データ
初出 | 第9世代 |
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タイプ | ノーマル |
威力 | 20 |
命中 | 90 |
PP | 10 |
分類 | 物理 |
直接攻撃 | ○ |
範囲 | 単体 |
効果 | 仲間たちがわらわらと集まってコンビネーションで攻撃を与えていく。1~10回の間連続であてる。 |
概要
ワッカネズミ系統の専用わざ。
威力が最低20~最高200と大幅に変動する技であり、最大火力は極めて高いが最低火力も極めて低い博打技。
...が、実はこの攻撃回数、トリプルアクセルのように1回毎に命中判定が行われている。
これはつまり、こうかくレンズなどで命中率を補強することで、非常に高い火力を安定して出せる技になるということである。
実際、通常時では10回当たる確率は35%弱しかないが、こうかくレンズを持たせるだけで確率は90%強にまで跳ね上がる。
威力の期待値は通常時が117なのに対し、こうかくレンズありで189。約1.6倍のダメージ効率である。
もちろん他の命中増強効果も有効であり、命中のランクを上げたりじゅうりょくでサポートしてやれば、絶対に10回ヒットさせることも可能である。
しかもイッカネズミの隠れ特性は「テクニシャン」であるためさらに威力は上がる。
具体的にはA特化して放った場合、ハチマキなしでもHB極振り特化クレベースを最低49.6%の超高乱数2発、ノーマルテラスタルを切れば最低69.3%の確定2発に沈める。ようき・ちからもちA252マリルリのはらだいこ→アクアブレイクに匹敵すると言えばお分かりだろうか。
連続攻撃なので、10回中どれかが急所に当たる確率が高い(10発すべて命中した際、1度でも急所に当たる確率はおよそ35%)、がんじょうやきあいのタスキ、みがわりやしっぽきりに強い、といった点も強み。
受ける側から見た場合、HB特化でもなければほぼ確定二発なので「はがねやいわなど、半減タイプで受け出しすれば余裕」といった性質のものではなく、下手に受け出しすると、素早さ種族値111により上からもう一発ネズミざんを叩き込まれてそのまま退場......ということも普通にあり得る。
また、おうじゃのしるしを持たせ、ひるみを狙うという戦術も生まれている。期待値はおよそ42%、全弾ヒットすればあのてんのめぐみエアスラッシュをも超える65%強でひるむ。イッカネズミはでんじはが使え、また第9世代は今のところトゲキッスが不在であるため、いわゆる「まひるみ」の新たな担い手として期待できる。
デメリット
当然ゴーストタイプには完全に無力であり、はがねやいわ等の半減タイプもイッカネズミの攻撃種族値を鑑みればゴリ押すには心許ない。
また接触技であるため、ゴツゴツメットやさめはだ、ほのおのからだなど、接触技のカウンターには極めて弱い。具体的にはHP満タンからでもゴツメは7回、さめはだは9回接触すると自滅する。相手を何発で倒せるかにもよるが、相手を間違えると即死もあり得るので要注意。
余談
「ねずみ算」とかけて「ねずみ斬」ということなのか、斬撃技である。このため、ダブルバトルでスキルスワップを使ってきれあじを持たせるとさらに火力が1.5倍になる。