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メイド・イン・ヘブンの編集履歴

2020-12-11 07:02:18 バージョン

メイド・イン・ヘブン

めいどいんへぶん

「メイド・イン・ヘブン」とは「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するスタンドである。

最後にひとつ言っておく。

時は加速』する。


わたしの能力は……完成したようだ。

そしてこれは……おまえたちを始末するための能力ではないし

最強』になるための力でもない…。

この世の人類が真の幸福に導かれるための力なのだ。


名を冠するなら『メイド・イン・ヘブン


概要

【破壊力 - B / スピード - 無限大 / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - C / 成長性 - A】


漫画『ジョジョの奇妙な冒険 第六部 ストーンオーシャン』に登場するラスボスエンリコ・プッチ」の最後のスタンド。

緑色の赤ん坊と融合し、ある特定の重力に位置したことにより進化した。

天国へ行き人類の真の幸福を手に入れる手段。

詳しくはエンリコ・プッチ

スタンド名の由来はフレディ・マーキュリーの同名曲からか。


能力

この世の時間を無制限に加速させる。

メイド・イン・ヘブンによって加速された世界では、人間や生き物以外の全ての物体・現象は加速された時間と同様に時を経るが、生物だけはそれについていく事が出来ず、体感時間で1~2分の間に時計が1時間を刻むなどと言った事が起こる。

スタンドの本体であるプッチ神父だけは例外で、加速された時間についていく事が出来る。

時の加速についていけない人間から見ると姿を追うのも困難なほどとてつもないスピードをもって移動しているように見える。

このスタンドが加速した状態からの攻撃の殺傷力は恐ろしく、即死級の威力を誇る。


この時を加速させる原理は、「重力」と「時間」の間には特別な関係が有り重力が重いほど時間の進行は遅くなる。

神父は全宇宙の「重力」を利用して加速しているらしい(明言されていない)。


メイド・イン・ヘブンの圧倒的な能力により、神父はエンポリオを除く空条徐倫空条承太郎ら全ての敵対勢力を葬り去るというかなりの戦果を挙げている。


全宇宙を巻き込む能力だが、スタンドそのものの攻撃力は中の上程度。

あくまでも「加速した時間についていく」だけでプッチの身体能力が上がるわけではなく、

このためプッチが生身+スタンドでできる範疇を越えたことはできない。

特に自然現象は何一つ変わらずプッチに影響し続けるため無視することはできず、

また何らかの方法でスピードをそがれてしまった場合は一転して窮地に陥るという弱点もある。

もう一つの致命的な弱点として、スタンド能力の特性状本体であるプッチは他の人間より時間の経過が早いため、

時間経過でダメージを与える非物理攻撃の影響を受けやすいという点である。


なお、時間を操る能力の一種であるためか、時を止めた世界でも視認したり話すことが出来る。


天国へ行く手段

時の加速の延長で宇宙の終焉(特異点)に達した時、すべての生存している生命体が「新世界」の地球へ到着する。

「新世界」へ到着した生命体は、神父が時の加速を始めたケープ・カナべラル以後の出来事をすべて体験・記憶している。

「新世界」では、これから自分に何が起こるかが虫の知らせのように感じることができる。

この出来事を回避しようとしてもそれは運命として固定されているため絶対に不可能である。

本体である神父は例外であり、その運命を崩す権力を持っている。

なお、「新世界」に到着する前に死亡したものは、新世界では別の人間として存在する。

神父曰く「この能力は最強になるための力ではなく、人類が真の幸福にみちびかれるための力なのだ」と発言している。


余談

作者の荒木氏曰く、第7部はエンポリオにより一巡が阻止されたことによって再構築された世界が舞台になっているとのことで、6部までの世界は一人のスタンド使いの力によって滅ぼされてしまう結末を迎えた。また、第8部も第7部と同一の時間軸の物語であることが判明している。


文庫版の後書きによれば、作者は当初このスタンドを「究極のスタンド」「これ以上の能力はない」と捉えていた。「時間が加速し宇宙が無限へと迫っていく」展開は、執筆中の構想では、第6部ひいては『ジョジョの奇妙な冒険』の物語の結末そのものだったそうだ。

しかし、完結直前で「原点に返り、自然から学ぶ新たなジョジョ」=第7部を思いついたことから、宇宙が一巡し新たな世界へたどり着く展開へ変更したとのこと。


連載当時は「STAIRWAY TO HEAVEN(天国への階段)」という名前だった(この旧名の方の由来はレッドツェッペリンの同名曲からか)が単行本収録時に現在のものに修正されている。これはフレディ・マーキュリーのMade In Heavenの歌詞が「運命」「神の思し召し」などプッチ神父の思想を体現していることと関係しているのだろう。

よくファンの間では、最強のスタンドという議論をする必ずしも名前の上がってくるスタンドであるが、スタープラチナと同じように、「最強」に近くても無敵ではないので、弱点をつけば倒すことが出来る。

本編でも、ヘビー・ウェザーの純粋な酸素を取り込んでしまい、逃れようと時を加速させてたことが、本体に逆にダメージを与えたように、時間経過で毒のようなダメージを与えるスタンド能力は十分天敵になる。具体的には、プロシュートザ・グレイトフル・デッドは、老化ガスを無差別に放ち、触れた生物を時間経過で老化させる為、プッチがうかつに時を加速させると、老化によりスピードが出せなくなる可能性が高く、下手をすればそのまま老衰死でオダブツである。


スラングとして

「時間の加速」という能力から、動画媒体での早送り表現・編集をする時に使われる事がある。


関連タグ

ジョジョの奇妙な冒険 ジョジョ JOJO 6部 ストーンオーシャン スタンド スタンド使い ジョジョの奇妙な冒険・スタンド一覧 エンリコ・プッチ ホワイトスネイク C-MOON

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