プロフィール
生年月日 | 2018年5月12日(4歳) |
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英字表記 | Geraldina |
性別 | 牝 |
毛色 | 鹿毛 |
父 | モーリス |
母 | ジェンティルドンナ |
母の父 | ディープインパクト |
生産 | ノーザンファーム(北海道安平町) |
馬主 | サンデーレーシング |
調教師 | 斉藤崇史(栗東) |
主戦騎手 | 特になし |
概要
生い立ち
母は2012年に牝馬三冠を達成し、他にもジャパンカップ連覇などG1七勝の歴史的名牝・ジェンティルドンナ。父はマイルを中心に日本と香港でG1を六勝した2015年の年度代表馬・モーリス。本馬はモーリスの初年度産駒の一頭であり、ジェンティルドンナにとっては3番仔にあたる。
両親あわせて13冠ベビーという超良血なため、サンデーレーシングで一口175万×40口(=7000万)という高額で募集されており、デビュー前から活躍が期待されていた。
2歳(2020年)
母も管理した栗東の石坂正厩舎に入厩し2歳9月デビュー。母の主戦を務めた岩田康誠が新馬戦から騎乗したが3着・2着と勝ち上がれず、北村友一の騎乗した3戦目で勝ち上がる。
続いて阪神ジュベナイルフィリーズに挑戦したがソダシの7着に敗れ、2歳は4戦1勝で終えた。
3歳(2021年)
桜花賞出走を目指し、2月のエルフィンステークス(L)から始動するも10着に敗れた。
3月に石坂調教師の定年引退によって厩舎が解散、クロノジェネシスなども管理した斎藤崇史厩舎に転厩する。
しかし転厩後初戦の城崎特別(一勝クラス)ではこの後しばらく主戦騎手となる福永祐一を鞍上に迎えるが、レース中に右手綱が外れるアクシデントがあり8着と惨敗。牝馬クラシック路線に向けて賞金を加算することができなかった。
休養を挟んで3歳夏から条件戦を2連勝。3勝・収得賞金1500万円の状態で秋華賞に登録するも賞金が足りず除外(この2021年は収得1600万円が出走ラインだった)。10月17日、秋華賞直前のレースである阪神10Rの西宮ステークスを制してオープン入りを果たした。
12月のチャレンジカップから本格的に重賞戦線へ参戦する。ここでは道中コース取りが詰まったこともあり4着で終わった。
4歳(2022年)
4歳になった2022年は引き続き重賞戦線を転戦。上半期は京都記念4着、阪神牝馬ステークス6着と振るわなかったが、6月の鳴尾記念2着、8月の小倉記念3着と夏場から徐々に調子を上げる。
そして9月のオールカマー、2020年の牝馬三冠馬デアリングタクトが1番人気となる中、単勝オッズ19.5倍の5番人気とさほど人気はしていなかったが、福永騎手が別馬を選択したため回ってきた横山武史騎手とのコンビで重賞初勝利。母ジェンティルドンナに初重賞をプレゼントした。
エリザベス女王杯
次走は阪神JF以来2年ぶりのG1レースとなるエリザベス女王杯。C・デムーロ騎手に乗り替わり4番人気となった。当日は雨が降り馬場が重くなっていたが、大外8枠18番から馬群の後ろ目に構えると、直線で外から一気に伸び、上がり最速の末脚でGⅠ初制覇。
モーリス産駒の牝馬では初のG1タイトルとなったほか、ジェンティルドンナはJRA史上10頭目となる母子G1制覇となった。
次走は年末のグランプリ有馬記念に出走。初の2500m、初の牡馬混合G1であったが、このレースは2014年に母が制していたレースでもあり史上初の母娘制覇が期待され3番人気になった。
レース本番は痛恨の出遅れから最後方からの競馬となり、直線ではよく伸びたものの3歳で秋天を制したイクイノックスの強さを見せられる形で3着。
しかし出走した牝馬の中では最先着を果たしG1ホースとしての意地は見せた。
5歳(2023年)
年明けの初戦は前年に賞金不足で出走できなかった大阪杯になることが発表された。