俳優:植村喜八郎
概要
第28話「地獄の合唱(コーラス)」で初登場した「バルガイヤー」の初代艦長。
銀河制圧戦争で数多くの手柄を立て多くの報償をもらってから、引退後は故郷の星で悠々自適の生活を送っていた。だが、ガロアが地球侵略に手間取っていると知って再び戦場へと戻り、ガロアに代わり艦長に復帰。メドーが嬉し涙を流すくらいに喜ぶ一方で、転落していったガロアからは大いに憎まれている。
タクトから剣のバロックフェンサー、鞭のバロックビュート、銃のバロックシュートに変形する「バロックフェンサー」を武器にしており、射撃や鞭や格闘技の腕前も超一流。専用の黒ゴルリンを所持しており、巨大戦でもファイブマンを大いに苦しめている。
歌が大好きであり自称「銀河のヒーロー」としている。「甲斐バンド」の「HERO(ヒーローになる時、それは今)」を歌いながら登場した際は、敵である数美やレミでさえ虜にしてしまったほどである。ギンガマンを配下に従え、数多くの残忍な作戦を立案するが、詰めの甘さからことごとくファイブマンに辛酸を舐めさせられる(特に第44話でガロアがいくら向こうの整備が整ってなかったとは言えビッグガロアンでスーパーファイブロボを倒してしまった時にメドーが「5人を倒さないと勝利とは言えない」と発言していた為かなり焦っていたと思われる)。
偽兄弟先生では、健に扮した(第38話)。
ファイブレッドをライバル視しており、彼を「最高の敵」と認める一方で他の4人を「雑魚」呼ばわりするほどである。ただし「正々堂々の直接対決で倒す」ことにはこだわっておらず、刺客としてわざわざヒョウコブラルギンを作り出して差し向けたこともあり、この時はレッドに2対1の戦いを仕掛けた。第47話でもファイブレッドに固執し、他の4人との戦いをガロアに押しつけて自身はギンガマンと6人がかりでレッドを攻撃した。
最後はファイブレッドとのチェーンデスマッチを仕掛けるが敗死。その死体は、バルガイヤーにとって極上のエキスとなり、銀河超獣バルガイヤーへと脱皮させた。
名前の「シュバリエ」はフランス語で「騎士」を意味する。
余談
演じた植村喜八郎氏は『超新星フラッシュマン』にてグリーンフラッシュ・ダイを演じており、戦隊シリーズで正義役と悪役を両方経験した俳優だった。戦隊シリーズにおいては、他にはその『フラッシュマン』でレー・ネフェルを演じた萩原佐代子(ダイナピンク)氏と、本作でレミを演じた早瀬恵子(現:成嶋涼)氏の例がある(早瀬氏は『忍者戦隊カクレンジャー』で花のくノ一組のアヤメを演じているが、出演した際の名義は「咲田めぐみ」だった)。ちなみにこの3氏は『海賊戦隊ゴーカイジャー』にも出演しているという共通点がある。
彼の登場が苦戦していた視聴率を回復させたことから、悪役ながら番組の救世主的な存在であった(その割には上述の通り卑怯な本性を持った敵なのだが)。
そのため、最終回には本来退場しているにもかかわらず、敬意を表して植村氏及びシュバリエの名前がクレジットされている。
関連タグ
アバレキラー:シュバリエの設定をリメイクし味方寄りにしたキャラと言える。