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相撲

すもう

日本の国技。日本古来の神事・祭りであり、同時に武芸でもあり武道でもある。
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概要

本来は神道における神事(神を祀る儀式)であるが、現在では大相撲という興行も行われ、日本由来の武道格闘技スポーツとしても国際的にも扱われている。

相撲の起源自体は非常に古く、何と古墳時代、果ては神話の時代にまで遡り、現在における相撲のスタイルである大相撲が確立したのは江戸時代からとされる。


「接近戦では最強な格闘技」と評されることもある。例えば、力士のぶちかましの圧力は実に1tにもなる。つまり力士同士がぶつかると、2tもの力がそこにかかることとなり、一般人が喰らったらひとたまりもなく、下手をすれば命を落としかねない

他にも、経験と稽古を経たベテラン力士の張り手は凄まじいまでの鋭さを帯びており、まともに喰らうと冗談抜きでカミソリのごとく切れる(手にテーピングをしているとさらに鋭利さが増すとも言われている)。

このように、武道だけあって怪我もつきものであるため、現役として活躍できる期間は短く、30歳を超えると大半の力士が引退する。

加えて、力士は年齢的にも短命の傾向があり、とりわけ大関横綱経験者で生きて還暦(60歳)を迎えられる力士は昔も今もそう多くはない。特に下位の力士でも美食にあすかることが容易になった現代、アスリートでありながら糖尿病を発症する力士が増えている。


競技として見た場合、無差別級競技としては非常に公平に出来ている。土俵の直径は4.55mと定められており、これより小さいと大型で重い力士が、大きいと小型でスタミナがあり動きの速い力士が圧倒的に有利になる。舞の海が体重差180kgの小錦相手に通算成績4勝2敗という成績を残しているという事実こそ、公平さの何よりの証拠である。


時に「相撲は日本の国技なのか」いう話が出るが、日本は法令で国技を定めていないので、他の競技が名乗っていないというだけの話である。

「起源が古い」「歴史が長く、現在も続いている」かつ「国民の大半が最低限のルールを知っている」競技のため、十分国技と呼べる。


ルーツ

日本最古の歴史書にあたる古事記によれば、高天原の最高神天照大神に、出雲オオクニヌシが国を譲ったという『国譲り』の逸話において、高天原から使者として送られたタケミカヅチの葦原中国を委譲する要求に対し、オオクニヌシは子であるタケミナカタと事代主神(コトシロヌシ)に意向を尋ねるように答え、コトシロヌシはすぐに天津神に従うことを受諾した。


しかし、千引石(千人引きの大岩)を担いで現れたタケミナカタは、タケミカヅチを悪神と誤解してこの要求を拒否し、彼に戦いを挑む。しかし、タケミナカタがタケミカヅチの手をとろうとすると、その手が氷柱に変わってタケミナカタを怯ませ、逆にタケミカヅチは葦の若芽を摘むようにタケミナカタの腕を握り潰して投げ飛ばしてしまう。


敗れるも負けを認めずに逃走したタケミナカタは、信濃の諏訪湖に追い詰められたがその際に誤解が解け、訪れた諏訪を気に入ったタケミナカタは諏訪に留まり中つ国に尽くすことをタケミカヅチと約束する。

この際にタケミナカタは、タケミカヅチに神通力を使わずに純粋な力比べをしたいと申し出て、了承したタケミカヅチと取っ組み合いの勝負で決着を付けた。

この取っ組み合いが相撲のルーツの一つとなったとされている。


現代の創作における扱い

「大きな体」、「見るからにパワータイプ」…ということで現在の漫画ゲームなどでは、力士かませ役に置かれやすい。

そのような創作物から得た偏った知識から、相撲や力士誤解を抱いている人はめちゃくちゃ多い。


相撲を題材にする場合は是非正しい知識を身につけましょう。


例えば、力士=太っている人というイメージが強いが、実際は力士の体のほとんどは鋼のような筋肉でできており、プロレスラー並みのマッチョガチムチで、単に太っているだけではない事等(実際現役幕内力士の妙義龍は、体脂肪率が22%と一般的な成人男性より低く、体重153キロのうち筋肉量が110キロという驚異的な筋肉の量を誇る)。ただし、筋肉が多ければ強いというわけでもなく、相手の衝撃を吸収する脂肪とのバランスが大事である。


また、元横綱・曙太郎氏がK-1に挑戦した際の印象から「所詮いくら体格が良くても格闘技では弱いんだろう」と言う誤解を抱く人も多いが、そもそも曙のK-1挑戦は「怪我で相撲ができなくなって引退した2年後」であり、力士の強さとは言い難い(→マケボノの記事も参照)。


かつては学校に必ずといっていいほど存在した土俵が今では見られなくなったことも、一般人が相撲に触れる機会が少なくなった原因の一つと言ってもいいだろう。


しかし、現在興行格闘技として隆盛を極めているキックボクシング総合格闘技の世界において相撲出身者は安定した成績を残せていないのも事実。独特の技術体系により、それを活かす機会がなかなかないのが理由と考えられる。


「興行」としての側面

近年は大相撲方面で何かと不祥事が起きている印象だが、江戸時代大相撲は、現代のプロレスなど物の数ではないほど非常に野蛮かつ男臭い興行であった。

八百長は公然と行われたし、興行にはヤクザが堂々と出入りし、力士同士の乱闘や観客の喧嘩も日常茶飯事。

そのような雰囲気だったので、女子の観戦は禁止されていた。

現代においては老若男女に受け入れられる都合上、表向き品行方正になっているが、実際には、現代社会には受け入れられにくい古い時代の気風を残している面が多分にある。近年、大相撲のこういった側面が一般社会と軋轢を生じているということである。


1990年代の若貴ブームによって相撲ブームが頂点に達し700日近く満員御礼が続いた事により胡坐をかくようになった結果、協会首脳陣が営業努力不足を淡白な相撲(はたき込み・引き落とし)の増加(巡業が多すぎてマトモな稽古が殆ど出来ない)のせいという、現場に責任転嫁して逃げ続ける事を長年続け2000年代から相撲人気は不振に陥り、さらには外国人力士への教育不足、教育放棄、旧態依然の体育会系社会などの問題を放置し続け、2007年の時太山死亡(殺人)事件という最悪な事を招いてしまった。さらにそれが八端となり、2008年の大麻事件、2010年の朝青龍不祥事引退、2010年の野球賭博事件、2011年の八百長事件、など不祥事が相次いで起こり続け大相撲人気はどん底まで落ちた。


また、地方巡業は巡業だからといって決して軽んじてはならず大相撲と同じ心構えで取り組むべきとされ、大相撲と同等の扱いだとされている。特に巡業先が故郷の出身力士にとっては故郷への活躍の披露と恩返しに相当するものである。


相撲人気の回復へ

2014年、期待の日本人若手力士遠藤」や、モンゴル怪物逸ノ城」「照ノ富士」、かちあげが強烈なエジプト力士「大砂嵐」等の有望株や土俵を沸かせる存在の力士の登場、寝顔可愛いと評判の「千代丸」や、40歳越えても現役幕内力士である「旭天鵬」、そして歴代最高優勝回数を狙う横綱白鵬」などなど何かと良い話題が持ち上がり、女性や外国人ファンを中心に相撲ファンが増え、9月場所には国技館が全15日中14日満員御礼という久々となる快挙を成し遂げた。

一時の冷え込みの事を考えるとまさかの人気回復である。

協会で不祥事が相次いだ後にこれまで蔑ろにする事が多かったファンに対して、これまで1部でしか行わなかった営業努力(現役力士による、記念写真撮影会・お姫様抱っこサービス・握手会・サイン会など)を全面解禁し積極的にしていた結果が表れてきたのだ。


また、この近年にはチャンピオンで大相撲を舞台としたバチバチが連載開始、過去の名作のたり松太郎のテレビアニメ化(実際に相撲をしていたシーンは少なかったが…(※1))、ジャンプにてアマチュア相撲を題材とした「火ノ丸相撲」の連載が好調であることも相撲の人気回復に一役買っている。火の丸相撲は大相撲にも懸賞を出している。


※1…作者のちばてつや氏は最初に自分と対照的となるキャラクター(ここでは松太郎)を作り、どうすれば面白くなるかを考えた結果相撲を描くことにしたため。

参考リンク:

中川いさみのマンガ家再入門


さらに…

2015年1月場所、ついに15日全て満員御礼を達成。さらに白鵬が歴代優勝回数単独一位となった。


また、3月場所も15日全て満員御礼を達成している。横綱鶴竜をはじめとした力士が続々と休場していく中、モンゴルの若き力士「照ノ富士」が白鵬と千秋楽まで優勝争いを繰り広げたことで話題になった。


そして、その5月場所は何と懸賞金の数が過去最高となり、テレビのスポーツ番組で特番を組むなど世間一般としても大相撲の人気回復を感じられる程になってきた。

またこの場所前にはニコニコ超会議場所にて「リアルSUMOU」を行うなど、大相撲協会も若い層に向けて積極的に大相撲のイメージを改革しようとしていることが感じられる。


もちろん5月場所名古屋場所も15日間全て満員御礼を達成。

ファンの見る目も昔と変わり、かつてな千代の富士や貴乃花時代のような力士の「かっこうよさ」や「強さ」ではなく、番付に左右されにくい「力士のキャラクター性」を重視した相撲人気のため、好角家である漫画家の能町みね子氏はこのブームは長く続くと発言している。


結果、2015年は九州場所の数日以外は満員御礼で終わっており、2014年九州場所から80日連続満員御礼となった。一年の最後の場所となる九州場所も行司が数日の出場停止になったり白鵬の珍技など話題には事欠かなかったが、一番の大きなニュースは場所中に昭和の大横綱かつ当時の理事長だった北の湖親方が現職のまま亡くなられたことであろう。相次ぐ不祥事により一時期理事長職から離れていたものの、復職して大相撲の人気回復に努めたその功績は現役時代の功績と合わせて今の大相撲を語るには欠かせない事例となっていくだろう。


そして2016年初場所。大関琴奨菊が元大関栃東以来10年ぶりに日本出身力士の幕内最高優勝という快挙を成し遂げ、優勝時にニュース速報の字幕が出たり、取り組み前のルーティンである「琴バウアー」が流行るなど大きく取り上げられた。

ただし、行き過ぎた報道により冷遇時代に相撲界を支えてきた外国人力士の努力を知る協会内外の人達やそれを知るファンは難色を示すこともあった。


同年7月31日、昭和の大横綱の一人でかつて上記の北の湖とも戦った千代の富士が亡くなられた。筋肉質な体で高い人気を誇り「ウルフ」の愛称で親しまれ、キン肉マンウルフマンのモデルとなったり、ジョジョの奇妙な冒険スターダストクルセイダーズ空条承太郎の好きな力士に挙げられる等多くの創作物に影響を与えた彼の急な訃報は相撲界内外に大きな衝撃を与えた。


9月場所には大関になってから長く怪我で苦しんでいた豪栄道初優勝かつ全勝優勝を成し遂げ、大いにファンを沸かせた。


2017年初場所、ここ一番のプレッシャーに弱く、長らく優勝を逃してきた稀勢の里が14勝1敗という好成績で初優勝を成し遂げた。千秋楽翌日に横綱審議委員会が開かれ、品格や2016年年間最多勝等の安定した実力が評価され、全員一致で稀勢の里を横綱に昇進させることが決定した。日本出身力士の横綱誕生は平成10年の若乃花以降19年ぶりのできごとである。

その他、上位陣が大きく崩れたことによる金星の嵐、豪風の「一本背負い」や宇良の「たすき反り」など話題には事欠かず、三賞も受賞者が4人と下位力士が存在感を大きく示す場所となった。


三月場所では続けて稀勢の里が怪我を乗り越えて優勝し、相撲人気は最高潮となった。その後は稀勢の里を初めとした上位陣や人気の若手力士の休場が目立ち、相撲人気とは裏腹にやや寂しい場所が続いていた。まだこれだけならよかったのだが…。


2017年九州場所3日目、突如横綱の暴行問題が浮上し、またこの報道が非常に大きくなったこともあり、再び相撲は世間から冷たい目を向けられることになる。この九州場所では15日間全ての日程の満員御礼を21年ぶりに達成し、年6場所全ての日程で満員御礼を達成するという快挙を成し遂げてはいるものの、その後も様々な不祥事が浮かび上がっては報道され、年があけても報道が冷めることなく毎日の様にニュースで取り上げられる状態である。相撲協会の公式ツイッターへのリプライも半数以上が批判的なものとなる等まさに2017年は天から地へと突き落とされた1年となった。


2018年からはNHKに加えAbemaTVでも大相撲の配信を開始した。上位陣の休場が相次ぐ中ぐ、栃ノ心御嶽海貴景勝玉鷲等初優勝の力士が多く出ており、有望な若手力士も台頭しているため、「世代交代も近いのではないか?」と騒がれている。悪いニュースが流れることもあったが、相撲人気は相変わらず高く、視聴率もプロ野球を遥かに上回っている。


しかし、観戦スポーツとしての人気は復活したものの、行うスポーツとしての衰退には歯止めがかかっていない。

新弟子は少子化の影響で最盛期の3割ほどの数で横ばい状態になり、学校における相撲部は数と割合ともに減少し続けている。競技人口の減少は相撲の競技レベルの維持と向上にも多大な悪影響を与えるものであり、相撲を取り巻く環境は予断を許さない状況には変わりがない。


2020年3月の春場所は新型コロナウイルスの影響で初の無観客による開催となった(一般客を入れないで開催というものなら昭和20年6月にもあった)。しかし、家でも相撲を更に楽しめるように、親方衆によるYoutube解説&雑談配信を始める等ファンへのサービスは相変わらず厚い。親方ちゃんねる

その後5月の夏場所は中止となり、7月の名古屋場所は東京で開催、客同士の間を開けるなど感染対策がなされた。


観戦するにあたってのマナー問題

大相撲には平幕力士が横綱を倒すと観客が座布団を投げるという伝統がある。

しかし、近年は朝青龍や白鵬等の強すぎる横綱の誕生により、平幕に限らず横綱が倒されると座布団が舞うような状態となっている。2015年9月場所ではここまで全勝していた大関の照の富士が12日目に関脇栃煌山に負けた際にも座布団が飛び、横綱に限らず番狂わせな一番が起こると座布団が舞う模様である。


かつては祝儀だったものが協会側が禁止したために座布団に変わったものだが、当然他の観客や力士、行事に当たって怪我を起こしてしまう恐れがあり、最悪警察のお世話になるため、くれぐれも軽い気持ちで座布団を投げてはいけない。というか普通に危ない(実際怪我も起きている)。

協会側も座布団を投げられないように改良する(九州場所のみ)、観客に呼びかける、監視を強化する等の対策はしているものの、伝統という側面が強いために観客側としては守られる様子は一向に見られない。

長い冷遇時代を終えてやっと回復した大相撲人気、今後も楽しく大相撲を観戦できるようになるには我々観客側のモラルにかかっていると言っても過言ではない。


大相撲以外の相撲

  • 神事相撲…日本各地の神社で奉納される相撲。2人で2回の取組みが行われ,1勝1敗で決着する様式になっていることが多い。一人で行う一人相撲の場合もある。この場合の相手は神様とされる。

※.2012年度NHK大河ドラマ平清盛』24話で現役力士・豊真将らが出演した「相撲節会」も「神事相撲」にあたる。

  • 女相撲…の女同士または女と男の盲人による相撲興業。お色気的興業として人気を呼んだが、明治時代に風紀を乱すものとして禁止され、後に着衣により行うものとして復活。女子プロレスの前身となった。
  • 女子相撲…1996年に誕生した女子が行うアマチュア相撲競技である。新相撲ともいわれる。オリンピックの正式競技にすることを目標にしている財団法人日本相撲連盟が女子への普及促進を目指すために作られた競技。服装は、廻しが一体となったグラップリング・パンツとレオタードを組み合わせた競技服を着用する。日本ではまだまだ知名度は低いが、実はヨーロッパなど海外方面の方で熱心に行われている。
  • アマチュア相撲…学生相撲および社会人相撲。国際相撲連盟による世界大会も行われる。ほぼ大相撲とは無縁だったが、近年は学生相撲出身の力士も出てきている。
  • シマ…沖縄本島の相撲。組んでから始める、土俵が無い、着衣であるなど日本本土相撲と細かい点で違う。
  • ビーチ相撲…ビーチレスリングの相撲版。砂浜で着衣のまま行う。
  • ブフ…モンゴル相撲。日本の相撲と同じく、神事としての伝統があり、祭りで奉納されることもある。モンゴル出身の力士は親がブブ経験者であることが多い。
  • シュアイジャオ…中国の相撲。日本の相撲と同じく長い歴史がある。基本的に着衣でやはり土俵がない。中国らしく、武術に近い。
  • シルム…朝鮮半島。組んだ状態から始める。現地での人気は日本の相撲人気に比べると遠く及ばない。
  • ヤール・ギュレシュ…トルコのオイル相撲。近年このキャラクターのおかげで日本での知名度が上がった。

格闘技以外の相撲

日本の武道で最も古く、格式高いものであるため、勝負事の代名詞として使われてきた。

  • 腕相撲アームレスリングと混同されがちだが、肘が動いてもファウルにならず、四十八種の決まり手も認定されている協議。正しい腕相撲を知らない人も多いのでは?
  • 指相撲…親指のみで行う相撲。人差し指から小指までの四本を組ませ合い、親指で相手の親指を押さえつけようとする。一定の長さ相手の親指を抑えれば勝ち。
  • 紙相撲…女の子でも手軽に遊べる子供の遊び。紙を二つに折って立たせ、紙箱の上に乗せて、指先で箱を叩く。倒れるか箱から落ちた方が負け。
  • 昆虫相撲カブトムシクワガタムシ同士を戦わせるというものだが、人為的なものに限らず自主的に戦う場合にも用いられる事がある。後にムシキングとして子供達にブームを巻き起こす。ムシキングではカブトムシとクワガタムシだけだが、クモコオロギカマキリなどの他の節足動物に対して使う事もある。

相撲が起源の慣用句、ことわざ

  • 勇み足…勢い余って自分が土俵外に出てしまうこと。転じて、調子に乗り過ぎて失敗すること。
  • 異能力士に三役なし…奇抜なやり方で勝つ力士は長続きせず、横綱、大関、関脇には決して上がれないの意。転じて、基本が大事という戒め。
  • 同じ土俵に乗る…対等の条件で勝負できること。
  • 序の口…力士の最下級。転じて、物事が始まったばかりのこと。
  • 他人の褌で相撲を取る…他人に便乗して利益を得ること。
  • 懐が深い…何でも受け止めてくれる器が大きい人のこと。
  • 横綱相撲…正攻法で戦って圧勝すること。

相撲を使用・モチーフとした架空のキャラクター


相撲をモチーフとした漫画・アニメ・ゲーム

漫画・アニメ(50音順)


また、一話完結タイプのギャグ漫画では一話まるまる相撲回だったりモブ力士が登場することもある。


ゲーム(50音順)

家庭用ゲーム機


アプリ


間接的に相撲と関連のあるキャラクター

  • リョウ・サカザキ(龍虎の拳)…得意なスポーツは「相撲」。子供の頃から近所の友人達とやっており、負け知らずである。
  • 空条承太郎(ジョジョの奇妙な冒険 第3部「スターダストクルセイダース」)…好角家であり、千代の富士のファン。留置所でもラジオで相撲放送を聞く程である。また、作中で承太郎から「相撲は好きか?」と問いかけられた花京院典明も「ええ…相撲大好きですよ」と答えている。
  • ハードマン(ロックマン3)…大相撲を好む整地作業用ロボット。正々堂々とした戦いが好き。
  • 栗坊(トリコ)…世界一の鍋職人で大柄な男。彼自身は相撲との関係は見られないが、何故か大銀杏をしている。
  • マスクド竹之内(魁!!クロマティ高校)…相撲部に入部していた時期がある。最初はやる気が無さそうにしていたが実力はあったらしく、他高との練習試合で五人抜きを達成し、「相撲が天職に思えるほどだ」と激太りをするが、いつの間にか元に戻っていた。
  • スモートロン(動物戦隊ジュウオウジャー)…デスガリアンの怪人。ブラッドゲームとして相撲を挑むが、卑劣な手を平気で使うなどスポーツマンの風上にも置けない敵。
  • ゴロン族(ゼルダの伝説)…「トワイライトプリンセス」から相撲好きな設定が追加された。このため、リンクも相撲をすることになる。
  • 伊勢(艦隊これくしょん)…ゲーム中は全く相撲について触れないが、ファミ通出版の公式の4コマ漫画で相撲好きであることが明かされている。これは実際の戦艦伊勢に本物の土俵が作られていたことに由来している(基本マットで代用することが多かった)。当時は兵隊の鍛錬の一つとして相撲が取り入れられていた。
  • デッドプール(MARVEL)…昔、暗殺家業の一環として数年間相撲部屋で修行をしていたことがある。暗殺家業と相撲がどう関係するのか分からない所が流石アメリカンクオリティである。四股名は「千代の酒」。
  • ビーストコンボイ(ビーストウォーズ)…アニメOPのアドリブで「好きなスポーツは相撲」と答えている。もちろん日本でのアドリブの台詞なので原語版の公式設定ではない。またリターンズ14話「勝利の代償」にて、コンボイの意識内でラットルが「アンタに付いてきたのに付いてきたのに付いて北の湖は強かったよねぇ~」という迷言を残している。
  • 十四松(おそ松さん)…アニメ第9話で一瞬だけ力士の格好で登場したほか、「推し松クイズバトル」では着物を着た太った力士の姿で登場する。「へそくりウォーズ」ではその格好は着ぐるみであることが判明し、中からまわしをつけた普通の十四松を発射して攻撃する。また、パズ松さんでは六つ子全員が相撲取りの格好になったものがある。
  • 土方雷電(イナズマイレブン)…沖縄のサッカー選手、必殺技に「スーパーしこふみ」がある。サッカーなのに…。
  • 土洲恋(イナズマイレブン)…「大阪ギャルズCCC」所属のぽっちゃり系女子なサッカー選手、ポジションはゴールキーパー。名前が「どすこい」なのでそのまんまである。女相撲日本チャンピオンというかなり無視できない設定を引っさげている。
  • 向井拓海片桐早苗(アイドルマスターシンデレラガールズ)…向井拓海のSRのカード「炎天の女王」の特訓後のイラストにて片桐早苗とプールのステージ上で相撲している様子が描かれている。結果は早苗の勝利であるが、タイマンで負け無しの元暴走族vs格闘技有段者の元警官という二人の対戦は色々なドラマを想像させられる。
  • 佐竹美奈子(アイドルマスターミリオンライブ!)…太った男性が大好きな彼女もやはり好角家で、「大盛山」という四股名の力士を贔屓している。
  • 坂田金時武蔵坊弁慶(Fate/GrandOrder)…イベント限定礼装の「ゴールデン相撲~岩場所~」にて二人で相撲をとってる姿が描かれている。
  • 黒木洋美(ハイスクール・フリート)…銚子市女子相撲大会、個人中学生の部で優勝したことのある実力者。作中で開催された相撲大会でも優勝している。
  • 喜々津嬉々(めだかボックス)…中学生相撲大会優勝の経歴を持つボーイッシュな女の子。
  • 栗原千代(監獄学園)…好角家で、相撲好きに悪い人はいないという信念を持っている。
  • ハラ(ポケモンSM)…アローラ相撲の親方。相撲を好み、ポケモン勝負にもゼンリョクで取り組む。もちろん使用ポケモンには上記のマクノシタやハリテヤマを使用する。
  • デンボク(LEGENDSアルセウス)…ヒスイ地方のギンガ団団長。相撲好きであり、加入したばかりの主人公を投げ飛ばした。大岩をも投げ飛ばすとされ、部下たちにも相撲で厳しく稽古をつけている様子。
  • 処刑者スモウ(ダークソウル)…名前、体系共に相撲がモチーフとなっている。中盤の山場となるボスで、巨大なハンマーを持った残虐な性格の大男。相棒の「竜狩りオーンスタイン」とのコンビネーション攻撃は多くのプレイヤーの心を折った
  • タコツボザムライ(splatoon2)…ヒーローモードのキューバン展望台のボスを務める人型オクタリアン。高い体力を持ち、ローラーで高威力の攻撃を繰り出す強敵。「サムライ」と名がついているものの、大きな体はむしろ力士に近い(ファッションは革ジャン着用とパンキッシュだが)。極め点けにステージ名が「スゴイ ドスコイ #タコツボザムライ」であり、ステージはまんま土俵で、ご丁寧に吊り屋根まで設置されている。ステージ中はホタルが相撲を意識した台詞をちょくちょく言うが、人類がいなくなった後でも相撲文化は健在のようである。
  • ドスコイ(splatoon2以降)…サーモンランに登場する大型のシャケ(名前はにかけているが…)。体力が高く、非常にタフで他のシャケ達の肉壁となる上に、持ってるフライパンで殴られると大きく吹っ飛ばされるので水場付近では注意。また、シャケについてのマニュアルによるとドスコイ同士が集まって稽古をつける部屋があるらしい。どう考えても相撲を意識してます本当にありがとうございました。また、3の特殊イベント「ドロシャケ噴出」で大量に列に並ぶ様子は雇い主のクマサンから「まるで土俵入りだね」とコメントされている。
  • ヨコヅナ(splatoon3)…サーモンランNEXTWAVEに登場する超巨大なシャケ。サーモンランにおけるラスボスであり、とにかく高すぎる耐久とオオモノシャケとの波状攻撃でバイトのインクリング&オクトリングを苦しめる。
  • キングクルール(スーパードンキーコングシリーズ)…コングファミリーの宿敵であり、クレムリン軍団の総帥である大柄なワニ。原作では特に相撲とは関係ないのだが、外部出演である大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALに参戦した際に下アピールで四股踏みをするようになった。また、横アピールで腹太鼓をしたり、弱攻撃で突っ張りを繰り出す。
  • 紫ピクミン(ピクミン2以降)…和名「ヨコヅナピクミン」。大きくて重く、そして力持ちなピクミン。ピクミン2の初登場ムービーでは四股を踏む。
  • リンカ(ファイアーエムブレムif)…白夜王国の炎の部族出身の女戦士で、逞しい腕と割れた腹筋が目立つ屈強な女性。同じく屈強な炎の部族の男でも勝てない程の相撲強者である(あまり相撲をさせてくれなかったようだが…)。作中ではカゲロウとの支援で相撲について触れられ、彼女と勝負することになるのだが引き分けに終わった。リンカと相撲で張り合えるカゲロウも大概である。ヒーローズのイベントではシリーズの屈強な女性ユニットと次々と勝負を挑むことに…。また、これとは別に蒼炎の軌跡以降の作品には「ぶちかまし」という味方ユニットを2マス先に飛ばすスキルがある。更に2022年9月にはヒーローズに相撲(炎祭)イベントを持ち込んできた。
  • うわばみの重蔵(SEKIRO)…力士くずれの非常に大柄な野盗。剣を持っていない方の手で張り手を繰り出してくる他、掴み攻撃が入ると狼を地面に叩きつけた後に思いっきり踏みつけ、雲竜型の動作をする。
  • ジャックフロスト(女神転生シリーズ)…悪魔の1体だが、学園を中心に展開される「真・女神転生if...」では「ヒーホーくん」として学生服を着てイベントに登場し、勧誘しなかった場合相撲部に入部して学園生活をエンジョイするようになる。
  • ヒシアケボノ(ウマ娘プリティーダービー)…かの横綱から名前を貰った馬が元となっている彼女ももちろん相撲ファン。
  • 河松(ONEPIECE)…ワノ国編に登場する自らを河童と名乗る魚人の侍。侍であると同時に最強の力士としても認識されているという美味しい設定を持つ。
  • ヨコヅナ(ONEPIECE)…「角界ガエル」と呼ばれる巨大な海棲イボガエルの一種。トムズワーカーズで飼われていた。

妖怪

  • 河童日本人で知らない人はいない日本の妖怪。相撲が好きとされ、大人より強い力で相撲をとるが、仏前に備えた飯を食べる、事前に一礼して頭の皿の水をこぼさせる等の対策で子供でも勝つことができる。なお、負けると尻子玉をとられてしまう。親族であるシバテンガラッパ等の妖怪も相撲好きであることが多い。
  • オッパショ石徳島県に存在する名のある力士の墓石。石が「オッパショ(背負ってくれ)」と声を出すので背負ってみたところ、初めは軽かったが次第に重くなってしまうという。
  • 化け火滋賀県に伝わる怪火。小雨の夜に湖から山へ向かって大きくなりながら飛んでいく火で、二人の人間の上半身が相撲をとっている形になることもあるという。かつて田舎相撲の実力者がこの火の正体を暴こうと挑んだが、逆に投げ飛ばされてしまった。他に挑んだ者も皆投げ飛ばされてしまったので、誰もこの怪火に挑まなくなったという。
  • 海坊主…日本各地に伝わる海の妖怪。様々な伝承があり、東京都の新島や、愛媛県では相撲を挑んでくるものもある。

その他

  • 相撲城(がんばれゴエモン2_奇天烈将軍マッギネス)…ゲーム内で福岡県にあたる場所に存在する。力士のステンドグラスがあったり、横綱・露払い・刀持ちそれぞれのお立ち台が背景に見られる等かなり豪華でオシャレ。最後は小型相撲メカに乗って進み、メカ同士の土俵上の大一番に望む(実は降りた方が楽なのはナイショ)。その後はゴエモンインパクトに乗って「どすこい平野」で「からくり横綱メカ 千秋楽」と戦うことになるが、これがまた初見殺しのオンパレードでインパクトの操作が分からない間は苦戦する。
  • ごっつぁん兄弟(リズム天国ザ・ベスト+)…まさかの音ゲー、中毒性の高い楽曲が高評価を受けている。この作品と公表はされていないものの、つんく♂氏のブログの記述から今では貴重な氏の歌入り楽曲ではないかと推測されている。
  • 走る取的(世にも奇妙な物語)…力士をテーマにした珍しいホラー作品。
  • 寺院(LSD)…中に入ってすぐに土俵があり、紙相撲風の力士が取組をしている。しばらく眺めていると決着がつく。たまに力士がいなかったり、片方の力士が巨大化してることも。
  • 太麺堂々(日清食品)…CMで「恋愛レボリューション21」をキレッキレのダンスで踊る力士が登場し、当時話題になった。もちろん力士は当時現役だった本物。
  • 喝風太郎!!(本宮ひろ志)…大相撲にてよく懸賞で見られる作品。火ノ丸相撲も懸賞となった際は話題になったが、それ以上に登場している。放送ではNHKの都合上懸賞が回る際はカメラが遠くなるが、漫画絵のキャラが見えて気になった人は多いだろう。
  • つっぱり(モンスターハンター:ワールド)…有料DLCのジェスチャー。拍手(かしわで)から四股を踏んで構えるという長い予備動作の後に無数のつっぱりを繰り出す。一見ネタに見えるが、草食獣を倒せてしまうので侮れない。また、このシリーズの過去作には男性の髪型に大銀杏があった。モンスターでもイビルジョーテツカブラ等四股踏みの動作をするモンスターがいる。後に相撲技を使う上記のヨツミワドウが登場した。アオアシラとの縄張り争いの大一番は必見。
  • スモー(∀ガンダム)…相撲が名前元となっているモビルスーツ。それでありながら機体名のスモー(SUMO)もちゃんと「Strike Unit for Maneuver Operation(機動戦闘ユニット)」の略称となっており、ネーミングセンスの高さが光っている。また、持っている武器(ヒートファン)は行司の軍配をモチーフにしている。
  • どすこい!!太郎(みんなのうた)
  • どうぶつの森シリーズ…大銀杏の被りものがあるほか、河童である「かっぺい」が相撲をネタに歌を歌ったり語りかけてくることも。
  • シコフミ(超おどるメイドインワリオ)…作中に登場する「カマエ」の一つ。対応するミニゲームはそのまま相撲の四股踏みをするものから股の下をくぐる魚を足で挟むもの、おしりで記号を書くものまで様々。英語では「squat」(スクワット)表記。
  • 移動干渉(ドラゴンクエストⅩ)…敵の攻撃が脆い後衛に行かないように耐久力のある前衛(タンク)が敵を直接押し出して足止めする行動&システム。タンクの役割を直感的かつ視覚的に分かりやすくしたシステムであり、モチーフとなったワケではないがわざわざ押し出すモーションがあるため通称『相撲』と呼ばれている。このシステムのためにシリーズでは珍しい「重さ」の概念がある程。画期的なシステムであったため、開発でも実現に相当に苦労したという。
  • ラッコ鍋(ゴールデンカムイ)…「相撲しようぜ」『なるほどそうか!!』

やはり国技らしく、意外といろんな所で相撲や相撲がモチーフとなったものが見られる。



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河童…相撲が得意とされる妖怪。他にも相撲が得意な妖怪はいるが、大半は河童の親類である。

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