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これは私が地獄に堕ちるまでの物語である!!


概要

週刊少年ジャンプ2015年9月22日発売の43号より、2017年6月6日発売の27号まで、約1年半にわたって連載されたオカルトギャグ漫画。作者は沼駿

最終巻である10巻は2017年8月4日に発売された。

なお単行本未収録の番外編一本と四コマ二本が存在する。

また、2018年1月現在、左門くん本編とほとんどの番外編は「少年ジャンプ+」で無料・有料コインを消費して読む事も出来るが、上記の単行本未収録分に加え、2016年ネビロス少将お正月四コマや左門くんが飛行機に追突する小話、手羽先の修羅てっしー初登場の番外編などは「少年ジャンプ+」公開分では読む事が出来ないので注意。

タイトルのサモナーは「召喚術士」の英訳(summoner)。


作者の沼駿は、2010年頃からアイマス手書きMADで活躍してきたカマトロPその人だ(と確実視されている)が、一応、本人からの公式な発表はされていない。


あらすじ

天使すぎる少女こと、生粋の「良い人」天使ヶ原桜のクラスにやってきた悪魔召喚が趣味の転校生・左門召介

そんなバカなと思いきや彼はマジもんの召喚術士(サモナー)だった!

好きな物は「悪魔に屈する欲深い人間の破滅」、生粋の「善人嫌い」のひねくれ召喚術士(サモナー)にロックオンされた天使ヶ原さんの運命や如何に...!?———少年ジャンプ公式サイトより引用


登場人物

人間

左門召介

カス虫

「君が醜く 汚く 見苦しく 欲を出して

 好感の持てる最低最悪の人間になってくれるまで

 死なせないよ 天使ヶ原さん」


本作の主人公(?)。さまざまな悪魔や妖怪などの力を借りることが出来る召喚術士。

「カス虫」と称される厄介な性格をしており、天使ヶ原をはじめ周りの人物とともに、トラブルに巻き込まれたり巻き込んだりしている。

※詳細は個別記事を参照。


天使ヶ原桜

てっしー

「仏じゃねえわ」


本作のヒロインにして語り手。16歳。2−Bの学級委員。通称:てっしー

とても優しく他人思いの性格だが、逆に左門に目をつけられて嫌がらせを受ける日々を送る。

今作は、「天使ヶ原が地獄に落ちるまでの物語」である。

※詳細は個別記事を参照。


嬉村笑美

嬉村笑美ちゃん 左門くんはサモナー

桜の幼馴染にして親友、陸上部のエース。

明るくサバサバした性格で、割とずけずけと物を言うタイプ。

※詳細は個別記事を参照。


九頭龍芥

九頭龍くん。

桜のクラスメイトで、左門の悪友。

「悪魔の力を借りて安易に金儲けをしたい」という、欲望丸出しで左門好みの性格。“カス虫”左門とのコンビは「クズカス」などと称される。

※詳細は個別記事を参照。


嫌田悲恋

嫌田悲恋

「やだかなこ」と読む。桜の親友でメガネっ娘。通称:ヤーさん。

見た目は地味な文化系女子だが、その実、死ぬほどモテないのに超肉食系という難儀な性質の持ち主。

※詳細は個別記事を参照。


下呂

桜のクラスメイト。

バス酔いした際に、逆流したものを桜が素手で受け止めてくれた事で、恩義を感じると同時に過剰な好意を持つようになり、やがて崇拝の域に達し、ファンクラブを作って会長になった。

会員も下呂同様に、桜を教祖のように崇めるアブない連中揃い。

仏系女子に優しくされて入れあげてしまった冴えない男子、といった感じだが、実はテニス部のエースとして後輩たちから尊敬を集めているという一面も持つ。


祓正義

左門に個人的な因縁を持つ転校生。

自己紹介一発目で祓魔士(エクソシスト)を名乗り、左門と同様に陰でヒソヒソされてしまっている残念な人。

熱血で思い込みが激しく、融通がきかない堅物。しかもかなりの天然。

悪魔祓いを生業としているが、幽霊が死ぬほど苦手で、人魂型の悪魔にさえ内心怯えている。


天使ヶ原環

桜の母。作中でもトップクラスの天然キャラ。

いつも笑顔でアラフ(あらあらうふふ)系のおっとりした女性。


天使ヶ原輪

二中の破壊天使

「何ニヤニヤ見てんだ ロリコン」

桜の妹。今時見ないレベルであからさまに荒れている不良中学生。

※詳細は個別記事を参照。


加護小鳥

算文高校の1年生。左門や桜の後輩に当たる。

非常に大事に育てられたタイプのおしとやかな少女。

毒親の典型のような母の過保護な育児によって抑圧され萎縮していたが、左門との出会いによって自立性を身に着け、徐々に「欲望」を開放するようになる。

これがきっかけで左門に恋心を抱いており、左門―桜―小鳥で妙な三角関係を構築している。

スポーツから演技まで、一度見たものはだいたいその場でコピーできるというとんでもないスキルを持っており、それを活かして演劇部に入部した。



登場悪魔

キリスト教ユダヤ教から、ゾロアスター教、果ては日本の妖怪のようなものまで、幅広く登場する。

宗教ごとにグループが分かれており、ネビロスによれば、会社がいくつかあるようなものらしい。


召喚するには悪魔が通れる大きさの魔法陣を描く必要があり、足りない場合は腕だけや足だけといった中途半端な呼び出し方になってしまう。

基本的に人には見えず、見えるのは①悪魔が自分から姿を見せる、②もともと悪魔を視る素質がある、③悪魔が召喚される瞬間の目撃、のいずれかの場合である。


主な登場悪魔

アンリ・マユ

センシティブな作品

「世のあらゆる災いを生んだ絶対悪にして、ゾロアスター最強の悪神」。

詳細は個別記事を参照。


ブーシュヤンスタ

落書き

ゾロアスター教の女悪魔。通称:ブーやん。

惰眠を誘う能力があり、耳元で「二度寝するでヤンス」と囁いては、毎朝桜を遅刻させようとしてくる。

基本「二度寝するでヤンス」以外の台詞を発しないため自我を持たないのではと心配(?)されていたが、退魔の札で桜から引き剥がされた際には涙を浮かべ不貞寝し、戻った際には笑顔を浮かべるなど意外と桜になついていた模様。

桜への嫌がらせ用として召喚頻度が高すぎる為、出しっぱ状態で常に待機させられている。


ベヒモス

象頭人身の悪魔。暴飲暴食を司る。

食らうと猛烈な空腹に襲われる「食欲ビーム」が得意技。

悪魔とは思えない出来た人格(悪魔格?)の持ち主。桜に好敵手として敬意を抱いており、左門には親心まで抱き始め、九頭龍から「ベヒモス先輩」と慕われている。

フットサルができたりピアノが弾けたり、余った食材でさっと一品作ってしまったり、巨体のわりに意外と器用。

ブーやん同様、嫌がらせ用として召喚頻度が高すぎる為、出しっぱ状態で常に待機させられている。

そのため、ブーシュヤンスタもそうだが、天使ヶ原家にも馴染みすぎるようになってしまった。


赤き竜の六柱

地獄で上から数えた方が早いぐらいの地位にある、6人の偉い悪魔達。

左門によれば、地獄を治める、3人の最も偉い悪魔(1人はベルゼビュート、残り2名はおそらくルシファーアスタロト)の下にいる連中とのこと。


名乗るときは「第~」という位と、名前を名乗る。

偉い順に記載。


ルキフグス

赤き竜の六柱第一柱。宰相。

あらゆる宝物を管理する権能を持つ。

六柱の中では一番偉いが、超コミュ障のヒキオタ。アガリアレプトのマトリックスでは唯一「論外」と位置付けられるほど、職務に支障をきたしている。

見た目だけなら、白い長髪が似合う線の細い美男子。

周囲に威厳を求められて萎縮し続けていたが、「そのままでいい」と自然体で接してくれたてっしーに好意を抱く。

権能を活かして、古今東西の名だたる武器を揃えており、一旦本気になると、これらを駆使して凄まじい戦闘力を発揮する。作者曰く、「普段は頼りないが本気を出せばすごい」六柱の中でも、もっともその性質が強いとのこと。


サタナキア

赤き竜の六柱第二柱。大将。

あらゆる女性を魅了する能力を持つ。

見た目は幼い女性。あだ名は「ナッキー」。

普段は女子力のカリスマとして本の執筆活動などに精を出し、世の女性からは女子神さまとして崇められている。また、中将PがプロデュースするアイドルグループSMN72でリーダーをやっていたりする。

アガリアレプトによれば、有能でも無能でもないが少し不真面目。


アガリアレプト

赤き竜の六柱第三柱。司令。

見た目は「私立探偵」のステレオタイプが具現化したかのようなダンディなおっさん。

その見た目通り、あらゆる機密を解明する能力を持つ。しかしカードの絵柄を当てたり王様ゲームを思い通りに動かしたりといったことにしか使われていない、影の苦労人。

自分を含めた六柱を「真面目↔不真面目」「有能↔無能」のマトリックスで分類したことがある。これによれば彼自身は、六柱の中ではかなり有能な方だが、一番不真面目。

あだ名は「アガっち」。


フルーレティ

赤き竜の六柱第四柱。

詳細は個別記事参照。あらゆる仕事を一晩で終わらせる商売モンスター中将P。

アガリアレプトによれば、六柱の中で最も有能で真面目。というか有能かつ真面目な唯一の存在。


ネビロス

ネビロス少将閣下

赤き竜の六柱第五柱。

地獄の総監督官にして少将を務める、地獄で8番目に偉い大物悪魔。地獄の軍勢を監視するのが仕事。

そんな肩書とは裏腹に、心優しく良識的で部下からの信望も厚い、悪魔とは思えないほど立派なお方。

部下を勝手に左門に召喚されてこき使われている為、左門に不満を持つ悪魔を集めて「左門召介被害者の会」を結成している。

召喚術士である左門に対して悪魔(召喚される側)では歯が立たないため、受肉して人間(ネビ山ネビ夫)となっているが、そのせいでベヒモス達の呪いも効いてしまう。しかし、左門を懲らしめようにも生真面目な性格が災いして逆にいいように遊ばれている。

フルーレティ同様、六柱の中でも有能で真面目な方だったが、有能さの方が減衰中。

今作は、「ネビロス閣下が一人前のコーヒー職人になるまでの物語」である(8話より)。

詳細は個別記事参照。


サルガタナス

サルガタナス

赤き竜の六柱第六柱。つまり地獄でネビロスに次ぐナンバー9の座にある高位悪魔。

あらゆる鍵を開ける力や瞬間移動などの力も持つ。左門には、ピッキング・決闘の司会・ネビロスをからかう為などの、どうでもいい用事でばかり召喚されている。

真面目で快活な性格で、ネビロスの後輩として彼を慕っているが、彼のためを思ってやったことがだいたい裏目に出てしまう残念な後輩ぶりを見せる。アガリアレプトによれば、真面目だが一番無能。

なお左門によれば、後輩ではあるものの、実はネビロスの百倍は荒事慣れしている武闘派らしい。

シルクハットをすっぽりかぶっていて顔は見えないが、スタイルはかなり良い。スイーツ大好き。


他の主な悪魔

グラシャ=ラボラス

左門くんはケモナー

地獄の大総裁にして殺戮のプロ。その姿は翼を持つモフモフした巨大な犬である。

左門の登下校用の足として重宝されている。なお、それ以前はネビロスの足として利用されていた。


シェイプシフタ

てしてし!

ネビロスから左門に差し向けられた刺客の悪魔。

相手とそっくりの容姿に変身するが、思考や言動は本物と全く逆になるという厄介な能力を持つ。

桜の姿をコピーした「偽ヶ原さん」として左門好みのクズ人間と化し、学園を集団パニックに陥れたり、左門をコピーした「召くん」として超絶リア充と化し、本物の存在意義を道端の草レベルにまで貶めた。

ちなみに変身は人間に限らず、プリンに擬態したりすることもできる。


サキュバス(イラスト左)

ナンバーワンキャバ嬢

男性の精気を奪う女悪魔。能力は異性への誘惑。

バブル期からそのままタイムスリップしてきたかのような、異常に古い女子力の持ち主。能力の「誘惑」は魔術や呪いではなく、昔の女性誌に乗っていそうな古い恋愛テクの類。つまり実質的に「ただあだ名が“淫魔”の人」。

召喚には手間がかかり、3時間を要する。左門曰く「アポなしで急に召喚するとノーメイクの化け物が出る」らしい。


茨木童子

さもサモ投棄集2

平安時代の日本で暴れまわった恐ろしい鬼。

縄張り意識が非常に強く、海外の悪魔や神が、桜の周辺で活発に活動しているのを好ましく思っていない様子。現代でもその凶悪さと強さは健在で、ネビロスも警戒するほどの強敵。

リーゼントに学ラン、強引にルビを振った不良用語の多用、頭の上に常に浮かんだ「!?」の写植と、何から何まで『特攻の拓』そのまんまのベタベタな不良漫画キャラであり、世界観の浮きっぷりが常にちょっと面白いという恐ろしい存在。このちょっと面白いと言うのが曲者で、敵と見なされた者は、恐ろしい状況に追い詰められながらも笑いをこらえなければならないというひどい目をみることになる。

ヤーさんに一目ぼれしており、左門たちに頭を下げてまで協力してもらってアタックしているが、彼女にとって不良は対象外なので報われる様子は当分ない。

ちなみにリーゼントを解いて下ろすと、昔の江口洋介のような、荒れてたころの三井寿のような、変な外見になる。


マステマ

マステマ

「敵意」という意味の名を持つ、に仕える悪魔。

元ネタである旧約偽典ヨベル書では、天使でありながら悪霊を従える存在であるが、今作では悪魔として設定されている。

神に仕える者として、人間に試練と誘惑を与えてその信仰心を試し、欲に負けた人間を容赦なく地獄へと落とす、残酷な悪魔。その一方、天国へ行く価値のある聖人を探し出し共に昇天することも目的として活動している。

見た目はVネックシャツが似合う爽やかな美青年で、物腰も柔らかいが、やっていることは作中でもトップクラスにやばい悪魔である。桜は彼のことを「敵意がそのまま人の姿をとって現れた存在」と評している。

算文町に現れ、九頭竜をはじめ多くの人々を試練にかけた末、聖人として天国へ行ける可能性を持つ桜に目をつけた。彼女を連れ去ろうと画策するが、九頭竜達を地獄へ落ちる寸前まで追いつめたこと、サルガタナスを負傷させたことが、左門とネビロスの逆鱗に触れ、ふたりと対決することになる。

意外にもお喋りが好きなのか、ある話ではナレーション風に解説したりしていたが、ちょっとうざい。



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左門くんはサモナーさもてし?

「共闘」死なせないよ天使ヶ原さん


違います

左門くんはケモナー

左門くんはケモナー


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