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ガイキングLODの編集履歴

2021-07-03 14:03:38 バージョン

ガイキングLOD

がいきんぐれじぇんどおぶだいくうまりゅう

東映アニメーション制作のテレビアニメ『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』。

大空魔竜、それは無敵の機械竜!ガイキング、それは熱き炎の戦闘巨人!今、この二つの力が一つとなり、明日の世界を守り抜く!君も心に、その名を刻め!大空魔竜ガイキング!!


2005年11月12日から2006年9月24日までテレビ朝日において放送された。全39話。



概要

1976年に放送された『大空魔竜ガイキング』をリメイクした作品。

リメイク作品であるが、主役メカであるガイキングと大空魔竜、そして一部のキャラクター名称以外、

人物、世界観、ストーリーを一新した、完全オリジナル作品となっている。

シリーズディレクターは細田雅弘、シリーズ構成三条陸

キャラクターデザインは山崎健志、山崎展義、直井正博(パイロット版のデザインは中鶴勝祥)。

メカニックデザインは大塚健佐藤元

殊にメカニック関係の作画スタッフがやたらと豪華で、合体シーンは 大張正己愛姫みかん、牟田口裕貴、大籠之仁、まさひろ山根が担当。

後期OPは金田伊功が担当。


当初は「金色のガッシュベル」の次番組としてオリジナル版と同じフジテレビ系「ドリーム9」枠か、テレビ東京系平日夕方か土日午前中の何れかに導入が検討されたが、双方とも不成立となり、テレビ朝日が関東ローカル枠の穴埋め番組として導入した。

その為愛媛朝日テレビ琉球朝日放送の2局しかネットされず、CS放送を除き長らくは「知る人ぞ知る幻の作品」となっていた。(ある意味今は亡きTBS系土曜日夕方5時台アニメ・特撮枠よりも酷い扱いで、テレ朝日曜朝6時半はデジモンクロスウォーズで完全全国ネットに改善された)


ストーリー

少年ツワブキ・ダイヤは父と小型船に出て、洋上に燃え上がる黒い炎を目撃した。その中から巨大な怪獣が出現し、父や船員たちは海中へと消え、彼にも危機が迫った時、巨大な機械の竜が出現しツワブキ・ダイヤを守ってくれたのだ。


それから5年、再び地上に巨大な怪獣が現れた時、中学生になったツワブキ・ダイヤは巨大な機械竜「大空魔竜」と再会する。怪獣を送り込むのは、地底の孔から繋がる異世界「ダリウス界」を支配するダリウス軍。ダイヤはダリウス軍の進撃を止め、父と再会するため、大空魔竜へと乗り込む!


登場人物

大空魔竜隊


地上


反ダリウス軍勢力


ダリウス軍


用語解説

ダリウス界

地球内部の孔から繋がっている異世界地底人というわけではなく、別の次元に存在する惑星らしい。

ダリウス人たちはとがった耳を持ち、地球人よりも鮮やかな色の髪や肌をしている者が多いが、それ以外はあまり地球人と変わらない。

大帝率いる軍部が政治を完全に支配しており、民の中には反感を抱いている者もいる。


ダリウス軍

ダリウス界を支配する軍事独裁勢力。大きく分けて

  • 空と海を駆ける無限艦隊を率いる東方軍(将軍:プロイスト)
  • ダリウス界の生物を巨大化・凶暴化させた魔獣を操る南方軍(将軍:サスページ)
  • 無人駆動するロボット鉄獣を繰り出す西方軍(将軍:ヴェスターヌ)
  • 自ら戦闘巨人を駆り暴れ回る北方軍(将軍:ノーザ)

の4部隊が存在する。

ダリウス界においては地上侵攻などの都合の悪い所は隠され、大空魔竜こそが侵略者であるとデタラメな報道が為されている。


科学的な燃焼に伴う現象…ではなく、精神の持つエネルギーの事。ガイキングなどの戦闘巨人は強い炎を持つ者にしか動かせない。地球人は赤い炎、ダリウス人は黒い炎を持つという。


メカニック

大空魔竜

該当項目参照。本作における主人公側の拠点となる。


ガイキング

大空魔竜及び内部格納されたパート1・パート2が合体することで変身する炎の巨人。アックス、ランス、シールドなどの武装を換装して戦う。詳細は該当項目参照。

後述するスティンガー・サーペント・クラブバンカーと4機合体することで『トリプルガイキング』になる。

フェイス・オープン時には炎のパワーが4倍になり機動力が上昇するが、コックピットが超高熱状態になるので数分間しか使用できない。


スティンガー

万能戦闘機。機動力に長け、ガイキングやキルジャガーの足場にもなる。糸の切れた凧ではない。

ガイキングの背部と合体することで空戦形態スカイガイキングとなる。


サーペント

狙撃機体。旧ガイキングの魚竜ネッサーに似ている首長竜型ロボット。

ガイキングの右腕と合体することで射撃形態バスターガイキングになる。サーペントバスターの威力はクローズド・フェイス形態においては最強レベルを誇る。


クラブバンカー

水陸両用戦車。空も飛べるカニタンク。

ガイキングの腹部と合体することで水中形態ダイバーガイキングになる。

ダイヤからはカニキングと呼ばれている(合体後の指もハサミを意識している)。


キルジャガー

化け物と呼ばれるジャガー型ロボット。ガイキングと合体は出来ないが、手足や首を折り畳むことで戦闘機に変形できる。

特殊力場を発生させることによりどんな場所でも疾走することが可能。口からガイキングの炎を吸収し、増幅して吐きだす機能を持つ。


大地魔竜

大空魔竜のベース機体である超巨大地底戦艦。スフィンクスのような姿をしている。巨大なミラクルドリルにより地盤を粉々にして大地そのものを破壊し突き進む。


バルキング

バルキング

大地魔竜頭部とパート1・パート2が合体して変形する炎の巨人。重装甲なパワーファイター。

大地魔竜のミラクルドリルを副武装として扱える。


天空魔竜

同じく大空魔竜のベースとなった超巨大飛行戦艦。ワイバーンのような姿をしている。

自立起動が可能なAIが内蔵されているが一度動き出したら止められない欠陥機であり、あまりに危険すぎるため製作者自身の肉声によるパスワードがないと動けないように封印されていた。


ライキング

ライキング

天空魔竜頭部…ではなく、天空魔竜ボディ部分のスカルエンブレムと以下略。スピードに長ける。

また、天空魔竜のボディ部分に備えてあるジャイアントカッターを振り回せるだけのパワーも兼ね備えている。


主題歌

オープニングテーマ

「GAIKING」(1 - 39話)

作詞 - YOFFY / 作曲 - IMAJO / 編曲 - 大石憲一郎 & サイキックラバー / 歌 - サイキックラバー


エンディングテーマ

「ボクニデキルコト」(1 - 26話)

作詞 - MIZUE / 作曲・歌 - 徳永英明 / 編曲 - 坂本昌之


「Oh!my god」(27 - 38話)

作詞 - 青木久美子 / 作曲 - YOFFY / 編曲 - 大石憲一郎 / 歌 - サイキックラバー


挿入歌

「ガイ!ガイ!ガイキング!」(5話、30話)

作詞・作曲 - YOFFY / 編曲 - 大石憲一郎、サイキックラバー / 歌 - サイキックラバー

「その名はガイキング・ザ・グレート」(31話、35話、38話)


作詞 - 青木久美子 / 作曲 - 小杉保夫 / 編曲 - 大石憲一郎 / 歌 - 串田アキラ


「白いリボン」(25話)

作詞 - 柚木美祐 / 作曲・編曲 - 池田森 / 歌 - ルル・アージェス(川上とも子)


各話リスト

話数サブタイトル
1大空魔竜が来た!
2オレが選ばれた戦士!?
3旅立ち…さらば母さん!
4行くぜ!ダリウス突入作戦
5おれたち悪者!?
6どうする!?出撃不能!!
7激突!誇り高き決闘
8史上最少の強敵
9明日に向かって撃て!
10ルルの危機!海底の恐怖!!
11激震!!将軍ノーザ襲来!
12命がけ!?禁断の逆転技
13衝撃!キャプテンは父さん!?
14遊園地バトル!ローサの休日
15危険な逃亡者!!父さんの手がかり!
16包囲網突破!リーと女豹!
17敵か味方か!?危険な新戦力!
18超兵器!ダリウスの切り札
19新皇帝の罠!ガイキング処刑!!
20ミニミニマシン!秘宝争奪猛レース
21占い的中100%!?ズバリ言うルル!!
22燃えろ3バカ!!奪われたガイキング!!
23サコン脱走!?静(シズカ)に迫る暗殺部隊!!
24戦場を駆けるピンクのカバ!!アイドルは誰だ?
25地獄に堕ちたクルーども!アイドルは君だ!!
26悪夢の序曲!よみがえる大地魔竜!!
27暴かれた黒い過去!ガリス哀しみの仮面!!
28罪と罰と呪いの子!愛憎の天空魔竜!!
29食らえ必殺のフルコース!最後に笑うサスページ!!
30二代目は13歳!総力戦だぜキャプテン・ルル!!
31見よ!讃えよ!ひざまづけ!荒神グレート降臨!!
32武器ナシ弾ナシ親友アリ!二人ぼっちの地上戦!!
33さよなら純情!ちょい不良(ワル)ハートに火をつけろ!!
34NEXのはらわた!!狼の街に天使の接吻(くちづけ)を…
35大虐殺!大展開!!神よ、帝都が沈む…
36再会・裏切りの父!こんなに愛してるのにぃぃッ!!
37息子よ
38みんな、燃えろ
39君の地球・君の未来

トリビア

プロイストのテーマ曲にドボルザークの「新世界」を使用したり、一流のスタッフが良い仕事をする余り予算オーバーとなり、プロデューサーが頭を抱えた逸話もあった。

その影響が同じ製作プロで系列局担当だった「銀色のオリンシスTOKITO」のテレビ朝日ネット拒否の遠因と言う説もある。(関東ローカルは東京MX等の県域独立局でネットされた)


…13話に於いて著名な作画スタッフが20人以上集まった理由として、放送当時はロボットアニメ冬の時代とも言うべき時期であり、「ロボットを描きたい!」と言うアニメーターがその鬱憤を晴らすべく自発的に集まったそうである。結果、クライマックスの戦闘シーンはCGと見間違える程に動きまくる。

後に「お前ら何枚劇場版作る気だ!」とどやされたそうだから、よっぽど炎を入れたのだろう…。


以下に13話作画スタッフの名前を載せる。


工原しげき 中村豊 橋本敬史 松田宗一郎 今石洋幸 雨宮哲 和田高明 橋本英樹 渡辺浩二

三橋和弘 大塚健 中鶴勝祥 濱洲英喜 山下高明 すしお 坂崎忠 馬場充子 甲斐泰之 井上香織

黒柳賢治 林祐己 村俊太郎 西田達三


この人数…笑うしかない。しかもスポンサーにバンダイが付くようになったのは13話の後である…。


関連タグ

大空魔竜ガイキング

ガイキング ガイキング・ザ・グレート バルキング ライキング

大空魔竜 大地魔竜 天空魔竜


スーパーロボット大戦KLに参戦。

ロボットガールズZ


関連イラスト

ガイキング・レディース


関連動画


外部リンク

TVアニメ公式サイト

Wikipedia

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