「実は、アムロが新米の兵隊のよくかかる病気になっているんだ」
概要
「新米の兵隊のよくかかる病気」とは、機動戦士ガンダム第12話にてリュウ・ホセイが言及した病気である。
第11話でニューヤーク前市長の娘イセリナ・エッシェンバッハは、ホワイトベース隊によって殺害された恋人ガルマ・ザビの復讐のため、ガルマの元部下とともにガウ攻撃空母にて無断出撃し、ホワイトベースに攻撃を仕掛けるも失敗、転落死してしまう。
その死の直前、イセリナはアムロ・レイに対して怨嗟の言葉をぶつけた。
「ガルマ様の仇……!」
「か、仇だと?ぼ、僕が仇?」
なんていう名前の人なんだろう?僕を仇と言ったんだ…
名も知らぬ相手に仇呼ばわりされたアムロの心境は深く描かれてはいない。
しかし、続く第12話のアムロはどこか様子がおかしかった。
「アムロ、ノウハ、レベル、オチテル、レベル」
「大丈夫だよ、ハロ…」
ランバ・ラルの部隊に襲撃を受け、アムロにも発信命令が下る。
しかしアムロはうつろな目をしたまま部屋から動こうとしない。
リュウが強引にアムロを連れ出すが、アムロはパイロットスーツに着替えながら不穏な一言を口にする。
「このヘルメットおかしいですよ。苦しいんだ…」
出撃を促すブライト・ノアにアムロの状況を伝えるリュウ。
ブライトはアムロをそのまま出撃させる決断を下した。
「ガンダム!ガンキャノン!出撃どうした?ザクは降りているんだぞ!」
「実は、アムロが新米の兵隊のよくかかる病気になっているんだ」
「何だと!?アムロにも出撃させろ…それしかザクは防げん…」
「荒療治って訳か。アムロ、出撃だ!」
アムロは出撃後もしばらくぼーっとしていたが、戦場の衝撃と初めて見るザク以外のジオンのモビルスーツを見て我に返った。
「や、やってやる、やってやるぞ!新型のモビルスーツがなんだ!」
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