「サンギョーカクメーイ!!」
概要
11の世界の一つ、ジャンクワールドを発祥とする機械生命体。
元々は彼らもマシンワールドの住人で、炎神からは絶滅したと思われていたが、生き残っていた三大臣(三賢人とも呼称される)がガイアークを結成しマシンワールドの征服を目論むが、その結果炎神たちによってマシンワールドから放逐されてしまう。
それぞれが「害地目」「害気目」「害水目」というグループに属しており、更に幹部は「○○大臣」という肩書を持つ。
炎神たちが暮らすマシンワールドを襲撃するも失敗し、3大臣はヒューマンワールド(地球)に逃げ込み、そこにヘルガイユ宮殿を構える。
彼らはヒューマンワールドの環境を破壊し、ガイアークが住みやすい環境を作ることが目的である。
人間とは美的感覚が異なり、「汚い」が褒め言葉で、「美しい」は侮辱の言葉となる。
当初は3人の大臣が主導していたが、終盤では高官が登場し、3大臣に代わって指揮を執った。
基本的にエネルギー源はオイルだが、ガイアーク3大臣は侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャーでは酒を飲んだり、寿司を食べていた様子があった事から、恐らくガイアークも人間の食事を取ることも可能だと思われる。
構成員
総裏大臣一派
終盤から登場する、3大臣より位が上の大臣たち。
3大臣の手ぬるいやり方に業を煮やし、指揮権を簒奪する。
総裏大臣ヨゴシマクリタイン(声:梁田清之) |
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GP47~50(FINAL)に登場。害地目出身でヨゴシュタインの父親。語尾に「~ナリナ」が付く。 |
危官房長官チラカソーネ(声:島田敏) |
GP47に登場。害気目出身。口癖は「~なのーね」。 |
掃治大臣キレイズキー(声:竹本英史) |
GP43~44に登場。害水目出身。語尾に「~であります」が付く。 |
3大臣
第1話から登場している3名の大臣(幹部)。彼らはお互いの力を認め合い、時には競い時には協力する。悪の組織の幹部としては珍しく和気藹藹とした雰囲気を醸し出しており、中盤のヨゴシュタインの独走による軋轢はあったものの、最期を迎える時まで仲間として思いあう絆を持っていた。
彼らの名前はすべて「汚」の訓読みから採られている。
『VSシンケンジャー』では、害統領バッチードの召集により三途の川の底から引き上げられ再登場。しかし当の3人はガイアークにとって天国同然の穢れに満ちた川の底での生活に満足しており、召集を断り梅盛源太の寿司を食い逃げした。
『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』では、3人共死んでいるにも関わらず、魔空監獄に収監されていた。
『炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX』では、肉体を取り戻し復活を果たしたが、この時はヒューマンワールドの侵略を断念している。
害地大臣ヨゴシュタイン(声:梁田清之) |
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ガイアーク3大臣の一人で、総裏大臣ヨゴシマクリタインの息子。害地目の蛮機獣を従える。語尾に「~ナリ」がつく。 |
害気大臣キタネイダス(声:真殿光昭) |
ガイアーク3大臣の一人。害気目の蛮機獣を従える。語尾に「~ゾヨ」がつく。 |
害水大臣ケガレシア(演:及川奈央) |
ガイアーク3大臣の一人。害水目の蛮機獣を従える。語尾に「~おじゃる」がつく。 |
3大臣の関係者
害地副大臣ヒラメキメデス(声:中井和哉) |
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GP-15から登場したヨゴシュタインの部下。ヨゴシュタインの忠臣で、策略家。後にデタラメデス、ウラメシメデスと名前が変わる。 |
ココロオトメデス(声:中井和哉) |
『炎神戦隊ゴーオンジャーゼミナールだよ!全員GO-ON!』に登場した、ヒラメキメデスの兄。その名の通り、乙女の心を持っておりオネエ口調で喋る。 |
害水王子ニゴール・ゾ・アレルンブラ(声:野島健児) |
GP26に登場。蛮機族害水目の名門・アレルンブラ家の害水王子。人間と同じ価値観を持ち、美しく清潔なものを愛する。 |
害水機士ウズマキホーテ(声:楠見尚己) |
GP25に登場。蛮機族の名門・アレルンブラ家を守り、ニゴールに仕える害水機士。 |
蛮機族ホロンデルタール |
GP35に登場。ヨゴシュタインが復活させた伝説の蛮機族。ダイナワールド(中生代の地球)を滅ぼすほどの力を持っている。 |
害統領一派(残党)
害統領バッチード声:銀河万丈 |
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映画『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー銀幕BANG!』に登場した、ガイアークの害統領。 |
害統領ババッチード(声:銀河万丈) |
『海賊戦隊ゴーカイジャー』第35話~第36話に登場した、2代目の害統領。ゴーカイジャーをガンマンワールドに誘い込み、鎖国バリアを仕掛け、ゴーカイジャーが不在のうちにヒューマンワールド(地球)を支配しようとした。 |
保蛮官チラカシズキー(声:黒田崇矢) |
『海賊戦隊ゴーカイジャー』第35話に登場した、ババッチードの部下。 |
怪人
蛮機獣
ガイアークがヒューマンワールドを征服するために送り出す機械生命体の総称。
幹部と同様に「害地目」「害気目」「害水目」に分類され、3大臣が合同で作った場合は「スペシャル目」と呼ばれる。
出撃の際にはウガッツを数体引き連れ、破壊活動を起こす。
3大臣の命令には「かしこまり~」と忠実に従い、倒されるとそれぞれ個性的な断末魔を残す。
蛮機兵ウガッツ
スクラップから生まれるガイアークの量産型戦闘員。バイクに変形することもできる。
戦力
ヘルガイユ宮殿
ガイアークの本拠地で、ヒューマンワールドのどこかにある。
心臓部には、「デウス・ハグル・マギア」と呼ばれる巨大な歯車が回っており、ウガッツや蛮ドーマを大量生産させる。
このデウス・ハグル・マギアは、別次元を繋ぐ扉にもなっている。
名前はベルサイユ宮殿に、「地獄」(hell)と「害」をあわせたもので、デウス・ハグル・マギアは「デウス・エクス・マキナ」から。
ビックリウムエナジー
キタネイダスが開発した蛮機獣を巨大化させるエネルギー。ただし、劇薬であるため、多量に摂取すると暴走を起こしてしまう。
巨大化するときは「サンギョーカクメーイ!!」と叫んで巨大化する。
終盤では、ヨゴシマクリタインが開発したさらに強力な「ドッキリウムエナジー」も使用され、こちらは「チョーサンギョーカクメーイ!!!」と叫んで巨大化する。
蛮ドーマ
カマドウマがモチーフになっているマシン。飛び跳ねて移動する地上モードと羽を広げて飛行する空中モードに変形する。ヒラメキメデス専用の蛮ドーマスペシャルも存在する。
大抵は新しく登場した炎神の噛ませ犬にされる。
関連イラスト
関連タグ
侍戦隊シンケンジャー、海賊戦隊ゴーカイジャー:残党が登場する。
ベーダー一族、ヨドンヘイム、幽魔獣:同じく汚いのが大好きな悪の組織。後者はデザイナー繋がりでもある。
宇宙帝国ザンギャック:地球人からしたらはた迷惑な話だが戦争をやりかけた相手。
ダーク破壊部隊、バドー、機械帝国ブラックマグマ、戦闘機械人&ニュー戦闘機械人、戦闘ロボット軍団&機甲軍団、怪魔ロボット、マシン帝国バラノイア、戦闘メカ軍団、マトリンティス、ロイミュード、トジテンド:機械の敵繋がり。
ビョーゲンズ:汚染された環境を好み地球を蝕むプリキュア敵勢力で、幹部達の担当する属性も三大臣と似通っている。こちらは徹底的に邪悪な存在として描かれており、ガイアークとは逆に同胞同士の仲間意識が皆無。
ばいきんまん:それいけ!アンパンマンの主要な悪役で、同じく汚いものを好む。
ファンガイア、エターナル(プリキュア):ニチアサ同期の敵対勢力。