プロフィール
※『ブレイブリーアーカイブ』等の外部出演、『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』
概要
ゲーム開始時に選べる6人の主人公の1人。魔法王国アルテナの王女。6人の中では最年長。
世話役であるホセの下で魔法の修業をしているが、魔法王国の王女でありながら全く才能が開花する気配がなかった。同じく落ちこぼれだった紅蓮の魔導師とは、同じホセから学んだ仲だが、現在は理の女王に匹敵する魔力を得ている為、アンジェラを呼び捨てにしたりと露骨に見下しており、アンジェラも彼を嫌っている。
ある日、アンジェラは母である女王からマナストーンの力を開放する為、その身を禁呪の生贄として差し出すよう言われる。あまりの言葉に混乱したアンジェラは、秘めた魔力を暴走させ、場外へ転移する。
行くあてのないアンジェラは雪原の寒さに倒れるも、通りがかった親子に救われ、雪の都エルランドで目を覚ます。
その街で、占い師の老婆に聖都ウェンデルへ行くよう勧められる。追っ手を振り切り、魔法を使えるようになる手段を求めて、アンジェラは船に乗り、旅立つ。
人物
艶やかな美少女であるが、短気でわがままの跳ねっ返り。
王女らしいお淑やかさとは正反対な性格をしており、よくイタズラをしては城の人や、教育係ホセを困らせている。
そのお転婆ぶりは、SFC時代は専用の「あっかんべー!」モーションがあるほど。仲間になる際も基本的にわがままな反応をされる。
しかし、それは冷徹な女王である母への愛情の飢え、そして魔法王国の王女でありながら、魔法が一切使えなかったコンプレックスが影響している。
本来の彼女は幼少時代から国家元首(更に魔法による環境管理も加わる)としての母親の重責を理解し、普通の親としての態度を取らない母親を気遣う、聡明かつ心優しい性格である。
リメイク版ではリースがホークアイに頬をキスされるイベントの際、アンジェラがパーティーに居るとリースを羨ましがる等、年相応に純情な一面も見せる。確かにいきなり同性の仲間が初対面のイケメンにキスをされたら、女としては羨ましいのかもしれない。
私服がどう見てもレオタードであり、しかも胸元がかなりきわどく開いている。
髪型は公式画ではロングヘアに王冠のような髪飾りを乗せており、マジシャンなだけに手品師のような格好をしている。
リースは髪が縦に長いが、アンジェラは髪が横に広がるような印象になっている。
作中での活躍
主人公に選ばなかった場合、ゲーム冒頭にジャドの宿屋で休んでいる姿を見せる。
また、デュランが主人公の場合のみ、終盤の魔法王国アルテナにて洗脳が解けた理の女王の傍らに姿を確認できる。その際に、デュランへの好意を示すかわいらしい台詞が聞ける。
自身の色気と美貌にやや自信があるのか、3人目のメンバーに選んだ場合は、地下牢から脱出する為に、見張りのビースト兵相手に色仕掛けをして出し抜くと言う、大胆な見せ場がある。
一方で年長者らしいところを見せる事も。シャルロットがパーティーに居る場合、病床に伏せる光の司祭の事を聞いたシャルロットが「ウェンデルに戻る」と言うと、厳しくたしなめた後に言い過ぎた事を謝りつつも優しく諭している。
デュランと同パーティに入れた場合は掛け合いが増え、大地の裂け目の橋上で喧嘩になった際、3人目の仲間がシャルロットの場合「痴話喧嘩」と言い2人を茶化し、リースの場合も仲裁に入りつつ口元を押さえている他、フォルセナのデュランの家でアンジェラが部屋に入りたがった際も、慌てるデュランのリアクションの後にアンジェラがからかうように笑っており、仲良く喧嘩するケンカップルの様な認識をされている節がある。
リメイク版では、モーションとボイスが追加された事で演出が強化されている一方、セリフ後にあった仕草がカットされて、淡白な印象になっている場面も存在する。
またリメイク版の追加エピソードでは、恐ろしい強さのボスと一騎討ちをする事態になるので、アンジェラをしっかりと鍛えていないと歯が立たない。
性能
SFC版
低攻撃低耐久にトップの知性と典型的な魔法系キャラで、精霊を味方につけていくにつれ、各属性の攻撃魔法を習得していく。しかしシャルロット同様、加入当初は全く魔法が使えないため、精霊を仲間にした後にアンジェラ自身のレベルを1つ上げるまで(魔法習得の最低条件)が茨の道。
また、このゲームの仕様として、一部のボスはこちらが仕掛けた必殺技や魔法に対して強力なカウンターを使ってくるうえ、終盤になるとその特性を備えたザコまで登場するため、魔法攻撃が主体のアンジェラはその煽りを強く受けるキャラであり、中盤からザコ・ボス戦共に厳しい戦いを強いられる。
リメイク版
育成システムがスキルポイント制になったことで特技の習得の勝手も大きく変わっており、アンジェラの場合力で火、守で土、知性で水・闇、精神で光、運で風属性の特技を習得できる。
自らの好みの育成をできるのは利点だが、一方で全ステータスに割り振るのは難しいバランスとなっており、最終版にならないと不可能。つまり全属性の特技を同時に習得させておけるのは終盤までおあずけになるに等しく、特技が生命線となるアンジェラにとってはこの時期の育成の難しさは全キャラトップだろう。
スキルポイントを振りなおすことは可能なため、次に挑むダンジョンやボスに応じて振り直すのも手。ただし、振り直す際にそれなりのルクを要求されるため、金銭に余裕が無い序盤にはこれも悩み種となる。
反面、クラス3まで育てると、いずれのクラスでも有用な専用アビリティを取得し、光闇いずれのクラスでもトップクラスの殲滅力と火力を得る。
また、リメイクに伴う見直しや改善もかなり多く、とりわけ前述の敵のカウンター攻撃が廃止された点や、攻撃魔法そのものの威力や性能が相当に強化された点が大きく、リメイクによるゲームテンポの改良も相まって「序中盤は少々厳しいものの、後半がかなり強い大器晩成タイプ」として、総合的な使い勝手は他の5人にひけを取らないレベルにまで引き上げられている(後述の「人気」の項目も参照)。
リメイク版のAIははっきり言えば結構なおバカで、NPC任せにしておくと十分な働きをしてくれない。
これはアンジェラだけに限った話ではないが、アンジェラは「特技を適切に使うことで真価を発揮する」という性能のため他のキャラと比べて輪をかけて性能に違いが出てしまう。
基本的に自操作をするか、手間をおしまず適宜リンクコマンドから指示を出そう。
クラス1
マジシャン
駆け出しの魔術師。
『ファイアボール』『アイススマッシュ』『エアブラスト』『ダイヤミサイル』『ホーリーボール』『イビルゲート』を習得。
クラス1時点ですでに全体化可能な為、魔法を覚えてしまいさえすれば、ザコ戦がかなり楽になる。
リメイク版では、習得魔法が『ホーリーボール』『ダイヤミサイル』『エアブラスト』のみに限定され、広範囲化は不可能になった。順当にレベルを上げていれば風のマナストーンでクラスチェンジ可能となっており、レパートリーの少なさは通常あまり問題にならない。ただし、クラス1縛りをしている場合は話が別で、この変更による影響を大きく受ける。
クラス2
ソーサレス
厳しい修行と鍛錬を積んだ魔術師。闇の魔法は苦手。
『エクスプロード』『メガスプラッシュ』『サンダーストーム』『アースクエイク』『セイントビーム』を習得。
デルヴァーに比べてレパートリーが明らかに多く、クラス2時点では圧倒的にこちらの方が使いやすい。
リメイク版では、クラス1で習得不可能になった『ファイアボール』『アイススマッシュ』『イビルゲート』も習得し、各種下位魔法の広範囲化が出来るように。SFC版同様上位魔法も習得可能だが育成ポイントの都合で実質1~2個程度が限度になる。
デルヴァー
魔法の使い方には無関心、ただ魔法の力そのものを追い求める魔術師。光よりも闇の術に長ける。
『ダークフォース』を習得。
新魔法はコレだけ。クラス3に昇格するまでが非常に苦しくなる。
リメイク版では、ソーサレスと同様に『ファイアボール』『アイススマッシュ』『イビルゲート』習得、各種下位魔法の広範囲化が可能に。ただしSFC版と同様に新規習得は『ダークフォース』のみ。
『ペインマジック』(魔法攻撃時、HP5%を消費、与ダメージを20%アップ)で火力アップを図れるものの、結局は下位魔法止まりのため真価を発揮できない。大体の場合クラス2で五章、つまりこの手札の少なさで神獣に挑むことになる。クラス1から引き続き雌伏の時が続く。
クラス3
グランデヴィナ
魔術師として最も純粋な成長を遂げた者。闇の魔法は好まない。自らの分身を発生させて強力な魔法を唱えることができる。
『ダブルスペル』を習得。各種上位魔法が全体化。
最終クラスの中では物理攻撃力が最も高く、ある程度の肉弾戦もこなせる。
リメイク版では、専用アビリティ『リフレッシュ』(バトル勝利時、MPを15%回復)に加えて、『強者』(ボス以外への与ダメージを20%アップ)等のアビリティを覚え、ザコ戦向きのクラスに調整された。必殺技のスパイラルロッドが広範囲攻撃になっている事もそれを後押しする。
結城信輝氏曰く「光は赤(のイメージ)」「賢者は地味なイメージになりがちですが、それはそれ、アンジェラですから派手でもOKって感じです」との事。(イラストレーションブックより。)
アークメイジ
精霊の力を借りより大きな力を身につけた光の魔術師。数々の精霊の力を融合させた強力な魔法を放つ。
『レインボーダスト』を習得。各種上位魔法が全体化。
魔法のラインナップがグランデヴィナとあまり変わらず、使い勝手も似たり寄ったり。
リメイク版では、専用アビリティ『デスパレード』(HP10%以下になった時、MPを40%回復)に加えて、『特技MPセーブII』(バトル中、特技の消費MPを40%ダウン)や『裁定者』(ボスへの与ダメージを20%アップ)等のアビリティを覚えられる、ボス戦向きのクラスに調整され、グランデヴィナとは明確に差別化された。
ちなみにレインボーダストは、SFC版では火水土風の4精霊の合体魔法だが、リメイク版では更に木月光闇の精霊を加えた8精霊による合体魔法になっている。
ルーンマスター
魔法そのものがもつ暗黒面を特に術に反映させる魔術師。
『ブレイズウォール』『コールドブレイズ』『スタンウインド』『ストーンクラウド』『デス・スペル』を習得。『ダークフォース』が全体化。
沈黙の追加効果がある『スタンウインド』、石化(実質即死)の追加効果がある『ストーンクラウド』、特定の条件下で相手を即死させる『デス・スペル』は魔法カウンター封じに有効なため、アンジェラの最終クラスでは一番扱いやすいと言われる。
リメイク版では、各種魔法の威力・範囲(若干狭いが密集してると複数の敵にヒットする)が目に見えて上がった。『状態異常特効II』(状態異常の敵への与ダメージを40%アップ)を付けると更に火力が増すように。ただし、ボスには通用しないので、光のグランデヴィナとはまた違った方向でのザコ戦向けクラス。
メイガス
魔法の知識を追い求めるあまりに道を外れた魔術師。だが、貪欲な探究心の果に手に入れた古代魔法は、天変地異をも引き起こす。
『エクスプロード』『メガスプラッシュ』『サンダーストーム』『アースクエイク』『エインシャント』を習得。
習得する『エインシャント』はいわゆるメテオの類であり、設定を反映しているだけでなく、ゲーム上でも最強の威力を誇る正に究極の古代魔法。
リメイク版では『ペインマジックオール』(魔法攻撃時、味方全員のHP2%を消費、与ダメージを消費人数×30%アップ)を付けて『エインシャント』を撃つだけで、敵を簡単に消し飛ばすトンデモ火力を誇るクラスに大躍進した。どれほどトンデモかと言うと適正レベルであってもラスボスを2~3発で倒してしまうほど。強過ぎてゲームがつまらなくなるとの声もチラホラ。
ただし、良くも悪くもペインマジックオールとエインシャントによる超火力によるゴリ押しがメインとなり、やや器用さに欠ける。もっともペインマジックオールを乗せた場合下位魔法でも十分なダメージは出せるので立ち回ることは可能だが、魔法を撃つ回数が増えるほど自傷の回数も増えて行く点は注意。
結城信輝氏曰く「闇は緑(のイメージ)」「アンジェラの性格を考えるとこちらかな…」との事。(イラストレーションブックより。)
見ての通り一際エロティックな衣装なので、アンジェラの衣装の中でも人気が高い。
クラス4
ウィッチクイーン
光の最上級クラス。衣装の造形自体はグランデヴィナと大差ないが、色合いが白・紫系統の母親に近いものになり、クイーンの名の通り、次代の女王の風格を漂わせている。
専用アビリティ『エレメントマスター』(無効耐性を無視してダメージを与える。文章では表記されていないが半減耐性も無視する。)のお陰で扱いやすさが大きく向上。『クリティカルアップIII』(クリティカル発生率を40%アップ)と『クリティカルダメージII』(クリティカル発生時、与ダメージを40%アップ)によって与ダメージのさらなる向上も狙える。
ここから放たれる『セイントビーム+』は脅威的。光属性吸収の敵以外これ一つですべて蹴散らせるほど。
グランデヴィナとアークメイジ、どちらを経由したかによって性能に差が出るが、先述の通り習得魔法にあまり差がなく、前者ならザコ戦向け・後者ならボス戦向けと言う基本方針は変わらない。
スペルキャスター
闇の最上級クラス。衣装は赤と黒のツートーンカラーのレオタードで角の装飾や目玉の模様などが悪魔を彷彿とさせる不気味さを醸し出している。
専用アビリティ『ソウルハント』(味方戦闘不能から30秒、魔法攻撃力を20%アップ)に加え、『ペインマジックオールII』(魔法攻撃時、味方全員のHP5%を消費、与ダメージを消費人数×40%アップ)の習得により、更に火力を上げる事に特化した性能に。『ペインマジックオール』と重ねて放つ『エインシャント』はもはや破壊的の一言。
人気
SFC版ではあらゆる点で冷遇されており、極めて人気の低いキャラだった。
- 当時の公式イラストは、よく言えば大人っぽい、悪く言えばケバいと、好みの分かれる容姿(上記の画像2つは当時のデザインをモデルにしたもの)。
- 高飛車で巨乳の悪女は美獣イザベラが担当している為、見かけ倒しな印象になってしまっている。
- キャラクター解説の内容が妙にネガティブな事ばかり。
- 「かよわい女の子が魔法で強くなる」と言った、意図してダサピンク現象的なフレーズを書かれた事もあった。
- 仲間に加えなかった場合、ストーリー内での出番が非常に少なく、宿屋で休んでいる姿を見せるくらいで主人公達には絡んでこない。
- シャルロットを主人公にしてアンジェラを加えなかった場合は、ジャドを経由せずにアストリアからスタートする関係から、一切ストーリーに登場しない。
- 仲間に加えたら加えたで、終盤は魔法カウンターの餌食に陥り易く、本領を発揮できない。
- 棘のあるセリフが他キャラより多く、性格がキツく感じられる。
- 光光、光闇クラスの性能にあまり差がなく、そこはかとなく漂う手抜き感。
- そもそも、今作は攻撃魔法の火力が物理攻撃に比べ低く、ダメージソースとして期待できない。
- 加えて魔法演出中はゲーム内時間が停止するためテンポも悪化する始末。
- システム上、必殺技の威力が知性ではなく力依存のためアンジェラはワースト。
そのあまりにあんまりな待遇が災いし、使用率は6人中ぶっちぎりの最下位。スタッフ間でも扱いが悪過ぎると感じられていたのか、リメイク版ではかなりテコ入れされた。
- 可愛さやセクシーさが強調されたデザインに変更され、顔つきもやや幼い感じになっている。
- 声が付いた事で、文面だけの時よりも受ける印象が良くなった。
- 棘のあるセリフには、相手を気遣うニュアンスや、悪戯っぽさを含んだ話し方をしており、鼻に付くと言うよりもむしろ愛嬌を感じさせるように。
- 仲間に加えなかった場合でも、エンディングのスタッフロールのムービーには、必ず登場するように。
- 性能が大きく向上。一言で言えば火力と殲滅力の塊。
- 魔法の威力や性質が強化。
- 『セイントビーム+』は高威力・広範囲でヒット密度も高く、この性能にも関わらず消費MP12と燃費に優れ、上位魔法のため詠唱時間も短くDPSに優れると全キャラ全特技中トップクラスの性能を誇る。
- 『エインシャント』は威力が非常に高い上に無属性の為、誰に対しても大ダメージを狙える。先述の通り、アビリティで威力を更に底上げ可能。
- 上記2つが突出して強い為に霞んで見えるが、他の属性魔法も十二分に強力。
- 3D化にともない高さの概念が導入。
- 通常攻撃が届かない位置に居る相手にも魔法攻撃は普通に当てられる。
- ノーダメージで勝利すると、経験値に+10%のボーナスが付く。
- 魔法攻撃は飛び道具の為、接近戦主体のキャラよりも恩恵を受け易い。
- 魔法のエフェクト中も動けるようになり、ゲームのテンポが改善。
- アンジェラを運用する上で最大の問題点だった、魔法カウンターが廃止。
- 魔法の威力や性質が強化。
ストーリー自体に変更がない為、パーティから外した際の出番の少なさはそのままだが、その点を差し引いても待遇が大幅に改善され、人気を得た。
中には「使いづらかっただけで、女王様風のキャラデザは昔から好きだった」と言う人も居り、ファンアートの中にはToMのキャラデザでSFC版の衣装のもの、ToMのキャラデザで口紅を加えたもの等も散見される。
全ての3キャラに言えるが、『クラスチェンジを重ねる毎に派手になっていく』と言う点が特に強調されているキャラであり、そのインパクトは昔から十分だった。
25年の時を経て……
聖剣伝説3の25周年企画として公式で人気投票が開催されたのだが、なんとアンジェラは堂々の2位となった。不動の1位のリースに次いで2位とは過去の不遇・不人気を見事リメイクによって払拭したのである。
余談
デザインについて
アンジェラのデザインについて、聖剣伝説3でゲームデザインディレクターを担当した、石井浩一氏は公式イラストブックで以下の様に答えている。
- 気の強いお嬢様系にしたかったが、寂しげな雰囲気を与えたいので魔女っ子メグちゃんのノンちゃんをイメージしながら設定を書いた。
- お色気担当なので、タキシードバニーなのは即効でイメージ出来ていた。
- 姉御肌で気が強そうだが、寂しさが時折り覗く女性の雰囲気、を醸し出している。
(因みに、聖剣伝説3でディレクターを担当した田中弘道氏は、同本で「アンジェラは『聖剣伝説2のプリム』をもうちょっと大人っぽくした感じ」「その分、乙女としての悩みを抱えているイメージ」と答えている。
父親について
聖剣伝説3時点では少しぼかされて、はっきりしない状態で『草原の王国フォルセナの英雄王リチャードが父親では?』と思わせる描写がされていたが、聖剣伝説3本編より前の話である聖剣伝説HOMにて、リチャードが父親である事が判明した(聖剣伝説3主要メンバーで両親が存命なのはアンジェラのみである)。HOM時点でフォルセナ王子のリチャードと、アルテナ王女だったヴァルダは恋仲になったものの、HOM終了後にお互いの立場もあり別れ、その時すでに身籠っていたヴァルダは後にアンジェラを出産した。
リメイク版ではアンジェラが「主人公」でデュランが「仲間ではない」場合に黒耀の騎士と対決すると、「そうか、お前リチャードの……」と言う彼女の父親に関する話が聞ける。
ちなみに彼女を主人公にすると、親子2代でフェアリーに導かれてマナの勇者になると言う、面白い構図が生まれる。その為主人公の中では(別個体だが)フェアリーとは最も関りが深いと言える。
また、彼女の瞳の色が母であるヴァルダ(瞳の色がパープル)と違い、英雄王リチャードと同じ緑の瞳であり、複線の一つとなっている。
エンディングについて
エンディング内容が2パターン存在し、主人公に選択するか、デュランを主人公にしてアンジェラを加えていると、ラスボス戦前に洗脳が解けたヴァルダとドラゴンズホールで再会し和解。その場合エンディングではヴァルダへの報告後に、パーティ内への特定の男性キャラに対して「魔法よりもっとステキなもの見つけちゃったもんね!」と恋心を仄めかす。パーティが女性オンリーの場合、このセリフの後に「フフ、シャルロットみたいなガキんちょには分からないかも知れないけどね!」と〆にシャルロットをからかう。
デュランもアンジェラも主人公にせず、アンジェラを仲間に加えている場合は、内容が変化しラスボス戦後に、洗脳が解けたヴァルダとアルテナ城で再会して和解する。しかしこの場合は、プレイヤー側に「母が洗脳されていた」と言う情報が開示されないままとなるので、アンジェラと母の対面に身構えた者も多いはず。
関連タグ
聖剣伝説 聖剣伝説3 王女 魔法使い レオタード 紫髪 緑眼
アルテナ(FE)・・・アルテナ王女繋がり。こちらの『アルテナ』は人名。
ランサー(Fate/EXTRA-CCC)・・・中の人繋がり。髪色や内面まで似ている。加えてリメイク版に実装されたクラス4の闇版の衣装が彼女を彷彿させる。オリジナルは槍使いだが、別の作品では魔法使いとしても活躍している。なお胸のサイズは雲泥の差のもよう(ただし、成長後は引けを取らないプロポーションにはなる)。
調辺アコ・・・同じく中の人繋がり。王女、両親が健在かつ片親(こちらは父親)が敵に洗脳されている点も共通する。
愛/第六感・・・「魔法よりももっと大切なもの」の候補に挙げられるもの