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アンラ・マンユの編集履歴

2021-10-12 01:10:41 バージョン

アンラ・マンユ

あんらまんゆ

ゾロアスター教で語られる神。

概要

を司るであり、この世全ての悪を生み出した存在。

善神アフラ・マズダー世界の終わりまで戦い続けるという。


あらゆる害虫・毒性生物・猛獣、や嵐などの悪天候、欲望や憎悪の心を世に生み出し、この世を悪とに染め上げようと画策している。そのために多数の悪魔を率い、彼らに悪行を勧め、また人々の心の隙に付け入り悪を為すよう唆す。

特定の姿は持たないが、顕現する際はヘビトカゲのような姿を採るという。


世界の始まりにスプンタ・マンユと出会い、スプンタ・マンユが善を勧める事を決した際、逆にアンラ・マンユは悪を勧めることを決したとされる。

両者は「人間の善悪の彼岸」が決する終末の日まで、決して相入れることはない。


ゾロアスター教成立に伴い最古の悪神として名を知られるようになる存在。

古代ペルシャ(紀元前2000年代)でインド・イラン祖語系民族含む広義のアーリア人種において、原イラン多神教派生の原ゾロアスター教が開祖ザラスシュトラによって成立。その際、多神教として現地で信仰されていた神々はゾロアスター教義による宗教改革により、宗教原理において神話の再構築に組み込まれいく。その過程で位階や方向性を定められることになり、アンラ・マンユもそのうちの一柱となる。

ミスラ神、ヴァーユ神など、同じ時代に主権を握っていたものも、ヤザタ (Yazata) と称される中級の善神とされており、同様にミスラの伴神、または部族単位における主神とされていたアーリマン(狭義アーリア人言語圏の神性)も、悪神と貶められた可能性が高い。

悪意をもちながら強大なもの、二元論的一神教にあたるゾロアスター教において、教義を支える骨子でもある悪神という概念は、宗教的、共通意識的な敵対的存在という、宗教成立時の対外勢力を示しているともされる。


関連タグ

個別

ゾロアスター教 ダエーワ


別名・表記ゆれ

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外部リンク

アンラ・マンユ - Wikipedia

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