「俺の体の一部にしてやる!」
CV:岸野一彦
概要
『鳥人戦隊ジェットマン』第39話「廻せ命のルーレット」に登場。
グレイがライフルに猫の遺伝子を合成して作り出したバイオ次元獣であり、右手をライフルで武装し、左肩から弾倉を襷掛けした猫の獣人と言うべき姿をしている。石化した様な右半身に無数に浮かぶ、不気味な人の顔も特徴の1つ。
ライフルで狙撃した人間をチェスの駒の様な小型の彫刻に変える能力の持ち主であり、犠牲者には時間が経つと命を失って本物の彫刻となる運命が待っている。
劇中では凱以外の4人を彫刻に変えるも、ブラックコンドルにグレイの心臓部の回路を奪われた為、カジノロワイヤルで両者の命運を賭けたルーレットによる一大ギャンブルを繰り広げる事となる。
活躍
香がハートのネックレスを凱にプレゼントするシチュエーションにグレイと共に乱入。直ぐに残りの3人も駆け付けた為、グリナム兵を嗾けての戦闘に突入する。
グリナム兵を全滅させられるや、自らのライフルから発射される光線でレッドホーク達4人を彫刻に変えるが、ブラックコンドルのバードブラスターによる射撃で撃退され、更にグレイの心臓部の回路まで抜き取られる。
その後、カジノロワイヤルで彫刻となった仲間と心臓部の回路を賭けたルーレット勝負を凱とグレイで繰り広げ、自身は凱が負けた瞬間に彼を射殺する処刑人の役目を担う。
ゲームの終盤、凱が黒、グレイが赤に賭けて最後のルーレットを行った際、ライターに仕込んだ磁石でボールの行方を操作する凱のイカサマをグレイが見破り、ボールも赤の34に入るかと思いきや、次の瞬間黒の15に移動。勝負は凱の勝利に終わり、4人は元に戻る。
実を言うと、凱はテトラボーイに命じてグレイやマリアにも気付かれない様にカジノを傾けると言う、目に見えない大胆なイカサマを仕組んでいたのだ。
「どんな形でも勝ちは勝ちだ。ただし、こいつは返すぜ。今度は真っ向から勝負だ!」と言ってグレイに回路を返却すると、5人は変身。スナイパーキャットがブラックコンドルを狙撃するも、4人に阻まれて失敗してしまう。
直後に自力で巨大化したスナイパーキャットはジェットガルーダと応戦するが、ガルーダバーストによる反撃でライフルを吹っ飛ばされ、無防備になった所でテトラボーイと合わさったテトラバスターを止めに喰らい爆散した。
余談
劇中でグレイが製作したバイオ次元獣はジクウマンモスと、このスナイパーキャットのみである。
声を演じた岸野氏は、昨年の『地球戦隊ファイブマン』にてガガーギン、ライオギン、ワニカエルギン、そしてヒョウコブラルギンと実に4体の怪人の声を演じていたが、今作ではこのスナイパーキャット1体の声しか演じていない。翌年の『恐竜戦隊ジュウレンジャー』ではドーラミノタウロス、ドーラコカトリス2号、ドーラエンドス、強化ゴーレム兵、そしてドーラシルキスと複数の怪人の声を兼任している。
関連タグ
クウォータ星人ダゴネール、ビバブー、ハンタジイ:後のシリーズにおいて同じく人間を自分の装備でフィギュア化する能力を持った後輩達。ビバブー以外は登場回の脚本を荒川稔久が担当した点も共通。