概要
『ケロロ軍曹』に登場するケロン星の軍隊。ケロン軍のマークは、上記のメインイラストのような星型のマークに加えキリル文字が含まれる「ЯОЖОR」となっている。
ケロン星はSF作品のお約束通り星自体が一個の国家であり、他の星系にもその侵略の魔手を伸ばしている。宇宙船大隊の中央母艦『グランド☆スター』を本部とする少なくとも中生代末期から宇宙への影響力の大きい組織であった。
各部隊は少なくともA~Fの6段回の評価を受け、それにより装備や給与などに差を出される。一方で下ランクの部隊に優秀な人材が集められうち一人が単独である最重要機密の対処を任される、入隊して日が浅い者も上級ランクの部隊に入れてもらえる事もある。
それでいてあまりに任務に支障を来たしていた場合の左遷処分も厳しく(ガルル曰くひどければ同部隊員が全員での再会は二度と叶わない場合も)待遇は成果主義で配備・部隊構成においては実力・才能主義な面が目立つ。
数百万以上の人員が存在しているが、隊長の素質を備えている者は希少で階級や功績だけで判断が下されない特別な対応をされており、上記の優遇措置もこの才能由来から施されるのも多い。ただし、ケロロの持つ「隊長の素質」についての事自体はあまり本編では触れられておらず不明な点も多い。
なおケロン軍の人たちは全てケロン人である訳ではなく、アニメ第260話によれば侵略した星でスカウトないしヘッドハンティングを行う他、地球人であるカトヤマ・キコ曹長が学生時代にケロン軍に入隊した経緯を持っていた。
当然だが、各兵士はそれぞれの任務を持っている。部隊に所属しているかはその兵士によって異なるが、同部隊に付きっきりでいるというわけでもなく、臨時で他部隊の健康管理や不足した兵士の代行として他部隊へ一時加入するケースも少なくない。
代理要請する際は「ケロン軍人材派遣センター」なるものを使用して要請する。ただし呼べるのは地球に最も近い兵士であるらしく、選択して呼ぶことは不可能らしい。
主な構成員
オババ
ケロン軍本部「グランド☆スター」の総司令官。
現在はグランドスター内部に地球の建築様式を真似た農園を作り、そこで生活している。
最高司令官
文字通り『ケロン軍の最高司令官』。本名不明。
判明しているのはシルエットのみで、ケロロ小隊に地球人を抹殺するよう命令した張本人。
ケロロ小隊やガルル小隊をまとめるという仕事で考えた時、彼がその最高ランクにあたる人物である。
大佐
文字通り『ケロン軍の大佐』。本名不明。
最高司令官同様姿はシルエット。最高司令官同様ケロロ小隊やガルル小隊をまとめる総括者。最高司令官より立場は下と思われる。
兵士
※キャラクターの詳細については階級のリンク先を参照。
名前 | 階級 | 所属 | 備考 |
---|---|---|---|
あ行 | |||
オノノ | 少尉 | 単独任務専門兵 | 行方不明扱い |
か行 | |||
ガルル | 伍長→中尉 | ガルル小隊隊長 | |
ギロロ | 伍長 | ケロロ小隊機動歩兵 | |
クルル | 少佐→曹長 | 本部勤務→ケロロ小隊作戦通信参謀 | 軍の反感を買ったことで降格 |
ゲリリ | 少佐 | ???(おそらく無所属) | 最前線で直接指揮は取らない |
ケロロ | 軍曹 | ケロロ小隊隊長 | 数少ないケロンスター所持の内の1人 |
ケロロ | ??? | ケロロ第弐小隊 | 第弐小隊は現在彼のみ |
さ行 | |||
ゾルル | 兵長 | X1隊員→ガルル小隊暗殺兵 | 階級は現在無効扱い |
た行 | |||
タママ | 二等兵 | ケロロ小隊突撃兵 | |
タルル | 上等兵 | ガルル小隊突撃兵 | |
トロロ | 新兵 | ガルル小隊通信兵 | |
ドララ | 特務兵 | ドララ小隊隊長 | |
ドロロ | 兵長 | X1隊員→ケロロ小隊暗殺兵 | 本部では「ゼロロ」で登録されている |
な行 | |||
は行 | |||
バリリ | 准尉 | バリリ中隊隊長 | |
プルル | 看護長 | ガルル小隊看護兵 | |
ま行 | |||
や行 | |||
ら行 | |||
わ行 | |||
臨時および非正規メンバー
元所属
- ジララ:元大尉。元アサシン部隊『X1』創設者・指揮官
- ナムム:元特務曹長
- ダレレ:元軍人で指名手配犯
- ケロロ父:元軍曹
- ドルル:元訓練兵
- カトヤマ・キコ:地球人。元侵略兵器設計担当
- ムシシ:元アサシン
- ギロロ父:軍人。引退しているかは不明。
その他
- キルル:侵略兵器。危険性が高いため現在は弱体化したX-5シリーズが採用されている。
過去のケロン軍
ケロロ達及び彼らの親世代以前の世代におけるケロン軍は、キルルやウォリアースタイル等と言った大規模な破壊を伴う武力行使が主だったようで、現在のケロン軍本部等からは「負の遺産」「破壊の時代」とも言われている。原作163話では、コックピットの搭乗者のマインドコントロールを行う「支配者(エンペラー)プログラム」も登場していた。
原作193話のクルル曰く「生命のことなんか考えてねェでドンパチやっていた、危ねェ時代の力」との事で、ケロロもそういった破壊工作は否定的で地球人と宇宙人との共存を目的にしているほか、原作190話では新ケロロに「若者は、古い言葉の意味にとらわれることはないのであります」と諭していた。
今では「宇宙戦闘紳士条約」という条約で必要以上の破壊を伴わない侵略の決まりが制定されており、宇宙警察からも侵略において厳しく取り締まっている描写も見られる。
なお、上記の設定は主に原作版で登場したものでありアニメ版では大体的に描かれていないが、同じケロン軍内でもオノノ少尉は破壊を伴わない侵略を哲学としている一方で、ゲリリ少佐は侵略の為なら地殻変動が起こるような侵略も携わり、なおかつ隊員の犠牲も厭わない性格をしており、その結果ゲリリ少佐は更迭処分されてしまっている。
ただし、ゲリリ少佐以外の過激派の勢力も必ずいるようで、アニメ版375話では地球人の抹殺を図る最高司令官及び上記の「負の遺産」を応用したOS「DK666」といったキャラも見られ、破壊を伴わない侵略やペコポン侵略の難しさを理解している大佐等上層部とは真逆の性質を持っている。DK666に至っては、ケロロと冬樹の説得を聞いても「日向冬樹は抹殺」と言ってしまっており(最高司令官は理解しており殺害未遂に終わったものの)、改めて破壊と殺戮を厭わない危険性を窺い知れる事となる。
その他
原作においては前線部隊は年齢固定処置がなされており、実はケロン本星では22巻時点でケロロ小隊が地球に着任して300年周期経過していたことが発覚。本星は超少子化に悩まされており新ケロロは過去100年で誕生した唯一の新世代の兵士であった。人材不足をカバーするため彼には単体で1部隊分の能力を使用できる配備がされている。
本来彼は前線に送るには経験不足であったがケロロ小隊の侵略遅延が相当なものになってる現状から本部の上の『大本部』の決定で侵略大隊隊員として送り込まれることとなった。
また、原作262話では別組織の「ケロン憲兵団」も登場している。それらは不真面目な兵士を解雇させるために作られた組織なのだが、性質上評判が悪くアンドロイドによって支配している。ブラックスター曰く、キルル同様ケロン軍の「負の遺産」であるとのこと。
最後に…(イラストにタグを付ける際は必ず読んでください。)
ケロン人のキャラクターは「ケロロ」「タママ」のようにシンプルな3文字で作られているため、階級なしで大量登録した場合、他キャラクターを部分一致で検索するユーザーにとっては悪質な検索妨害になりかねない可能性がある。
また階級なしで検索する場合「ケロン人」の項目で説明した通りにすれば大体は絞り出せるが、大体は「曖昧さ回避」にある記事が多く、尚且つ部分一致で検索するとその単語を含むような人気ワードがとてつもない数で引っ掛かってしまう。
そのためタグを登録する際はなるべく階級ありの登録をするよう心掛けよう。なお、どうしても階級なしで検索したい場合は下記に記述する検索の仕方で色々試してみてほしい。
ただし、次の項目はあくまで「どうしても部分検索したい人」のための項目であるため、タグを付ける際はできるだけ上記の注意点を心掛けることを忘れてはいけない。
対象 | マイナス検索すべき単語 |
---|---|
ケロロ | 調査中… |
タママ | ケータママ |
ギロロ | - |
クルル | 調査中… |
ドロロ | ドロロン |
ガルル | 調査中… |
タルル | - |
トロロ | アストロ |
ゾルル | - |
プルル | 調査中… |
バリリ | - |
ゲリリ | - |
ジララ | - |
ドララ | ヤランドララ、ドララー |
オノノ | オノノクス |
※上記の表について
- 階級が判明しているもののみ記載
- 「-」は何もしなくてよいことを表す
- 検索結果が100以下のものは「-」とする
- 「調査中…」となっているものはマイナス検索すべき単語が多すぎるため、部分検索としては不向きなものが多い
- 上記のやり方だけでは上手くいかない場合もあります。その場合は他のやり方を試してみてください。
- 他にもよい検索方法がありましたら、随時更新をお願いします。
関連項目
ケロボール:ケロン軍の最強万能兵器