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ペルセウスの編集履歴

2012-01-30 20:00:55 バージョン

ペルセウス

ぺるせうす

ギリシャ神話に登場する英雄。 主神ゼウスとアルゴスの王女・ダナエの子で、のちのアルゴス王。 ゴルゴン三姉妹の末娘・メデューサを討ちとり、カシオペアの傲慢の犠牲となったアンドロメダを救った。 神話界における、元祖白馬の騎士。

ペルセウスとは、ギリシャ神話に登場する半神半人の英雄、及びキャラクター名である。


概要

出生

 主神ゼウスアルゴスアクリシオスのダナエの子。

 『自分を殺すが生まれる』という神託ゆえに、アクシリオスはダナエを青銅で出来たに幽閉されるが、彼女を見染めたゼウスは黄金に変化し、塔の壁や床の隙間から侵入して彼女と関係を持つ。

 こうして生まれたペルセウスだったが、生後間もなくダナエとともに箱詰めにされて海に流されてしまう。しかし運よくセリーポス島に漂着し、島の漁師・デュクテュスに助けられて親子はそこで暮らすようになる。


活躍

メデューサ退治

 しかし、デュクテュスので島の領主であるポリュデクテスがダナエに横恋慕し、恋路には邪魔だとしてペルセウスを抹殺しようとする。

 そこでポリュデクテスはペルセウスに『ゴルゴン退治』を命じ、あわよくばそのまま帰って来ないようにしようとする。

 一方、ペルセウスはアテナヘルメスの助力を得ることに成功し、ヘルメスからは空を翔ける力を持つ羽の付いたサンダルタラリアを、アテナからは鏡のように磨かれたと、冥王神ハーデスがティタノマキア(巨神戦争)で使用した装備者の姿を消し去る「隠れ兜」を貸し与えられる。

 神々の加護を得たペルセウスは、ゴルゴン三姉妹の居場所を訊き出すために彼女たちをよく知るグライアイの元に向かい、彼女たちから半ば脅すかたちで情報を得る。

 そして死者の国の洞窟に向かい、兜と盾を上手く使って石化を逃れ、ハルパー三女メデューサの首を取ることに成功する。

 このとき、白銀の天馬ペガサスと黄金の天馬クリュサオルが、メデューサの飛び散った血から誕生したとされる。


アンドロメダの救出

 ペガサスを手なづけたペルセウスは、その背に乗ってセリーポス島を目指す道中で、岩礁に括りつけられた美しい乙女を発見する。彼女こそ、のちにペルセウスの妻となるアンドロメダであった。

 彼女はカシオペアがその傲慢によってポセイドンの怒りを買ってしまったことで生贄にされ、化けの餌食になろうとしていた。そこでペルセウスはメデューサの首を使って化け鯨を石に変えて退治する。


アルゴス王への道

 島に帰還するとダナエを我がものにせんと暴挙に出たポリュデクテスの軍勢を見つけ、彼らを首の力で石化し、母とデュクテュスを救出する。

 その後、ペルセウスは新たな領主にデュクテュスを推薦し、母とともにアルゴスに帰還する。

 ペルセウスの帰還を聞いたアクシリオスは、ペルセウスからの復讐を恐れてアルゴスから逃亡してしまう。結果、ペルセウスはアルゴス王として迎えられ、アンドロメダに迎える。

 彼女との間には、ペルセウス(ペルセース)、アルカイオスステネロスヘレイオスメーストールエレクトリュオンゴルゴポネという子供たちをもうけた。


神託の日

 あるとき、ラーリッサの街でおこなわれた競技会に参加したペルセウスは、円盤投げで投げた円盤が観客席に飛んでしまい、そこにいた老人に円盤が当たって老人を過失死させてしまう。じつはこの老人こそアクシリオスであり、アクシリオスは予期せぬかたちで神託を成就させてしまった。

 このことを恥じたペルセウスは、ティリュンスの王・メガペンテスと国土の交換を行い、ミデア、ティーリンス、ミュケナイの領主となったという。


 その死後はその功績が称えられ、妻とそろって星座となった。


関連タグ

ギリシャ神話

英雄

メデューサ ゴルゴン(ゴルゴーン)

ハルパー アイギス タラリア

アンドロメダ カシオペア

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