概要
2ちゃんねるを中心としたネット文化として、「w」とは文章の語尾に付けることによって笑いを表す言葉である。
「真夏の夜の淫夢」に関連するコンテンツで誕生した「草不可避」は、「w」を野に生える芝・雑草に例えて、それから逃れられない…つまり「笑いが堪えられない」「爆笑」を表す遠回しな表現である(同じく笑いを表す「藁」から来ているという説も)。
ネガティブな意味になりつつある(笑)と違い、ポジティブであったりネガティブであったりと人によって受け取る笑いのニュアンスが異なる。
時と場合によっては「草生える」という言葉や「草」の一言で伝わることもある。さらに派生して「大草原不可避」という言葉で爆笑を表す語録も登場している。
かなり限定されるが、状況によっては「花生える/咲く」「大海原不可避」「大雪原不可避」「土肥える」などといった派生も見られる。
「真夏の夜の淫夢」を好む人(淫夢民)や2ちゃんねるのなんJ板のユーザーが主に使う。それらの文化では「wwww」と表記することが極端に嫌われる傾向があり、使ってしまったらホモガキ(マナー知らずの淫夢厨)などと徹底的に非難や罵倒を浴びせられる可能性があるので、wなど他の笑いを表現するスラングと場によっての使い分けを心がけよう。
なお「草www」等と表現すると笑いの表現がダブってしまうため、「草に草を生やすな(真顔)」とツッコミを受けるので要注意。
余談
2018年には国語辞典にも載るようになり、以下のように意味が追記された。以下、三省堂現代新国語辞典第六版より。
- くさ【草】
[一]〈名〉④[ツイッターなどで]笑う(・あざける)こと。笑えること。[warai の頭文字を並べた www が、草が生えているように見えることから]
三省堂現代新国語辞典に続き、大辞林や新明解国語辞典にもネットスラングの「草」が載った。