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ミーア・ルーナ・ティアムーンの編集履歴

2023-07-24 07:42:44 バージョン

ミーア・ルーナ・ティアムーン

みーあるーなてぃあむーん

ミーア・ルーナ・ティアムーンとは、小説家になろうに連載されているウェブ小説。およびメディアミックス作品である『ティアムーン帝国物語』の主人公。

お初にお目にかかりますわ。レムノ王国の第一王子殿。わたくしはティアムーン帝国皇女ミーア・ルーナ・ティアムーン。あなたの弟様に寄ってきたロクでもない女ですわ


概要

CV上坂すみれ(ドラマCD・アニメ版共通)/平松可奈子(舞台版)

小説家になろうに連載されているウェブ小説ティアムーン帝国物語の主人公。

いわゆる死に戻り系の作品の主人公であり、それ故に精神的な年齢と肉体的な年齢との間に乖離がある。


大陸を二分する大国であるティアムーン帝国の皇帝の唯一の娘であったが、17歳の頃に起きた革命の際に捕らえられ、3年間幽閉された後にギロチンで処刑された。

その後精神だけが12歳の頃へと逆行し、革命が起きる原因となった疫病や飢饉といった災害を未然に防ぎ、ひいては自身の死を回避するため行動を開始する。


なお、誕生日は冬(年末に近い時期)で、アンヌより7日前。死に戻ったのは12歳の誕生日を迎える前の時期だったため、死に戻った直後の時点では11歳である。


彼女自身の本質的な性格などは前時間軸から全く変わっていないのだが、本編と前時間軸での評価が大きく変わっている。


書籍版第5巻発売記念で行われた第1回人気キャラクター投票(第1巻〜第4巻に登場する全33名が対象・全1,475票)では、463票と2位(274票)以下に大差をつけて第1位。


人物像

ティアムーン帝国皇帝である父マティアス・ルーナ・ティアムーンと、その妻アデライード・ルーナ・ティアムーンの一人娘として誕生。

母は幼少期に亡くなっており、父からは溺愛されて育った。


白金色の髪と緑色の瞳を持ち、やや端麗な顔立ちをしている。

(曰く、絶世の美女ではないが美少女ではある。)


前時間軸

幼少の頃からワガママ姫として有名な人物であり、世間知らずで聡明でもなかった為、貴族や王族だけが通うことのできるセントノエル学園に入学した際には学園の中心人物であったシオンラフィーナから嫌われ、学校行事の度に恥をかくような黒歴史同然の青春を送る羽目になった。

疫病や飢饉を発端に革命が発生し、帝国が滅亡の危機に瀕した時には、他国の王族からは無能な皇女として罵倒され、民衆からは一心に憎悪と怒りの矛先を向けられて処刑される。

しかし、革命発生直後より皇族を含めた上位の貴族が我先に国外へ逃げ出す中、自身は最期まで帝国に留まり、できる限りの努力をして帝国崩壊と革命の阻止に奔走し、皇族としての義務を果たそうと懸命に働いていた。

ルードヴィッヒは彼女のことを「知らないことを恥じ、頭を下げてでも知ろうとすることができる人物」「本当は良い為政者になれる人物」だと評価し、それゆえ最後まで彼女の処刑反対に奔走していた。


本編(死に戻り後)

革命を引き起こす原因となった帝国の財政悪化、流行病飢饉などを未然に防ぐために奔走する。ただし、そういった言動は第三者が見ると「まるで未来の出来事を見てきたかのように的確な予防策を講じる」ものであるため、周囲の人々には非常に聡明で先見性のある人物だと誤解されている。

一方で「もし力及ばず革命が起きても助けてもらうため」に、とにかく自分の利益になる人間、自分より少しでも立場が上の人間には全身全霊、全力を懸けて媚を売り、少しでも不興を買ったと思えば全力でご機嫌を伺うという、とても超大国の皇女とは思えない太鼓持ちに極振りした処世術を行っているが、その所業が却って知恵と慈愛に満ちた人物と認知されてしまい、遂には「帝国の叡智」として国内外にも名が知れ渡り、様々な場面で知見を求められ、事あるごとに頭を悩ませ胃を痛めることになる。


敵対した相手に対しても処刑や拷問といった対応をせず、なるべく穏便な処罰で済むように取り計らう。これは「殺されるのはかわいそう」という他人への慈悲によるものではなく、自分は死亡したことで過去に戻ったのだから、他人も死後に時間遡行を行い今の歴史を改変される可能性がある。という恐怖感によるものだが、その一方で、前時間軸で「周囲から自身の必死の努力を否定され一方的に糾弾されたこと」「誰一人助けてくれようとしなかったこと」「革命が起きるまで一切警告も注意も受けてこなかったこと」はミーアのトラウマとなっており、それ故に純粋な善意から、相手にできる限り改心の機会を与えたり、助言や忠告を施している。

しかし、これが慈悲深い聖女のような行いとして周囲に喧伝されることとなり、聡明なだけでなく慈愛に溢れた人間であるとも誤解されるようになり、上記の「帝国の叡智」と並んで彼女の頭を痛める原因になっている。


未来でのどん底のような生活でも真心から来る忠義を受けたという経験から、忠義の恩には必ず報いるという信条を貫いており、特に最後まで自分に尽くし続けた二人の忠臣であるメイドのアンヌと文官のルードヴィッヒには無条件かつ絶対的な信頼を寄せており、死に戻り直後にはアンヌを専属メイドにし、その家族にまで気を使い、ルードヴィッヒに頼られれば、必ず首を縦に振るほど。


甘いものとキノコが大好物

前時間軸で、まともな食事さえ与えられない長い牢獄生活を送ったため、食に関しては非常に関心が高く、好き嫌いなく食事を採れるようになり、食べられる野草や木の実を見分けるサバイバル知識も豊富になった。しかしキノコだけは上手く目利きが出来ず、よく毒キノコと食用キノコを間違える。


性格

徹底的な自分ファースト主義者。高慢でわがままで、皇女に生まれたということ以外には特筆することのない凡人。死に戻り後は、自分の性格が破滅を招いたと反省し、高慢な物言いや振る舞いは改めるようになった。

基本的には怠惰でお調子者で小心者な性格であり、とにかく自分の命と今の安全で安定した生活が惜しい俗物的な人物なのだが、目の前で困っている人がいたら放っておけないというお人好しで、そういった人や平穏な日常生活を守るためならば努力を厭わない生真面目さがあり、自分のために他人を害するといった選択は決して取らない(「他人の不幸で飯がマズイ」タイプ)。


細かい情報を集めて現状を正確に把握したり、物事を見通す予想を立てたりする、いわば勤勉な頭脳労働は苦手で、そう言ったことに関して自身の能力が高くないことは自覚しており、それは従来の素直さと相まって、諸問題の解決には必要以上にしゃしゃり出ず、能力の高い部下や友人を頼る潔さに繋がっている。(「周囲を優秀な人間で固めて自分自身がイエスマンになる」と評している)

もっとも、ミーア自身が無能というわけではなく、持ち前の怠惰さと土壇場での真面目さが合わさると、『如何に楽に、かつ波風を立てずに問題を解決するか』という最適解を見出す思考法に繋がり、小心な性格は良い意味での慎重さと臆病さとなり、それらが結果的に思慮深い行動につながることがままある(「有能で怠惰な指揮官」タイプの人間)。


能力

過去に戻ったことで、今後発生し得る事件や災害などの未来が分かる。

自分が死ぬ直前まで付けていた日記帳もミーアと共に過去に戻ってきており、自分の行動によって未来が変わる度に日記帳に書かれた内容が変わるので、日記帳の内容を頼りに未来を変える行動を取ることができる。

ただし、日記帳に書かれた未来はあくまでも『未来の彼女視点』で分かることしか書かれていないため、重要な事件の裏で何が起こっており、それをどう防げばよいのかまではわからない。具体的には、「帝国内の有力貴族の殺害が起こった」として、何故その殺害が起こったのかの詳細を未来のミーアが知らない場合、もちろん日記帳にはその原因や詳しい経緯が書かれない。その場合、時間遡行後のミーアは、とにかく貴族が殺されないよう、手探りで行動しなければならない。

WEB版第2章(小説版第3巻)以降は、彼女の孫娘であるミーアベルとミーアの自伝が未来からやってきており、ミーアベルの記憶と自伝の記述を元に未来を改変していく。


ダンスの実力は非常に高く、難解なステップも難なくこなせるだけではなく、相手のレベルに合わせながら周囲どころか相手にすらそれを気付かせずにダンスを行えるほどの腕前を持つ。

乗馬も得意。もし革命が起きた際には馬に乗って逃げるため、常日頃から練習しており、国内でも上位の乗り手となっている。


忠臣

アンヌ・リトシュタイン

メイド。平民出身。以前の時間軸において、ミーアが牢獄生活を送っている際に、何もかもを失った彼女の世話をただ善意だけでこなしたことから、死に戻り後は全幅の信頼を寄せている。

以前の時間軸においては「嫌な性格の人だけど、可哀相」という程度の評価しかミーアには抱いていなかったが、死に戻り後はミーアに尊敬と絶対の忠誠心を寄せている。


ルードヴィッヒ・ヒューイット

文官。以前の時間軸においては、その毒舌ぶりからミーアからは毛嫌いされつつも、最後までミーアと帝国の為に尽力してくれたことから、全幅の信頼を寄せられている。

以前の時間軸におけるミーアの評価は、「頭は悪いが、悪い人ではない」というものであり、面倒な性格もあいまって、ミーアのことを嫌ってはいたものの、お人好しで報われないながらも最後まで努力を尽くしたその姿勢には好意を抱いており、結果として最後まで忠義を尽くすことになった。

死に戻り後のミーアの評価は、「仕え甲斐のある主人にして、自分では到底及ばない叡智の持ち主」と、百八十度変わってしまっている。


関連イラスト

[ラノベ]ティアムーン帝国物語 ~[ラノベ]ティアムーン帝国物語 2~

[ラノベ]ティアムーン帝国物語 3~[ラノベ]ティアムーン帝国物語 4~

ミーア姫


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ティアムーン帝国物語

悪役令嬢 死に戻り

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