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ヨドンヘイム

よどんへいむ

「魔進戦隊キラメイジャー」に登場する敵組織。正式名称は『闇の帝国ヨドンヘイム』。
目次 [非表示]

概要

人々から輝き・美しさを奪い、世界を汚して闇に塗り替える事で侵略してきた闇の帝国。

「闇」そのものを崇めており、邪な力を持つ仮面「邪面」を組織全体のシンボルとしている。

エンブレムは小文字の「y」を渦巻き状に図案化したもの。


「ヨドンヘイム」という名前は彼らが侵略を行う為の拠点にしている世界の名前でもある。この世界は常に暗く悪臭が漂い、山も川も空も全て黒く汚れ果て、木も枯れている等、およそ生物の存在を許さない、暗黒なる死の世界と言うべき景色が広がる。鋭く伸びる爪の様な形をした山が聳えているのも特徴。

こんな文明どころか生物すら生きていけなさそうな世界だが、「闇獣」と言う巨大生物が生息している。


異世界にある美しい宝石の国クリスタリアを滅ぼし、次の目標として美しい星「地球」に魔手を向ける。


強大な力を持つ反面、ヨドン皇帝の出生や性格の関係上か少数幹部の運営であり帝国と名乗っているものの皇帝や組織諸共あくまで闇の勢力の一派に過ぎないものであった。この為ガルザの死亡とクランチュラの裏切りによって事実上組織としては崩壊することになり、クランチュラが次代トップとなって今後一切侵略活動をしないと確約した。


スピンオフ「ヨドンナ」ではヨドンヘイムの住人が死後に行き着く場所として「ヨドンヘブン」という世界が存在することが判明する。死者は生前の行いを裁かれ、大きな罪状が無ければヨドンヘブンに逝けるが、罪人は魂を消滅させられることになる。


構成員

首領

ヨドン皇帝(声:山路和弘
ヨドン皇帝
ヨドンヘイムを支配者する闇の皇帝。第37話にて姿を現す。自らの邪面に複数の人格を宿し、別人格に指示を出すことで正体を隠している。

ヨドン軍

ガルザ(声:中村悠一
ガルザ
ヨドン軍を統率する鬼将軍。クリスタリアの王オラディンの実弟でありながら、ヨドンヘイムに身を堕す。自身の計略のためなら仲間をも利用する。
クランチュラ(声:高戸靖広
闇の仮面遣い
ヨドン軍の作戦参謀を務める魔術師。邪面の製作を得意とし、邪面師や邪面獣を生み出す。独自の美学を持つ。
ヨドンナ(演:桃月なしこ
ヨドンナ様
第25話から登場。ヨドン皇帝直属の秘書官にして、ヨドン皇帝の別人格の一つ。巫女として地球に潜伏していた。冷徹な性格で、笑顔が理解できない。
シャドン(声:黒田崇矢
スナイパー皇帝
ヨドンヘイムの障害となる者の始末を請け負う凄腕スナイパーにして、ヨドン皇帝の別人格の一つ。第39話にてキラメイジャーを始末する為にヨドン皇帝が変身した。



淀みの海

ヌマージョ(声:幸田直子
無題
ヨドンヘイムの「淀みの海」に潜む悪しき魔女で、ヨドン軍の幹部になる予定だった存在。第21~22話に登場。かつてオラディンによって倒された。
ミンジョ(演:壇蜜
キラメイ21話
第21話に登場したヌマージョの妹。現代になってヌマージョに代わる幹部としてヨドン軍に招聘された。ドリームストーンの力を利用した策謀を巡らせる。

怪人・怪物

邪面師
暗黒ラグビー
クランチュラがエリートのベチャットに、新たな邪面を被らせる事で生まれるヨドン軍の上級兵士。人間社会で闇エナジーを集め、侵略ゲートを作るのが目的。
邪面獣
ラガーリガニー
邪面師が集めた闇エナジーによって、地球へと繋がった侵略ゲートから召喚される巨大な怪物。ヨドンヘイムの巨大生物「闇獣」に邪面を被らせてコントロールした物。
魔進ジョーキー / スモッグジョーキー
スモッグジョーキー & 魔進ジョーキー 2
ガルザによってクリスタリアの王室専用列車が変化させられた、蒸気機関車型のキラメイ魔進。ガルザが操縦し、単機で怪獣型ロボットへと魔進変形する事が出来る。

戦闘員

ベチャット
ベチャット
ヘドロから生み出される、ヨドンヘイムの戦闘員。成長の兆候が見られた個体は、クランチュラから与えられた邪面を被る事で、邪面師への昇格ができる。

用語

  • 邪面

彼らの象徴とされる邪悪な力を宿した仮面(ただし、頭部全体を覆うものが殆どの為、厳密にはヘルメットの類)。主にクランチュラが作成し、邪面師や邪面獣を生み出すのに使用される。また、ガルザやクランチュラといったヨドンヘイムの幹部も邪面を被っている。

クランチュラの趣味趣向から、地球文化のものをモチーフとしているので多種多様であり、いずれも共通して、どこかにヨドンヘイムのシンボルマークを思わせる、禍々しい模様が刻まれているのが特徴。

個体によってあらゆる機能や能力が備わっており、邪面師や邪面獣の主力武器としても活用されている。


  • 闇エナジー

人間が抱える心の闇から変換された、ヨドンヘイムにおけるエネルギー源。

ヨドン軍は地球への侵攻を円滑に進めるべく、主力兵器である邪面獣を投入する為に、邪面師を使って地球や人々を害する事でこれを集め、地球とヨドンヘイムを繋ぐ「侵略ゲート」を生成しようとしている。

また、邪面獣の起動や成長を促すエネルギーとしても利用される。

そのままでは視認する事は出来ず、クランチュラの杖にあるヨドメーター等のアイテムを使う必要がある。


  • 闇の保険

邪面師がヨドン皇帝と契約することで成立するとされる保険制度。

これを結んでおくと、地球で闇エナジー収集活動中の邪面師が死亡した際に、2割分の闇エナジーが追加されると言う仕組みで、例え邪面師が闇エナジーを規定量まで満たさないまま倒されたとしても、それで足らないエナジーを補う事で侵略ゲートを開く事が出来る。

『保険』と言うからには、事前にどこかで闇エナジーを積み立てておく必要があるのか、地球に赴く全ての邪面師が契約を結ぶものなのかは不明だが、前者に関してはフリーザー邪面リセットボタン邪面に限定すると、精神に多大な負荷が掛かった状態で死亡した時、急激に補填されているように見える事から、保険とは名ばかりで、実際は契約した邪面師の負の感情を、契約者の死亡と同時に闇エナジーに変換している可能性も窺える。

また、後者の場合エピソード5にて、ジョイスティック邪面が倒された際のクランチュラの反応、及びその後の「あっ…今回は保険かかってた」という台詞から、必ずしも全ての邪面師が保険の契約をしているわけではないようである。


邪面師憧れの高級栄養ドリンク剤。

一度飲むと力が増幅され、能力が格段にパワーアップするが、用法容量を守らず飲み過ぎるとオーバードーズから、邪面師の体内組織が崩壊を起こしてしまう危険な代物。

幹部にとっても高価で貴重な贅沢品らしく、クランチュラでも年に2、3本しか飲めない。


ヨドンヘイムに伝わると言う、真の邪悪なる魂。

怒り、憎しみ、嫉妬の感情によってコントロールされる。


ヨドンヘイムに生育する巨大な植物。ひと度発芽すると急成長して無数の花を咲かせるが、それと同時にヨドミウムと呼ばれる有害の毒素を撒き散らし、周囲の環境をヨドンヘイムと同じ死の世界に変えてしまう。


余談

語源は「淀み」と北欧神話の空想の国『ヨトゥンヘイム』を組み合わせたものと思われる。

また、ヨトゥンヘイムは巨人が住む国でもあるので、ヨドン皇帝が元々から巨大な姿なのも、邪面獣と言う巨大戦力を投入しているのも、それが所以かもしれない。


テレ朝公式ホームページの「邪面師&邪面獣」の項目には、各構成員にハッシュタグがついている。コピーすれば実際にSNSでも使用可能。


キャラクターデザインはK-SuKeが担当する。『完全読本』によると初期案は一般的な会社の様に社長から平社員のような上下関係のある組織だったらしく、その名残りとして構成員にはネクタイの意匠が施されている


また「闇の保険」なる怪人達の為の保険制度まで導入している点は、或る意味ホワイト企業と言えなくもない(もっとも、この保険自体は怪人が死ぬのを想定しているものかつ、自分が死んでも作戦には失敗しない為のもの=組織の利得になるシステムなので、そこまで怪人の得になる制度であるかは疑問だが……)。


綺麗なモノを嫌い、穢れさせる悪の組織であるものの、飲食物だけは例外らしく、劇中でもクランチュラが最後のマシュマロを汚水に満ちた床に落とした時は、5秒ルールを用いる事なく慟哭していた(もっとも、リアルの問題の影響が強いからだろうが)。一方22話ではヘドロパイなる焼き菓子とお茶(種類不明。紅茶?)が登場している。

尚、クランチュラはマシュマロ、ヨドンナはアイスキャンディを嗜好品とするようになった事から、ヨドンヘイムの飲食物は「美味でないものが多いのではないか?」と思われる(但し、ナゾカケ邪面の発言から寿司が存在すると思われる)。


関連イラスト

異種100本ノック7番目 ヨドンヘイムヨドン軍バンド


関連タグ

魔進戦隊キラメイジャー

スーパー戦隊の敵陣営
スーパー戦隊の敵基地の系譜

地底冥府インフェルシア:最終決戦の後、対していた者と和解したと言った似た組織。

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