マフィティフ

まふぃてぃふ

『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモン(キャラクター)の一種。

基礎データ

オラチフ→ マフィティフ(レベル30)

『ポケモンSV』から登場した、オラチフの進化系の犬ポケモン。

進化前よりも大柄で力強い身体を持ち、オールバックのような灰色の頭部に大きく蓄えた髭のような口元など、年配のマフィアのボスを思わせる顔立ちになった。

一見すると黒目が大きいパッチリした目に見えるが、黒い部分は模様で本来のオレンジ色の目の形は進化前と変わっていない。むしろ、模様が相まって黒白目に見えるのでオラチフよりも強面さが際立っている。

エネルギーを溜められる大きな喉袋を備えており、一気に放出する事で敵を吹き飛ばす咆哮を放つ事ができる。

いかにも強面だが普段は温厚で、子供と遊ぶ事が大好きな意外な一面を持っており、最愛の家族が敵に襲われると形相が変わると言う。ファミリーを大事にするってそういう…。

マフィア+マスティフでマフィティフだろう。

英名は「Mabosstiff」で、マスティフとボスの組み合わせ、フランス名の「Dogrino」は「padrino」(マフィアのドン)とドッグの組み合わせとなっている。

ドイツでは「Mastifioso」と表記されるが、由来になった「mafioso」がマフィアのメンバーを指す言葉であり、首領が明確に語源となっている他言語よりもワンランク格が落ちる。

HP	攻撃	防御	特攻	特防	素早さ	合計
80	120	90	60	70	85	505

種族値は同じ単悪犬であるグラエナの上位互換。攻撃が突出して伸び、素早さや耐久面もそれなりに伸びる。

通常特性2つがそれぞれ真逆の関係性にあり、新特性の「ばんけん」は「いかく」されると、攻撃が上がる上に強制退去技や道具の効果を受けないという強力なもの。

ただ、特性「ばんけん」持ちとして考えると、積み技が「つめとぎ」ぐらいしかないので微妙に噛み合わず、あくまで「いかく」への対抗手段として割り切るのが吉。

あくタイプ版「メタルバースト」とも言うべき「ほうふく」や、ひんしになるまで交代できなくさせる(ゴーストタイプには効果が発動しない)威力80の物理悪技「くらいつく」、「みちづれ」(タマゴわざ)を覚えるなどまさにアウトローを体現した能力が特徴。

実は意外なことに「イカサマ」は使えない。マフィアのボスと言うだけあって、卑怯な真似は嫌いなのだろうか？「ちょうはつ」は覚えるけど。

この事や特性、更にはシナリオでの扱い的にも家族思いの忠犬というイメージの方が濃いポケモンである(「くらいつく」や「ちょうはつ」も家に入り込もうとした泥棒相手と考えると自然なイメージと言える)。

苦手なかくとうタイプへの打点として「サイコファング」や「じゃれつく」、ドラゴンタイプへの打点として「げきりん」がサブウェポン候補になり得る。

バウッツェル同様に3色キバも覚える事が出来る。

なお、レジェンドルートでは『今作のヒロイン』と言われていたりする。

この系統が発売まで秘匿されていたのもこのポジションだったからだと思われる。