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概要

文字通り、地底に住んでいる、あるいは(知的)生命体のこと。

人類そのものである場合やむしろ爬虫類系の容姿を持つ場合なんかもある。

SFを中心とした創作に登場するものが代表的だが、伝承・都市伝説や陰謀論の中でその存在が語られるパターンもある。

実際には地下数kmまでは微生物にとっては地表以上に重要な生活圏であり、バイオマス(体重×個体数)基準で見れば地表に存在するよりずっと多くの生物が地下世界で生存し「地下生物圏」を構成していると考えられている。しかし地下生物のほとんどは高温高圧環境下で生存できる微生物であり、地表付近に形成される洞窟を除けば『地底人』と言えるような大型の動物が生息し文明を築くには過酷な環境(特に圧力)である


フィクションでの扱いは大きく分けて2つの傾向がある

・我々人類の足下に広がる未知の世界で人類とは別の文明を築いた「人類の競合者」としての地底人

・天変地異によって地表に生存できなくなった人類が、地下世界に逃れた末の「人類の末路」としての地底人


地底人に関する主な作品

小説

地底旅行

ジュール・ヴェルヌの作品。

地底世界には原始人や恐竜が生息。


ペルシダーシリーズ

エドガー・ライス・バローズの作品。

広大な地底世界には人間に似た「ペルシダー人」や翼竜から進化した「マハール」をはじめ、獣人型や爬虫類型など様々な知的生命体が住む。


タイム・マシン

H・G・ウェルズの作品。

80万年後の未来世界では人類の子孫として地下に住む白い類人猿「モーロック」が存在している。

その知能は現代の人間と比べ大幅に退化しているが、同じく人類の子孫で地上で暮らしている「イーロイ(エロイ)」に比べれば知力体力は優れているようで、地下の機械を操作してイーロイが生きるのに必要な物資を作り出し、夜には彼らを襲って捕食する。


クトゥルフ神話

地底に住む様々な種族が登場する。

地下で蠢く

地下に住んで人間の死骸を食べる独立種族。

地球では時おり納骨堂や地下鉄に現れ、夢の世界ドリームランドでは巨人族ガグの墓を荒らして死骸を得る。

アフリカの地下世界「グハーン」に住む触手を備えた環形動物のような種族。

  • クン=ヤン人

北米の地下世界「クン=ヤン」の支配種族。

元々は地球に移り住んだトゥルーを崇拝する異星人だったが、最初の移住場所であったレレクスが海に沈んだため地下へと移動。「ヨス人」ツァトゥグァを崇拝する不定形生物などの先住民を征服した。


シェイヴァー・ミステリー

アメリカのSF専門誌『アメージング・ストーリーズ』に、リチャード・S・シェイヴァーという男が1943年に投稿した怪奇説話で、高度な文明を持つも太陽光を嫌って地下洞窟に移住し、そのテクノロジーで人類社会に不幸な事件を次々と起こしている邪悪で残忍な種族デロ(Dero)」が登場する。


特撮

ウルトラシリーズ

ウルトラマン

地殻変動により地底に追われた種族として地底人が登場。地底怪獣テレスドンを操り地上を破壊する。

長い地下生活の影響で目は退化して存在せず、地上では正体を隠すためサングラスをかけている。


帰ってきたウルトラマン

「地底原始人キング・ボックルが登場。

地上侵攻の障害となる存在の破壊および抹殺を目論む。


ウルトラマンA

異次元人ヤプールに協力する地底人「地底エージェントギロン人が登場。

別の話ではヤプールとは無関係に地上を攻撃する「地底超人アングラモンが登場している。


ウルトラマン80

初代とは異なる地底人が登場。

指導者である女王イーナスの外見は地上の人間との差異は見られないが、配下の兵士は白い石膏像のような顔をしている。種族的な特徴なのか単に仮面を着けているだけなのかは不明。


ウルトラマンパワード

巨大隕石の衝突や氷河期の到来から地底に逃れた太陽の民が登場。

初代の地底人のリメイクだが、こちらは逆に目が大きい。彼らを地下へと導いたとされる伝説の存在「エルドラの神」の像はウルトラマンに酷似した姿をしている


ウルトラQ_darkfantasy

第6話『楽園行き』にて、地上を捨てた人々が住む地下都市「楽園」が登場。

配達人」と呼ばれるエージェントが楽園で生産された電力を貯めたバッテリーを地上で生活物資と交換し、時には地上の生活に疲れた人を見つけて楽園へと連れてくる。

地下の人々を狩る謎の集団、通称ネズミ捕りと敵対関係にある。


ウルトラマンマックス

地殻とマントルの間の大空洞に住むデロス人による地底文明デロスが登場。

地上人の経済活動が地底世界にも影響を与え始めたため経済活動の全面停止を求めるが受け入れられず、バーサークシステムによる破壊を開始する。


ウルトラマンギンガS

超エネルギー結晶「ビクトリウム鉱石」を守るため地底に移住した種族ビクトリアンが登場。

ウルトラマンビクトリーに変身するショウもビクトリアンの出身。


スーパー戦隊シリーズ

科学戦隊ダイナマン

地下に住む「有尾人」の国家有尾人一族ジャシンカ帝国が登場。

尾の数で地位が決まる社会であり、帝王アトンは9本、最下級のシッポ兵は1本。尾を持たない地上人を征服しようと目論む。

古代の地球に落下した隕石に付着していた地球外生命体が地下で進化した存在という、他作品の地底人とは少々毛色の違う設定をしている。


光戦隊マスクマン

地底人は地底帝国チューブに住む様々な種族の総称。たまにマンホールから出てきたりする。主人公達は「地底帝国」と対になる「地上」の人間という設定。

クーデターを起こして実権を握った地帝王ゼーバの命によって地上侵攻を開始する。


魔法戦隊マジレンジャー

冥獣帝ン・マを頂点とする弱肉強食の国地底冥府インフェルシアが登場。

冥獣冥獣人といった怪人が生息している。


その他特撮

ファイヤーマン

主人公岬大介ファイヤーマン)の正体は1万1500年前に小惑星の衝突を予期して地中に逃れた「アバン大陸人」の末裔。


アクマイザー3

地底世界「ダウンワールド」を本拠地とするアクマ族が登場。

2万年前に地球環境の悪化により地中の大空洞に逃れた古代人の末裔だが、過酷な環境に適応するためのミュータント化やサイボーグ手術により人間離れした外見・能力を持つ。


仮面ライダーJ

地中に住む地空人が登場。上半身は人間に似ているが樹木のような下半身を持ち、精霊の力「Jパワー」を糧とする。

宇宙生命体フォッグの襲来を予見するが地上に出ることができないため、フォッグに殺された瀬川耕司仮面ライダーJへと改造した。


渋谷区地下の暗渠に「地下人(ちかんちゅ)」が住んでいる。

地下生活の影響で肌は白く目が大きい。が貴重品であり、地上のホームレス「アングラマン」から仕入れている。


漫画、アニメ

ドラえもん

異説クラブメンバーズバッジ

異説を実現させるひみつ道具「異説クラブメンバーズバッジとマイク」の力で地球空洞説から広大な地下空間が出現。

のび太たちは道具の力で地下の環境を整えた後、「動物粘土」で地底人のアダムとイブを作り、地底人たちは文明を発展させていく。また、地底人制作の際に失敗作として放棄された怪物も生息している。


のび太と竜の騎士

バンホーさん

かつて巨大隕石衝突の際、地下空洞に逃れた恐竜の子孫である「恐竜人」が登場。

祭政一致の政治や中型恐竜が引く馬車(竜車)など、一見すると文明的に遅れている印象を与えるが、全体的にテクノロジーは地上人のもの比べても遜色なく、大陸(ここでは居住可能なほど大規模な地下空洞を指す)間の移動には地殻やマグマを透過する次元転換船を使用し、タイムマシンを完成させるなど地上を超えたものも見られる。

また、地下のジャングルには原始的な狩猟生活を送る少数民族「ナンジャ族」が住む。


のび太の創世日記

ひみつ道具「創世セット」によって作られた新地球では地上に地球人とよく似た人間が、地下の空洞には「昆虫人」が住んでいる。

進化退化放射線源」を浴びた昆虫から進化した存在。型の種族(学名「ホモ・ハチビリス」)が主流だが、甲虫型やカマキリ型の昆虫人も存在する。

地上人同様の文明を有しており、大統領の息子ビタノの元には22世紀の未来昆虫人から送られてきた昆虫型ロボットエモドランが居る。


週刊少年ジャンプ作品

ハイスクール奇面組

ウルトラマンのパロディ回である『ワラトルマン』にて地上侵略を企む地底人が登場。

目は退化して存在しないと思われたが、逆にわずかな光も逃さないように目が巨大化している。


ジョジョの奇妙な冒険 第2部『戦闘潮流

人類よりもはるか以前に誕生した種族「闇の一族」が存在。

頭部に角を有する以外は人間に似た外見をしているが、人間とは比較にならないほどの高い知能、身体能力、生命力を有している。紫外線を浴びると体が石のように硬化してしまう弱点と生態系への過度な干渉を避けるという思想から地下で暮らしていた。

太陽を克服し地上へ進出するために究極生命体への進化を目論んだカーズを危険視し、抹殺しようとするも逆に殲滅されてしまった。

生き残りであるカーズとその賛同者たちこそ、人類が柱の男と呼ぶ第2部の敵である。


ドラゴンクエストダイの大冒険

本作において魔界とは地底の大空洞に存在する世界であり、マグマの海に浮かぶ不毛の大地に「魔族」「竜族」が住んでいる。

地上を破壊して魔界に太陽の光をもたらす事が大魔王バーンの目的である。


ツギハギ漂流作家

かつて地底人が存在していたが、彼らの生存に必要な空気の成分(ある種の天然ガスとされる)が地下から枯渇したことで絶滅した。


他の作品

地底国の怪人

シロアリから進化した地底人が登場。

地中を貫通する特急列車「ロケット列車」の建設を地上人の侵攻と捉え、地上との戦争を開始する。


サイボーグ009

『地下帝国ヨミ編』にて地下帝国の先住民として催眠術を操る大型の爬虫類種族ザッタン、および彼らの奴隷・食糧であるヒト型種族「プワ・ワーク人」が登場。

ザッタンは地上から侵攻してきたブラックゴーストと地下の支配権を巡って対立し、プワ・ワーク人はザッタンの支配から逃れるためブラックゴーストに協力している。


黄金バット

古代に地上から移り住んだ人々の作った「地底の国」が登場。

1968年のアニメ版18話でも地底人が登場しているがこちらは敵である。


ファンタスティックフォー

ヴィランの一人モールマンことハーヴェイ・ルパート・エルダーに従う地底人「モールピープル」が登場する。


ゲッターロボ

爬虫類から進化し中生代に栄華を誇った「ハチュウ人類」(TVアニメでは「恐竜人」)による国家恐竜帝国が登場。

宇宙から降り注ぐゲッター線から逃れるため巨大要塞マシーンランドを作って地下のマグマ層に移り住んだが、再び地上の支配権を狙い人類と対立する。


ゴワッパー5ゴーダム

地底人たちを支配する上位種「地底魔人」による組織「地底軍団ドロンジャー」が敵勢力。

地底魔人の正体は青いアメーバ状のバクテリアの集合体「チテイバー」であり、土や砂で構成された体に入り込んで動かしている。


地底人

地底人と最底人

いしいひさいち漫画、及びその登場キャラクター。

毎回地上への侵略計画を立てるがいつも失敗する。彼らの地底国のさらに下には「最低人」が生息している。


魔境伝説アクロバンチ

太古に地下に追いやられたに似た種族「ゴブリン族」が登場。

地上へ回帰するために強大な力を秘めた秘宝クワスチカを巡り蘭堂ファミリーと戦う。


聖戦士ダンバイン

異世界バイストン・ウェルを構成する三つの領域の一つに暗黒の地底世界「ボッブ・レッス」があり、身体能力に優れた蛮族「ガロウ・ラン」が住む。


天元突破グレンラガン

人類が反螺旋族との戦いに敗れ、人口抑制策として1000年にも渡り地下生活を余儀なくされた状態から物語が始まるため、第1部は登場人物の大半が他作品における地底人の立場にあるといえる。


YAIBA

地下帝国編で、地底人がかつて地底を荒らした地上人撲滅を企む。


あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

あの花

地底人そのものは登場しないが、主人公宿海仁太が「地底人」と書かれたTシャツを着用する。


アナグルモール

地上侵攻を企む地底人「間人(マジン)」が登場する作品。

マジンたちは強靭な肉体に加えマジナグラムという特殊能力を持つが、地上の人間は肉体、超能力、凶暴性の全てにおいてマジンを上回るという誤解から地上人を恐れている。


ワンパンマン

怪人の一つに地底王をリーダーとする地底人が登場。

サイタマの一撃で地底王が死亡したため白旗を揚げて地底に撤退した。

原作においてその後の動向は不明だが、村田雄介によるリメイク版では地下都市が怪人協会のアジトとなり、当の地底人たちは地底湖の底に亡骸が沈んでいる惨状が描かれた。

地底人同士で争った形跡があるため、地底王の死後後継者争いで内乱が起こり、その隙に怪人協会に襲われ、拠点を制圧されて絶滅したと推測される。


新幹線変形ロボ_シンカリオン_THE_ANIMATION

地の底より這い上がりし種族ことキトラルザスが登場。

地上の人間(ヒト)よりも長身、肌が白い、口にあたる器官が無い、体の各部が鉱物に侵食されているといった特徴を持つ。


スパイダーライダーズ

地下世界「インナーワールド」では地上の人間に似た地底人と昆虫人間「インセクター」が暮らしている。

地底人は高い知能と金属の体を持つ巨大な蜘蛛「スパイダー」と契約を結びスパイダーライダーとなり、インナーワールド征服を狙うインセクターと戦う。


ゲーム

ファイナルファンタジーシリーズ

複数の作品で地下に住む「ドワーフ族」が登場。


ロマンシングサ・ガ

カクラム砂漠の地下に地底人が住んでいる。

古き神々の時代に繁栄した古代人のうち、神々の戦いの際に大地の女神ニーサに導かれ地下へと逃れた者の末裔であり、現在地上に住んでいる人間とは異なる種族。

アイシャの民族であるタラール族は彼らの中から再び地上に出た者たち。


サガ3時空の覇者

異次元世界の地下にはモンスター「モズマ族」が住む「モズマの町」があり、核爆弾など強力な武器が売られている。

モズマは人間や他のモンスターを信用していないため町に入るにはメタモルの魔法でモズマに化ける必要がある。


MOTHER2

魔境の地下のルミネホールよりもさらに深い場所「地底大陸」グミ族が住んでいる。

地上(魔境)に住む無口な同種族と異なり、地底の者たちは普通にしゃべる。


ミスタードリラー

ナムコ(現・バンダイナムコゲームス)が制作・発売したゲーム。

地底人は青い体をした種族で、彼らのウッカリによって地下から溢れ出してしまったブロック(食糧らしい)を掘り進めていくのがゲームの内容である。


Gearsofwarシリーズ

地底から現れる敵種族ローカストが登場。

舞台である惑星セラの原住生物とも異星人とも言われるが正体は不明。


女神転生シリーズ

真・女神転生Ⅱ』ではメシア教によって建造された未来都市「TOKYOミレニアム」の地下に、洪水で滅びたかつての東京が残っており、悪魔の中で比較的人間に友好的な妖精や地霊、地下組織となったガイアーズ、環境破壊によって変異したミュータントらが住んでいる。

真・女神転生Ⅳ』では東のミカド国のある岩盤の下に、「ケガレビト」が住む時間の流れが異なるかつての東京が存在しており...


イデアの日

地底人「ハメハメ族」「ホエホエ族」が、あさっての方向に進化した恐竜とともに地底世界に住んでいる。かつては平和だったが、ホエホエ族が突如あらわれた鬼神ンパンパに操られて、奴隷狩りを行っているため主人公達が解決しようとするが...

なお感情表現が反対で、悲しいときには笑い、嬉しいときには泣く。


Undertale

地底の世界には大昔にニンゲンとの戦争に敗れて追いやられたモンスター達の王国が存在し、いつか地上に戻る日を夢見て暮らしている。

地上と地底を繋ぐ唯一の出入り口であるイビト山のゲートから一人のニンゲンの子供が落ちてきたことから物語が始まる。


その他

甲賀三郎伝説

長野県に伝わる伝説。

信州諏訪の甲賀三郎が天狗にさらわれた妻を探すも兄次郎に裏切られ地下に落下。地底に存在する72の国々をさまよい最後に訪れた維縵国の姫と結婚するも、妻が忘れられず地上に戻る。しかし地上に出た三郎の体は(あるいは)に変化していた。


関連タグ

地下 地底 洞窟 地獄 地下鉄 地球空洞説 ディノサウロイド/恐竜人間

 オケラ モグラ


天上人 海底人 宇宙人

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