概要
絶対防衛線!「小笠原兵団」救援とは、合同会社EXNOA(DMM GAMES)のオンラインSLG『艦隊これくしょん』の期間限定イベントである。
2023年2月28日深夜(3月1日未明)に第一・第二海域、3月3日のサーバ無停止メンテで前段作戦の最終海域である第三海域が開放された。
後段作戦は3月17~18日実施のサーバ無停止メンテで第四・第五海域が、19~20日実施のサーバ無停止メンテで最終第六海域が開放された。
なお、前段作戦は初春イベ、後段作戦は春イベとして位置づけられている。
仕様
新システム
航空支援付き対潜マス
道中の潜水マスに空母系の敵艦が出現する。潜水艦とそれ以外の敵が同時に現れるマスはこれまでにもあったが、一番の違いは、航空戦や支援艦隊等も含め、こちらから空母系への攻撃が一切行われないという事。支援と銘打っている通り、戦闘マスから離れたポイントから攻撃をしているというイメージのようで、戦闘画面の顔グラは少し後退しており、耐久の表示がない。しかし、こちらの支援艦隊と異なり、敵は航空戦にも砲撃戦にも参加してくるため、こちらが一方的に攻撃を受ける状態となってしまう。ヌ級の高い攻撃性能は健在であり、航空戦で艦載機を全機撃墜する以外に攻撃を直接止める方法がないため、道中で甚大な被害を受けやすく、加えて他にも様々な点で艦隊の脅威となっている(詳細は後述)。
まさに一方的に殴られる痛さと怖さを教えてやろうかとばかりにアウトレンジ攻撃を受け続ける仕様の上、対潜支援や基地航空隊も潜水艦に刺さり辛く、結果後述のようにE-2における道中の苛烈さを従前の最終海域に匹敵するほどへ引き上げる一因となった。
故にか、このマスに現れる敵空母について一部の提督たちの間では「引きこもり」「後方彼氏面」さらには不死身からの連想か「ゾンビ」などといった呼び名も聞かれたとか。
ステージ
前段、後段ともに3海域の計6海域。
前段作戦
ステージ | 海域 | 作戦名 | 難易度 |
---|---|---|---|
E-1 | 日本本土近海哨戒圏 | 【S21作戦】 | ☆7 |
E-2 | 南西諸島沖/台湾沖 | 【第二水雷戦隊 海上遊撃戦】 | ☆12 |
E-3 | 九州沖/四国沖/八丈島沖 | 【敵空襲部隊を討て! Counter Attack Operation Jamboree II】 | ☆14 |
後段作戦
ステージ | 海域 | 作戦名 | 難易度 |
---|---|---|---|
E-4 | 小笠原諸島航路/父島沖 | 【伊号輸送作戦】 | ☆9 |
E-5 | 父島沖/硫黄島沖 | 【出撃!八幡部隊】 | ☆15 |
E-6 | 硫黄島沖 | 【決戦!硫黄島逆上陸作戦】 | ☆17 |
新艦娘
報酬
- M丙型特種船 熊野丸
- New Orleans級重巡洋艦四番艦 Tuscaloosa
- 第百一号型輸送艦一番艦 第百一号輸送艦
ドロップ
- 初春型駆逐艦六番艦 夕暮
- Fletcher級駆逐艦DD-663 Heywood L. Edwards
- 御蔵型海防艦四番艦 能美
その他
新敵勢力
新アイテム
報酬
初期装備
新規BGM
その他
恐怖、無敵空母
前述した「航空支援付き対潜マス」であるが、幾多の提督が「前段作戦にもかかわらず、従前の最終海域に匹敵する極悪道中を生み出した」と評したほど、難易度調整のミスが目立つ極めて問題だらけな仕様として悪い意味で名を残す事になった。
- まず、登場するヌ級は耐久値がそもそも存在しない上に攻撃対象にもならない為、航空戦・砲撃・支援・雷撃といったいかなる手段を用いても中破以上にしての無力化が不可能(要するに無敵)。これにより「火力が高い代わりにやや脆い、中破させれば止まる」というヌ級改/Ⅱの弱点の1つが完全に克服されている。基地航空隊と対空砲火で相手の航空機を全滅させる以外の対策が存在せず、その方法も対策としては不確定かつ不十分(敵空母が複数、それもヌ級改/Ⅱのflagshipともなれば猶更)
- ヌ級改/Ⅱの砲撃火力・艦載機が元々大和型でもワンパンし得る威力であり、T字不利でも駆逐艦や巡洋艦程度ならワンパン圏内のうえ、梯形陣や単横陣の命中率の高さゆえに、陣形による砲撃火力低下が誤差の範疇。さらに、開幕と違って砲撃火力はどれだけ攻撃隊が撃墜されようと全滅しない限り威力はそのままという基本的な仕様により、本質的には道中に空母系の姫が潜水艦と一緒に現れるのとさほど変わらない。むしろ、無力化ができなかった時点で「絶対に」殴ってくる分局地的にはそれらよりも脅威度が上(例え火力やスペックで大きく上回る空母棲姫や空母水鬼だろうが、中破させる事ができるなら「止まる」のだが、コイツらに関しては開幕で枯らせなかった時点で止められないのだ…)
- 特に問題になったE-2では、乙以下の難易度にてヌ級の多少の弱体化・搭載数の減少などはあるもののマス自体はそのままであり、たとえ丁でも脅威自体がなくなるわけではない(初心者にとっても突破困難)。結果、難易度を下げても十分なリスク回避にはならず、「水雷戦隊熟練見張員」などの報酬も無くなるため旨みも皆無
- これらのリスクを少しでも削ろうとすれば基地航空隊を出すしかないのだが、肝心のボスマスでの手数が減るうえに敵機全滅に失敗し被弾するリスクは変わらず残る
- 通常の対潜戦と違って弾薬も消耗する。さらに連合艦隊相手だと敵空母1隻につき最大で計3回(第二艦隊に1回、第一艦隊に最大2回)も攻撃される為、今までは安全圏だった第一艦隊が損傷したり、複数の艦娘が大破し艦隊司令部も使えず撤退を余儀なくされたりする可能性が非常に高い
- 上述したヌ級改/Ⅱの火力故に、ボスマスに備え特殊砲撃を使える大和型などを投入してもこのマスでのワンパンにより一方的に特殊砲撃を封じられてしまうことがままある
- その位置が出撃マスからかなり近いものであり、このマスでの撤退が増えることにより艦娘の疲労度が急速にたまる
- 似た問題を孕んでいた『邀撃!ブイン防衛作戦』のレーダー射撃マスと比べると、ルート分岐の条件によって回避できていたあちらに対して、こちらは大抵必ず通る場所に用意されており、回避が不可能
- 高い制空値が存在する為、支援艦隊や基地航空隊による対潜攻撃に護衛戦闘機をつける必要性が生じ、対潜の手数や攻撃力が比例して減らされる。加えてそれら航空機の撃墜およびボーキサイトの消費も増加
等々、数々の問題点が悪い意味でのシナジーを形成する形で重なった結果、このような悪名高いマスとなったのである。
あまりの傍若無人っぷりにはアウトレンジ攻撃ならぬアウトレイジ攻撃だとも皮肉られた。
難易度があまりに上がりすぎていた事から一時は「空母は航空戦のみに参加するのが正常で、砲撃に参加してくるのは不具合ではないか」かとも疑われたが、E-3の実装時にも修正の告知がなかった事から、本来の仕様通りだという線が現状は濃厚である。
これらの仕様によってこのマスの敵空母があまりに猛威を振るってしまったことを踏まえてか、のちに前段最終海域E-3・後段作戦が実装された際には、このマスに出現する敵空母について甲作戦でもただのヌ級だったり1体のみだったりする形で調整が行われており、やろうと思えば基地航空隊などを送らなくとも全機撃墜での対処が多少なりとも現実的に可能となっている(ただし艦載機は変わらず強力。全機撃墜できなければ…まあ、そうねぇ…)。
…とまあ、ここまで空母の猛威ばかりを取り上げてきたが、忘れてはいけない。このマスの主役はあくまでも潜水艦であり、いかにカ級・ヨ級・ソ級といったイロハ級潜水艦といえど対潜対策を怠れば痛い目を見ることは明白なのだ。
それを明示するかの如く、後段作戦ではこの「無敵空母」の一部マスになんと潜水新棲姫が出現。凶悪な雷撃威力を誇る姫級潜水艦との鬼畜コンボが基地航空隊無くしてどれほどの脅威になるかは推して知るべしである。結果、提督たちの間では「『幼女』について回る『後方彼氏面』」などという、字面的にも戦力的にもそれはそれはひどいワードが生まれてしまったそうな…。
運営公認の「歴代最難関」
E-2にて調整の不備による問題が目立ったのは、上述した無敵空母こと航空支援付き対潜マスだけではない。それだけなら当該マス一点集中でまだ対処の仕様があったかもしれないのだが、この海域では他の道中マスやボスマスすらも尋常ならざるレベルで厳しく、安定して突破できる箇所がほとんど存在しないのである。
- 本海域には多数の駆逐ナ級Ⅱ量産型(つまり道中の時点で先制雷撃が飛んでくる)や重巡ネ級改が道中に登場し、ボス敵も戦艦棲姫改(後段作戦のボス)・集積地棲姫(対地戦。結果的にこれが一番攻略しやすく、ある意味バランスが取れているとすら評されている)・欧州装甲空母棲姫(かつてのラスボス)、さらにはあのナ級後期型Ⅱまでもが現れるなど決して優しいものでなく、基地航空隊も1部隊しか出撃に割けない為、「無敵空母」は勿論どのマスに対しても対策する余裕自体があまりない。しかもボス連合艦隊は一切情け容赦なしの第四警戒航行序列。道中が理不尽に苛烈な上にボスも厳しいという過酷極まりないマップであった
- しかもこれだけの難関でありながら新たな敵艦は皆無。つまり、不確定要素がほぼ無い既存の敵艦のみでゲームバランスが大きく崩れるという明らかな調整ミスが生じてしまっている。これは甲は言わずもがな乙以下でも同様で、乙ですら「歴代の前段作戦最終海域の甲に匹敵する」と称されるほど
- そして何より、最終海域ならまだしも、これが前段作戦の中盤かつ当初はその前段作戦すら一部未開放だったため、出撃制限がある中で主力の艦娘を出撃させる判断が現実的でなく、全力を出すことが困難な中でこの過酷なマップに挑まねばならない
- 中でも警戒陣での「避ける」戦略を使えないE-2-3の連合艦隊戦においてこれらの問題が顕著であり、小手先の練度・装備・戦略程度ではどうにもならない問題点が次々重なった結果、最終的な攻略方法が大和改二・武蔵改二や矢矧改二乙・アトランタらをふんだんに投入した前段作戦(それも中盤)らしからぬ最終海域に匹敵するフル戦力による「ゴリ押し」(つまり問題そのものは全くといっていいほど解決されていない)に帰結していき、そこから大きな突破口を見出せないまま後段作戦の開放日を迎えた。結果これらのサブ艦を持たない、育っていないプレイヤーはクリアできないどころか、そもそも出撃すら躊躇われてしまう事態に陥った
- なお、のちに開放された後段作戦のE-4とE-5は前段と兼用の札が多く、E-6の最終局面では甲でもE-2-3で使用した艦を使用可能となっており、E-6までに戦力不足に陥る懸念は幾分か解消されている。もっとも、これは逆に言えば、後段でそこまでせねばならないほどにE-2が総力戦でなければ太刀打ちできないレベルの場所、という事なのだが…
こうした「無敵空母」のみに留まらない複数の要素が悪い意味で嚙み合ったことで、E-2の難易度は「歴代最終海域に比肩する、いや上回るかもしれない」と言われるほどに引き上がってしまっており、故にその攻略を「理論上できても戦略上できない」状況が発生。歴戦の甲提督ですら膝をつき乙に落とす事例が多発し、果ては『艦これ』最初期からの歴戦のプレイヤーたるタニベ隊員ですら後段作戦解放日になってもまだE-2をクリアできていないほどの大苦戦を強いられた。結果、あまりの状況についに運営すらも歴代最大難易度と認めざるを得ない事となったのである。
調整ミスに端を発するがゆえ、運営にとってもプレイヤー側にとっても喜ばしい形ではないあたりがなんとも…。
こうして前段作戦中盤が空前絶後の超難関と化したために、甲ラスダン道中にネ級改やナ級Ⅱ量産型、ボス戦にナ級後期型Ⅱがそれぞれ現れる難関のはずのE-3について「まだ対処のしようがある」「特効の超火力で戦えるので楽」などと言われ、E-2と比較する形で評価が上がることに。「前段作戦ラストのほうが中盤と比べて攻略しやすい」という奇妙な現象を目の当たりにしつつ前段を突破した提督たちの間では、安堵と困惑の入り混じる悲喜こもごもの声が飛び交ったようである。
アニメ『いつかあの海で』とのタイアップ…?
さて、上述の形で結果的に問題だらけとなってしまったE-2であるが、その一方この海域の作戦名を見て、あることに気が付いた提督もいた。
E-2の作戦名「第二水雷戦隊 海上遊撃戦」とそのシチュエーションが、アニメ『「艦これ」いつかあの海で』のEpisode-VII「海上遊撃戦」とよく似ているのである。
該当エピソードにおける第二水雷戦隊が何をしていたかというと「強大な敵部隊を叩く為、まず後方兵站部隊を叩く事」。
そして、E-2序盤とギミックマスは「第二水雷戦隊」の札を冠する艦隊で敵兵站部隊を攻撃するものであり、妙にアニメのシチュエーションと一致しているのだ。
さらに、最終回「いつかあの海で」の作中には、E-2-1のボス旗艦である戦艦棲姫改が登場していたのである。
そしてもう1つ。本イベントのモチーフはイベント名の通り、小笠原諸島近辺を中心とした日本近海なのだが、「第二水雷戦隊」札での出撃となるE-2第一・第二ゲージおよびE-3第一ゲージについてはアイスバーグ作戦こと沖縄戦(集積地棲姫がいるのが米軍の上陸地点となった沖縄県の読谷村辺り)をメインとする南西諸島周辺の海域が舞台で、少し浮いた存在になっている。
結果提督たちの間で出てきたのが「本来、この作戦はアニメ放映と同時期にやるはずの『冬イベ』だったのでは?」という説である。
アニメのもともとのスケジュール通りであれば12月中旬~下旬にEpisode-VIIおよび最終回「いつかあの海で」が放映されるはずであったが、延期によりEpisode-VIIは2月上旬に放映され、最終回に至っては後段作戦最終海域解放時点でも放映されていなかった。結果、予定通りのタイアップができなくなってしまったことで『冬イベ』ができず、本イベントにて『冬イベ』の海域の一つになるはずだったものがE-2として実装されるに至った…という可能性が考えられるのだ(実際、このE-2にて実装されたドロップ艦2隻は、『いつ海』本編のモチーフとなった史実と関わりがあったり本編そのものにて姿を見せていたりする)。
加えて、E-2の攻略難度は上述した通り、無敵空母を抜きにしても、ネ級改が立ちはだかりナ級Ⅱが複数(最大4体)で先制雷撃を仕掛けてくる等、道中の苛烈さが前回の最終海域と比べても決して遜色がない。最初から前段作戦として実装する事を企図していたにしては、あまりに難易度が上がりすぎているのだ。
このことから、このE-2は本来『冬イベ』の中でも最終海域となるはずだったものではないか、との考察も存在している。
「通過点として」現れ悪評をとどろかせてしまったこの海域であるが、運命が違っていたなら「ラスボスとして」登場し(難関ではあれど)それなりに評価を受けていたのかもしれない。
一方で「いつかあの海で」のタイアップと考えるなら、「いつ海」の海上遊撃戦で参戦するはずの時雨改三が未実装に終わったという疑問点もあるにはある(とはいえ、時雨改三は艦これ10周年記念実装とされているので、10周年を迎えていないのに実装する方がおかしいとも言える)。
ストーリーとして考察するなら、ブラウザ版の鎮守府は「いつ海」に比べると比べ物にならないくらい戦力が充実しているので時雨改三に頼る必要がなかったか、「いつ海」では雪風が自身の改装よりも時雨の改装が優先された事を認識している節がある事から、ブラウザ版は時雨の改装よりも雪風の改装が優先された世界線のためここで時雨改三が登場する事はなかったのかもしれない。
「捷三号」再来、その果てに待つ「あの島」
さて、対潜掃討作戦たる「S21作戦」を完遂し、上述した通りの激戦となってしまったE-2を潜り抜けた提督たちを待つE-3は、上述の作戦名からもわかるように、米軍機動部隊による日本本土空襲作戦「ジャンボリー作戦」がモチーフ元になっているが、そこに見られる「Ⅱ」の表記がやや奇妙に感じられた提督もいたかもしれない。作戦名を見る限り、似た出来事がすでに起きておりその再来を阻止する、というニュアンスに取れるからである。
では、この場合の「前回」とは何か、という話になる。本イベントのちょうど一年ほど前には22年冬イベ『発令!「捷三号作戦警戒」』が展開されていたが、そのE-3が今回と同様「ジャンボリー作戦」をモチーフ元としていた(ただしこの時は『ジャンボリー作戦』の名は使わず、上述の日本側の呼び方『捷三号作戦警戒』を用いている)。この海域のラスボスだった横浜岸壁棲姫の出現地点が史実における米艦載機の発艦地点にほぼ一致すること、クリア報酬である山汐丸の史実なども踏まえると、恐らくこの「捷三号」こそが今回言う所の「最初の『ジャンボリー作戦』」であろう。
前後編の形をとったかつてのような直接的な言及こそないものの、過去のイベントとの関わりが示唆された珍しい事例と言える(ちなみに今回のE-3突破報酬たる艦娘と『ジャンボリー作戦』に史実上の大きな関わりは無い。ともに護衛空母化を施されたという意味で山汐丸との関わりがあることによる選出だろうか)。
かくして前段にて「ジャンボリー作戦」再来阻止に奔走した今回の作戦は、小笠原方面への輸送作戦(E-4)、史実にて無念の壊滅となった航空隊「八幡部隊」のリベンジマッチ(E-5)といった形で深海棲艦との戦いが続くにつれ、やがて本土近海を離れ小笠原諸島、そして史実において文字通り壮絶な死闘が繰り広げられたあの島の周辺で展開されるようになっていく。
そして、その末の最終海域E-6最深部に待つのは、「あの島」を巡る防衛戦・上陸戦およびその前後の時期に周辺で二桁にものぼる数が喪われた「とある艦種」の怨念の集合体…。
そう考えると今回の戦いは、「勝利」もさることながら「鎮魂」を少なからず重要な要素としたものであると言えるのかもしれない。
炸裂!潜高型神拳
後日の検証で判明した話であるが、本イベントにおいては伊201と伊203ら潜高型潜水艦に極めて高い特効倍率がかかっている。
その特効倍率たるやなんと2.8~2.9倍。これは、かのクロスロード神拳の2.5倍すら上回る倍率。上振れればなんとラスボスである深海擱座揚陸姫すらも4ケタダメージで葬り去るほど。甲最終形態ですらも例外ではない。
さらに、回避率にも大きな上方修正がかかっており、軽母ヌ級といった敵側の高威力/高命中の対潜攻撃をかわし切るのが現実的に可能で、敵側に対潜装備0のかつてのオリョクルですら大破の可能性があったほどの潜水艦娘の継戦能力の根本的な不足が目立ち辛いようになっている。
イオナ(※霧の艦隊)レベルの火力を以てしても特効がなければ…という環境になってきた現状、ようやっと艦娘側の潜水艦に『デコイ役』『制空要員(※潜水空母でしか不可能)』としてだけではないフィニッシャーとしての活躍の目が回ってこれたとも言える。
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期間限定イベント海域 期間限定イベント海域(2018.9~)
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大規模反攻上陸!トーチ作戦 |