「帰れ! クズ!! その程度の懸賞金でおれの傘下に入ろうとは片腹痛い!」
概要
離散した麦わらの一味が再集結したシャボンディ諸島で“麦わらのルフィ”を名乗り仲間を募っていた海賊である。
プロフィール
能力
かなりの巨漢だが肥満体であり、これといって身体能力が高い訳でもなく、攻撃スタイルも普通の拳銃を撃つだけである。それでも、その懸賞金額は偉大なる航路(グランドライン)基準でなければ決して低いものではなく、自身を含むメンバー全員の出身である東の海からシャボンディ諸島まで辿り着いており、船長を務めていることからも、それなりには強い……のかもしれない(ユースタス・キッドの例のように、懸賞金は強さだけではなく、民間人への危険度なども考慮される為、必ずしも実力と懸賞金は比例しない場合も存在する)。
一応パシフィスタにも『三枚舌のデマロ・ブラック』として認識はされており、海軍にも通称を含めて把握されている程度の名は上げているようである。
三枚舌らしく、もっともらしい嘘をついて集団を形成したり煽動する能力の高さはある。
性格
姑息な性格であり、正体がバレるとすぐさま逃げ出す。本物と異なり一般人相手に危害を平気で加える残虐さをもち、仲間に対しても薄情。
活躍
2年後のシャボンディ諸島で海賊“麦わらのルフィ”を名乗り仲間を集め、一時は超新星のリップ・“サービス”・ドウティや深手の・アルビオン、カリブー海賊団濡れ髪のカリブー・返り血のコリブーなどを傘下にした大海賊団を作り上げたが、戦桃丸率いるパシフィスタ2体を含む海軍の攻撃で海賊団は壊滅。すぐさま逃げようとするが運悪く戦桃丸に鉢合わせしてしまい、得意のハッタリで乗り切ろうとするが、2年前のルフィを軽くあしらう程の相手に通用する筈もなく、「麦わらはおめェみてェなカスじゃねェよ!!!」と言われながら鉞で叩き潰され、そのまま失神した。
その後は、戦桃丸達が海軍基地に麦わらの一味に関する報告を行っている傍らで、他の大量の海賊と共に縛られて放置されていた(ワンピース展の手配書や下記の『ワンピースパーティー』から鑑みると、シャボンディ諸島での一連の事件後は逮捕されて豚箱行きになったと思われる)。
余談
- 新世界入りはできたのか?
カリブー海賊団の加入目的は麦わらの一味を内部から壊滅させることであり、例え海軍から逃げおおせたとしても彼に始末されていたと思われる。実際に、仲間の一部である偽サンジ(ドリップ)や偽ゾロ(マンジャロウ)などはカリブーに捕まっている。
- 声優
彼を含めたニセ麦わらの一味のCVは全員、(ニコ・ロビン役の山口由里子を除き)元の麦わらの一味を演じた声優があべこべに入れ替わって演じている(粗忽屋名義)。
アラバスタ編の裏話が語られている第6話に勝手に登場している。
また、ウソップのインペルダウン脱獄回である第31話ではドンキホーテ・ドフラミンゴと共に脱獄を図るも、途中で足をくじいてしまい捕まってしまう。同話ではルフィやクロコダイルのパロディも披露している