概要
デーモン閣下(魔暦前98038年11月10日生)は日本のミュージシャン・相撲評論家・表現者。
聖飢魔II結成よりデーモン小暮閣下名義で活動していたが、魔暦11~12年(2009~10年)にかけて、人間でいうところの「小暮姓」抜きの「デーモン閣下」に呼称(芸名)を改めた。
その為、NHKに出演したときにはアナウンサーから「閣下さん」と呼ばれ、「敬称+敬称」という珍妙な現象が発生する。
ここでは、デーモン閣下の、主に聖飢魔II本解散以降の活動に触れる。
ミュージシャンとしてのデーモン閣下
魔暦元年(1999年)、自らが主宰(リーダー)・ヴォーカルを務めた聖飢魔IIを解散。(本解散)
その後、魔暦7年(2005年)、魔暦12年(2010年)に期間限定で聖飢魔IIを再集結。
また魔暦13年(2011年)には東日本大震災のチャリティーイベント『聖飢魔II Presents Tribute to JAPAN』を相撲の聖地・両国国技館にて開催、氣志團、MAN WITH A MISSIONらがこのイベントに賛同し、参加している。
ソロ活動も聖飢魔II解散後より行っており、別名義を含めて9枚のアルバム(カバー、ベスト盤を含む)をリリースしているほか、NHK Eテレの朝の番組でおはようソング(「toi toi toi!」・「砂漠のトカゲ」)まで歌っている。
ちなみに、聖飢魔II本解散以降、基本的にデーモン閣下の眼の上の部分の色は「赤」。
ただし、3度の聖飢魔II再集結時には、その部分は本解散前同様「青」となった。
相撲評論家としてのデーモン閣下
それまでも自らがパーソナリティを務めるラジオ番組で相撲をメインとするコーナーを持ったり、専門誌に連載を持ったりするなど好角家として知られていたが、2006年初場所中日、NHK大相撲中継にゲスト出演したのを機に、これが一気に世に知れることになる。
そしてその放送が好評を博したこともあり、その後も不定期にNHKの大相撲中継に出演。
NHKの朝のニュースに場所前解説に登場したり、力士がゲストとして出演する番組に閣下も一緒に出演するなど、相撲評論家としての顔がすっかり定着することになった。
表現者としてのデーモン閣下
聖飢魔II本解散前にも劇団☆新感線の舞台に客演をするなどの活動していた閣下だが、聖飢魔II解散後も、東宝ミュージカル「シンデレラストーリー(初演・再演)」、音楽劇「三文オペラ」(宮本亜門演出)etc.の舞台に悪魔の素顔のまま出演。
相撲のみならず邦楽器・邦楽、能・狂言など日本の伝統文化についての造詣も深く、邦楽・邦楽器との共演・競演は、聖飢魔II時代から15年以上におよび、現在「邦楽維新collaboration」としてシリーズ化された公演も行っている。
またショートフィルムの監督をしたり、映画・ゲームの声優を務めたり、「表現者」としての活躍の場も広がっている。
ちなみに映画「仮面ライダー×仮面ライダーウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム」では、敵役アクマイザーのリーダー・ザタン役の声優を務めた。
これは悪魔が悪魔の声をあてるという、極めて希有な例である。
ちなみに閣下は特撮に関しても造詣が深いとされ、世を忍ぶ仮の姿での大学生の頃にアルバイト塾講師をしていた時にゴジラのモノマネコンテストで優勝した事があるそうで、さらにあの独特の鳴き声を細かく解説した事もある。
また、ウルトラマンの掛け声に関しても複数パターンの違いをモノマネを混じえつつこれまた細かく解説した事もある。しかもエフェクト(エコー)をかけると完コピと言っていい程の高度なモノマネという悪魔的再現度である。
また、セガサターン版桃太郎電鉄・桃太郎道中記では、そのゲームのキングボンビーにあたる、ボンビー大魔王の声を演じている(なお今作はシリーズ作者のさくまあきらが激怒したほどの黒歴史で、現役ハードへの移植や復刻は絶望視されているが、閣下の演技についてはイメージ通りと誉めていた)。
アニメの声優として次の作品に出演もしている。
- ミュンヒハウゼン2世@真・超神伝説うろつき童子 魔胎伝※1990年の18禁OVA。
- デーモン@HUMANE SOCIETY 〜人類愛に満ちた社会〜 ※1992年に聖飢魔IIが発表した「絵巻経典」(OVA)
- 蟹江哲治医師@火ノ丸相撲
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ルーク篁参謀(聖飢魔II構成員。「デモルク」としてラジオのパーソナリティでコンビを組んだ。)