概要
声:雪野五月(現・ゆきのさつき)
現代(原作設定は1996年)から戦国時代にタイムスリップした少女。
神社の娘で15歳の誕生日に神社に祀られている涸れ井戸「骨喰いの井戸」から現れた妖怪・百足上臈に引きずり込まれて戦国時代へとタイムスリップしてしまう。
そして、行き着いた先で半妖の少年・犬夜叉と出会い、百足上臈を倒すために彼の封印を解くことになる。その際、百足上臈の攻撃で切られたお腹から「四魂の玉」が飛び出し来ることになる。
その後、新たに出現した四魂の玉を奪おうとする鳥妖怪を倒そうと放った破魔の矢が、誤って四魂の玉ごと妖怪を貫いてしまったために玉が砕け散り、日本中に散らばることになる。そして、このことがきっかけとなってかごめの長い旅路が幕を開けるのであった。
容姿・性格等
明るく活発な年頃の女の子。
やや年の離れた弟の草太がいたり、父親不在の家族内を母を手伝って支えていたりするためか精神的に少し大人びた部分があるが、学友たちの前では普通の女の子である。
『るーみっくワールド』のヒロインには珍しく料理がまともにできる珍しい部類に属するが
過去には音無響子後に真宮桜と料理が不得意なヒロインの方が少なくなってきている。
気が強く大変度胸が据わっており、はじめこそ戸惑ったものの、大抵の妖怪を見ても驚かずに立ち向かえる胆力がある。また女の子らしくかわいいもの好きで、妖怪であろうとかわいいものは思わず抱きかかえようとする。七宝や雲母はまさに代表例。
気の強さが前面に出るものの、本来的には非常に慈愛の深い少女である。
なぜか鋼牙をはじめとして、妖怪の少年によくモテる。
「骨喰いの井戸」を介して現代と戦国時代が行き来できることが判明したあとは、ほぼ3,4日交替で学生生活と戦国生活をする目まぐるしい日常を送ることになる。戦国時代に行くときは登山用の大きなリュックサックに、ありったけのカップラーメンやレトルト食品、そして勉強道具を詰めて出発している。
服装が常にセーラー服なのは丈夫で洗い持ちするためらしい。るーみっくのヒロインにしては珍しく水着シーンが一度しかない。ただし全裸は何度もある。
体操着はブルマなのだが、なぜかアニメでは目を疑うほどのハイレグになっており初見で驚くこと請け合い。
祖父の計らいで仮病を使って戦国時代に行っているが、なにやら訳のわからん奇病にかかっていたことにされ、現代でも気苦労が絶えない。
当初学校の成績トップクラスだった。しかし戦国時代に行きはじめてからは成績は降下線をたどることになる。
楓からは、犬夜叉のかつての恋人・桔梗の生まれ変わりと言われ、先述した「四魂の玉」は桔梗が火葬される際、ともに燃やされ、この世から消えたはずのものである。
能力
桔梗の巫女の力をそのまま受け継いでいるらしく、邪気祓いや破魔矢による退魔、瘴気の浄化など、強い神通力を発揮できる。特に破魔矢は弓自体の腕前こそ桔梗に及ばないものの、命中したものの邪気を一気にかき消し、奈落すらも命中すればひとたまりもない強力さである。
のちに梓山の弓を手に入れ、弓の元の持ち主である瞳子との戦いから遮蔽物を空間ごと超えて矢を的中させる『後ろの正面を射る力』を身につける。
アニメ版では、そのことを詳しく表記しておりかごめという名前は、生まれたときに胸元に籠目のマークが浮かんだからと母が語っていたという理由がある。また、幼いころから『かごめかごめ』が異様に強かった。と、いう描写が描かれている。
また、当初から十分に強い霊力を持っている。と、評されていたが実は四魂の玉によって生まれたときから、霊力を封印されていた。その封印をした四魂の玉の邪悪な部分が倒されたことにより、霊力がさらに強化された様子。
犬夜叉との関係
はじめは犬夜叉が何かしでかさないように見張るお目付役としての意識が強かったが、時間が経つにつれて徐々に犬夜叉を異性として意識しはじめる。
そのため、犬夜叉と桔梗の関係に遠慮しがちになって非常に苦しむこととなり、その葛藤がときとして敵に利用されたこともあった。
最終回では紆余曲折を経て、母からの後押しを受けたこともあり現代を去り戦国時代で犬夜叉や仲間たちと共に生きることを決意。
弟草太によればかごめは早々に嫁に行ったことになっている(嘘では無いが、詳細は勿論伏せている)。
殺生丸を「お義兄さん」と呼んで、周囲から引かれた事も。殺生丸本人は少し複雑そうにしていた。
どんなに動いてもスカートの中身が見えない鉄壁スカートの持ち主でもある。
縁戚者
夫:犬夜叉
祖父:じいちゃん(本名不明)
母:かごめの母(本名不明)
弟:日暮草太
義兄(異母兄):殺生丸