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サカバンバスピスの編集履歴

2023-06-22 15:59:09 バージョン

サカバンバスピス

さかばんばすぴす

約4億5000万年前のオルドビス紀に生きていた海洋生物。

概要

オルドビス紀の南半球の浅い海に生息していたとされる、細長いおたまじゃくしのような体型をした海洋生物。復元図等によってはマンガのキャラクターのような顔で造形されることもあり、これが後述するネットミームに繋がった。


発見された化石から推定される体長は約25センチ、本種が最初に発見された南米・ボリビアの村の名前「サカバンビラ(Sacabambilla)」とギリシャ語の「盾(aspis)」を組み合わせて「サカバンビラの甲羅」という意味で名付けられた


正面についた目と、そのすぐ下の口が弧を下にした半月状になっているのが特徴。目の間には二つの鼻腔があり、細かい鱗に覆われた口の下半分は柔軟に動いたと考えられている。

骨でできた楕円形の甲羅が背中とお腹を覆うようについている。甲羅はおそらく皮中に存在した。

近縁のアランダスピスより平坦な体つきで、化石の分析により3枚の尾びれを持つことが判明している。


無顎類に属する絶滅した一群である、甲冑魚と通称されるグループの一種。現在生息している無顎類にはヤツメウナギヌタウナギ等の円口類がいるが、サカバンバスピスは彼らとそれほど近い存在だとはみなされていない。口に(あご)がなく、同時期の近縁種と同様に海底付近で泥をかき散らしたり、水中を漂う有機物やプランクトンを探したりして食べていたと考えられている。


ボリビア以降、アラビアオマーンオーストラリア中央部から化石が発見されており、その各地は当時浅い海であったことから、沿岸で暮らす生物だった模様。この生き物は大洋には出られなかったと考えられている。


なお、直接の関係はないが、1億年ほど経ったデボン紀に彼らのように体の前半を鎧で覆った板皮類というグループが現れた。


あの模型

サカバンバスピス

フィンランドにあるヘルシンキ自然史博物館ではこの魚の模型が展示されているが、

  • やけに小さく下に尖って微笑んでいるように見える口
  • 口角部分の横にある生気のない丸い目
  • 窪みもないため際立つ虚無
  • 鱗及び背びれ以降の部分をカット
  • 全体的に太短い体

全体的な再現度はあまり高くなく、展示位置もオルドビス紀ではなくデボン紀にされたため、地元民からの評価は低い。

しかし、あまりのシュールな見た目から2023年にふたば☆ちゃんねるでひとしきり流行ったあと、同年6月中盤にTwitterで爆発的な人気となった。


だが流行ったおかげで、この模型が胴体については翼甲類の特徴をまるで再現できていない一方、実はちゃんと鼻腔があったり鱗を思わせるギザギザが下唇にあったりとこの種の特徴である顔は化石標本を十分に再現できていることが明らかになる。


ちなみにヘルシンキ自然史博物館に勤めていたという女性は2022年にTwitterで「2年間勤めていたがこの模型の存在を今知った」と呟いている。

サカバンバスピスの虚無顔はこういった境遇を悟ったものかもしれないなどと想像を巡らせてしまうが、4億5千万年前からこの顔である。やめてさしあげろ


二次創作上の注意点

Twitterユーザーのうさぎメン氏がこの模型の著作権等について博物館側に問い合わせたところ、この復元模型はエストニアの古生物/地質学者であるエルガ・マーク・クリック氏が手掛けたものであるそう。

1994年にフィンランド自然史博物館で開催された恐竜に関する展覧会に合わせて製作されたものであるらしい。

という回答が返ってきたとのこと。


エルガ氏は2016年に亡くなっているが、EUの著作権法では作者の著作権は死後70年間保護されその子孫に受け継がれるため、博物館にその権利はなく、権利者の追跡も難しいようである。しかし、博物館のガイドラインに則るのであれば、展示物の二次的な(商業)利用の場合は作者であるエルガ氏の著作物の引用であることを明記してほしい、と博物館の担当者は返答している。


博物館側は日本での注目を嬉しく思っているようで、返信は「これからもサカバンバスピスの冒険を楽しく見守っていく」と締めくくられている。


関連イラスト

復元予想図に近いサカバンバスピス

さかばんばすぴす…

ヘルシンキ自然史博物館のサカバンバスピス

フィンランドで模型にされてしまったサカバンバスピスさん殺伐としたスレにサカバンバスピスが!!

日本人に見つかった結果

サカバンバスピスちゃん!無題


関連タグ

 甲冑魚 古生物 古生代



水を吐くフグ IKEAのサメ チンアナゴ:Twitterの魚ブームのある意味先輩


みんなのおもちゃ:ある意味おもちゃである。


ボクカワウソ くちくいきゅう マムル:フォルムや顔のバランスがヘルシンキ自然史博物館の模型と似ている。


サカバンパスピスサカバンバスビス:ありがちな誤記。


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