウィンドゥとの死闘では偏光され自らの顔を焼いて異形の外見となった。

経歴

誕生~『シスの復讐』(銀河帝国建立)

惑星ナブーに生まれたことだけは判明しているが、若い頃の彼の私的な生活の様子は一切不明。

垢抜けない政治家としての道を早くから歩んでいたらしい。


ジェダイから暗黒面に堕ちたのではなく、最初からダース・プレイガスというシスの元で修行した。彼の強大なフォースの力やライトセーバーによる格闘術はここで培われた。プレイガスは生死を操る技術を知っていたとされ、アナキンの誕生に関わっているとも匂わせる描写がある。シディアスはこの技術を盗んだ後、寝込みを襲ってマスターを暗殺。そして自らがシス・マスターと化したようだ。


ながらく、このプレイガス云々は全て彼自身がアナキンに語ったものでしかなく、その発言を裏付ける根拠は映画中では示されていなかった。

ただ、後に米国では「ルーカスが書いた修正なしのEP3のファーストプロット」が発売されており、これではもっとはっきり「自分の細胞からアナキンを作り出したのだ。父だと思って良いぞ(つまり親子どころかクローンに近い可能性がある)」と語っていたものの、上記のように映画版には存在せず、設定ごとボツになったものとの理解が主流であった。

そして、映画から20年近くの時をへて、ベイダーを主役にしたカノン扱いのコミックにて上記の設定が暗喩的な形で持ち出されファンの間で議論を呼んでいる。


結局、概ねレジェンズ、カノンとも、生命の秘術は存在し、かなりの程度習得していたもののパルパティーンは生身の肉体での不死だけは会得していなかったという扱いでほぼ統一されたことになる。


壮年期に入ると、「政治家シーヴ・パルパティーン」としても日の目が当たり、ナブーの実質的な最高権力者となっていく。その背後では、「シスの暗黒卿ダース・シディアス」としてダース・モールなどの弟子や、様々な人脈を用いて暗躍。銀河系の各地へと着実に様々な紛争の種を蒔いていた。

その最終目標は、自らが支配する強大な独裁国家による銀河の掌握と、その最大の障害となるジェダイの壊滅であった。これは同時にダース・ベインから始まる、千年にわたり密かに存続し続けてきたシスの系譜の悲願でもあり、レジェンズでは「偉大なる計画」「シスの義務」等と呼ばれていた。


『エピソード1』においては、通商連合とジェダイの争いを誘発させることで、元老院の最高議長にまで上り詰めた。ナブー封鎖の一つの目的は、それまでの議長であったフィニス・バローラムを蹴落として、同情票を借りて自身がその地位に就くことであった(『Starwars Fact File』)。

『エピソード2』では共和国に敵対する分離主義勢力を操り、共和国の強大な武装化に成功し、クローン大戦を勃発させ、銀河情勢を自らの有利になるよう意のままに動かした。

つまり、影で謎のシス卿ダース・シディアスとして本来弱腰の通商連合をはじめとする分離主義勢力の戦争指導をする一方、政治家シーヴ・パルパティーンとしては分離主義勢力の脅威を理由に共和国の軍拡と自身の権限強化を推し進めていた。

一人の男が銀河の両陣営を(自分は共和国の首都コルサントからろくに移動もせずに)操っていたという、宇宙規模の壮大なマッチポンプである。


これに並行して、『エピソード1』で死んだダース・モールに代わるアプレンティス(弟子)としてドゥークー伯爵を取り込み、そして自らをも超える強大なフォースの持ち主であるアナキン・スカイウォーカーの心を掌握していった。

そして、『エピソード3』においてとうとう本性を表し、極秘指令「オーダー66」を発令。クローントルーパーと暗黒面に堕ちたアナキンを操ってジェダイをほぼ全滅させた。ここで、メイス・ウィンドゥを殺害し、ヨーダをも退ける活躍を見せている。


そして彼は、民主主義の弱点を突き、”万雷の拍手喝采の中”、銀河帝国の建立とその初代皇帝への即位を宣言した。この際の演説はSTARWARSの名シーンに挙げられる。

さらに、オビ=ワン・ケノービとの戦いで両手両足を失い、フォースの力も弱まってしまったアナキンを、サイボーグ手術によって復活させ、ダース・ベイダーとして自らのアプレンティスとした。当初彼が持っていた強大なフォースは失われてしまったが、それでもなお、シディアス自身に並んで最も強大なフォースエネルギーの持ち主であり、シディアスにしてみれば、自らが操りやすいレベルにまで彼が弱まってくれた、幸運な出来事であった(とはいえシスの教えに忠実なシディアスはもし彼が弱体化しなかったらシスとして師匠を超え自身を殺すのは構わないと考えていたらしい)。


『エピソード4』~『エピソード6』(銀河帝国滅亡)

皇帝に就任したシディアスは、自らに反抗するものを容赦なく排除し、さらに非人種を冷遇した。トワイレックやウーキーといった種族を奴隷化した他、ラサットという種族の母星ラサンを焼き討ちさせる等の活動を行ったのである。


更には帝国への反抗を企てる者達への究極的な抑止力として惑星を瞬時に破壊するレーザーを放つ超兵器デススターを建造させた。

(『エピソード2』では既にデススターの設計図がほぼ完成していたことが明かされており、『エピソード3』では帝国の樹立と前後して建造が開始されているため、計画自体はかなり早い段階から秘密裏に進められていたものと見られる)

この計画を主導し、デススター完成後にはその司令官に就いたウィルハフ・ターキン総督に対しては帝国の執政官で最高の地位を示すグランド・モフの階級が創設され、皇帝に次ぐ実力者としてベイダーに対しても命令を下す事のできる指揮権を持つ事が示された。


ベイル・オーガナ、モン・モスマらが反乱同盟軍を立ち上げると、彼らの鎮圧戦が始まった。

当初は、帝国の圧倒的な力によって争いはすぐに終わると思われたが、アナキンの息子ルーク・スカイウォーカーが逞しく育って新たなジェダイとなり、『エピソード4』では彼にデス・スターを破壊されてしまった。


その後、ベイダーの権力への執着を見抜いたシディアスは、サイボーグと化したことで本来の力の大半を失った彼よりも、同様の強大な才能に加えて若さを持っているルークが欲しくなった。かつてドゥークーを見限ってアナキンをアプレンティスとしたように、ルークに暗黒面の力を使わせてベイダーを討たせ、新たなアプレンティスにすることを目論見はじめたのだった。


度重なる帝国軍と反乱軍の戦いの末、シディアスは、エンドアの戦いの最中、とうとうルークと対面する。

第2デス・スターを囮にして反乱軍の総戦力を罠に嵌めて人質にとり、さらには彼をベイダーと戦わせた末に勝たせて、シディアスは彼を暗黒面へと誘惑した(この際、ベイダーを見捨てたと言える)。

だが結局、ルークは強い意志を持ってそれを跳ね除け、ジェダイとして生きる道を選んだ。


怒ったシディアスは、フォース・ライトニングで彼を処刑しようとしたが、必死に抵抗した息子の姿を見て自らもライトサイドに帰還したベイダーによって、第2デス・スターの通気口に投げ落とされてしまい、そのままリアクター(融合路)の炎に包まれて爆死した。


その後、罠にはめたはずの反乱軍も、彼が見下していた野蛮な原住民ことイウォークと協力した地上部隊の奮闘によって形勢が逆転してしまい、ついには第2デス・スターが破壊される。

結局シディアスの目論見はことごとく破られ、帝国軍への甚大な被害と自らの死という結果を招くこととなった。銀河帝国は崩壊し、また彼とベイダーが共に死んだことでシスも滅んだ。一度は暗黒面に引きずり込んだはずのアナキンと、その息子ルークによって、フォースに均衡と安定がもたらされた。


彼の元老院最高議長就任から始まった権力掌握の物語は、彼と帝国の滅亡によって幕を閉じた。

ある意味STARWARSとは、彼の、ひいてはシスの栄枯盛衰を描いた作品であったとも言えよう。


…このように、シディアスによって銀河にもたらされた戦争と恐怖支配の惨禍は、彼の死によって終わりを迎えたかに見えた。一旦は

しかし、スピンオフ作品では、シディアスは自らの死後にも帝国の支配に仇なした勢力を脅かすための準備を着実に進めていたことが判明しており、それを元にして後に新たな脅威が新共和国に襲い掛かることになる。


日本語吹き替え

  • 稲垣隆史(EP3、クローン・ウォーズ、反乱者たち、バトル・フロント2(2017))
  • 千葉耕市(ビデオ版EP5、ビデオ・DVD版EP6)
  • 小林勝彦(EP5DVD版、EP1(パルパティーン)、EP2、クローン大戦)
  • 坂口芳貞(EP1(シディアス))
  • 青森伸(EP9)
  • 浦山迅(ニュー・ヨーダ・クロニクル、ドロイド・テイルズ、バトル・フロント(2015)、フリーメーカーの冒険、フォースの覚醒(2016))
  • 鈴木瑞穂(劇場公開版EP5)
  • 大木民夫(日本テレビ版EP5)
  • 加藤精三(テレビ朝日版EP5)
  • 田中明夫(日本テレビ版EP6)
  • 石井隆夫(ギャラクティック・バトルグラウンド(パルパティーン))
  • 長克巳(ギャラクティック・バトルグラウンド(シディアス))
  • 阪脩(ローグ スコードロン3)
  • 高木渉(ダース・ベイダー降臨)
  • 岩崎ひろし(ロボット・チキン)

余談

彼を演じたイアン・マグダーミドは旧三部作・新三部作両方でパルパティーン役を演じている。(ただし、『エピソード5』でのホログラム映像は当時無名の役者だったエレイン・ベーカーの顔にチンパンジーの目を合成し、俳優のクライヴ・レヴィルが声を当てている)

実はエピソード6の時点でイアンはまだ39歳であった。威厳と実力を兼ね備えた舞台俳優であった若い彼にわざわざ特殊メイクを施して老いた皇帝を演じさせたのである。これがたまたま功を奏し、エピソード6の16年後に公開された、30年前を描く新三部作の時に実年齢と演じるキャラクターの年齢が重なったのである。これは本シリーズの奇跡の一つと言えよう。

ちなみに新三部作でパルパティーン役に決まったのは、『エピソード1』の撮影前、監督のジョージ・ルーカスが英国に訪問した際、駆け付けたイアンに「パルパティーンを担当する役者を探してるが、誰か心当たりはないか?」と相談したところ、イアンが「今君の前にいる奴なんてどうかな?」とちゃっかり立候補したのがきっかけ

イアンは元々舞台俳優であり、重厚感溢れる威容と巧みな台詞回しで見事にこの役を演じきっている。

旧三部作ではあまり出番が無く印象も薄かったのに対し、新三部作ではパルパティーン議長として、または裏の顔である悪の元凶ダース・シディアスとしてストーリーの根幹の部分で大活躍している。

特にシリーズ最終作、『エピソード3』では彼のキャラクターとイアンのキレた演技が絶妙にマッチして凄まじい存在感を放っており、世界中で彼のファンを大量生産した。

そのためか彼は年配であるにも関わらず若い世代にファンが多い珍しいキャラクターである。


更なる余談だが、『エピソード3』でウィンドウにフォースライトニングを放ちながら叫んだ「POWER! UNLIMITED POWER!」(日本語字幕・吹き替えでは「無限のパワーを喰らえ!」)という台詞は響きの良さも相まって国内外問わずネタ的人気を博している。

ちなみに、レジェンズ(非正史)のスピンオフではあるが、利己主義だがシスの教義に極めて忠実だったシディアスとしては、ベイダーが肉体を失わずに下克上を果たし、自身を遥かに上回る最強無敵のシスの暗黒卿となるならば、それはそれで構わないとする意外な側面が描かれている。

関連タグ

ベネディクト16世…見た目が余りにもそっくりすぎるためよくネタにされる。

シーヴ・パルパティーン

あっひゃひゃっひゃ



























※以下『スカイウォーカーの夜明け』のネタバレ注意























実は第二デス・スターの反応炉に投げ込まれた際、惑星エクセゴルに隠していた自身のクローンに向けて魂を飛ばしており、生命維持装置に繋がれてミイラのような姿になりながらも生き延びていた。

ファーストオーダーの首魁である最高指導者スノークの正体にしてシークエル・トリロジーの真の黒幕

冒頭で遂に正体を現し、密かに蓄えていた最大最強の戦力「ファイナル・オーダー」を利用して全宇宙の制覇を目論む。

同時に、ある人物の祖父であった事が明らかになる。(より正確には、彼のクローンの失敗作がその人物の父親)

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