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ヒガシアジアスッポンの編集履歴

2023-08-28 19:41:51 バージョン

ヒガシアジアスッポン

ひがしあじあすっぽん

ヒガシアジアスッポン (Pelodiscus sinensis) は、爬虫綱カメ目スッポン科スッポン亜科スッポン属に分類されるカメの一種。

概要

最大甲長約15~35㎝。

食べ物は主に等の水生の小動物

日本本州以南、中国台湾朝鮮半島ベトナム等の東アジアから東南アジアハワイにも移入。


特徴

別名:ニホンスッポンシナスッポン、アジアスッポン、キョクトウスッポン、チュウゴクスッポン。

漢字で『』と書く。

水搔きが発達し、泳ぐのが上手である。日本では本州以南に広く分布する。最大甲長は、35㎝前後。70㎝という記録は捨てられたカミツキガメワニガメの間違いである。即ち現在日本に生息し、確認されている在来種のカメ類の仲間では最大の種類でもある。

日本で「スッポン」というと、殆どがこのカメ類を指す。


甲羅の後ろを持っていても、長い頸を伸ばして嚙もうとする。その顎の力が非常に強力で、不用意に指を近づけると最悪喰いちぎられる恐れもある。流れの緩やかな河川水田水路等の淡水域に生息し、よく底の泥の中に身を潜める。

通常のカメと違い甲羅は比較的に薄くやわらかく軟骨質で、手足と比べて首が長い。ただし、首以外を甲羅の中に引っ込めることはできない模様。日光浴のために上陸するが、非常に臆病な性格な為、驚くとすぐに水中に飛び込んでしまう繁殖期は日本の場合、6~7月で、1度に10~50個のを産む。


昔から食用として重宝され、現在でも高級食材として扱われる。老舗の商店街の魚屋でも生きたまま並べられていることもあり、60年ほど前の子供たちは川で偶然捕まえたスッポンを売って小遣いを稼いでいたという。

骨以外のほぼ全ての部位を食すことが可能。栄養価が高く特に精力増強や美肌によく効くと言われ、スッポンのエキスをサプリメントとして生産・販売する企業も多い。大抵は鍋料理にして賞味されるが、中には生きたスッポンを木綿でぐるぐる巻きにして火中に投じ、丸焼きにする「地獄焼き」なる豪快な料理法も存在する。


食材として養殖化されて飼育知識が早く浸透したことと、意外と愛嬌のある顔つきからペットとして飼われることも多い。小さな仔亀の頃から飼ったり長く飼うことによって、人に慣れてあまり噛みつかなくなったり多少のスキンシップもできるようにもなるという。ただしほぼ完全水棲のため大きさと水量のある水槽での飼育と、爬虫類として定期的な日光浴は欠かせないので注意と覚悟が必要。


分類

元々は、1種(2亜種がいるという説もあった)だと思われていたが、現在は複数の種に分けられると言われている。


これはミトコンドリアDNAの配列が別種レベルで、分岐していた事が分かったからである。然し、核DNAの配列の分岐は不鮮明であった。


2014年の調査によると日本に分布するスッポンは「シナスッポンP. sinensis 」と「アムールスッポンP. maackii 」であった。この事からアムールスッポンとされていたものは、ニホンスッポンと同種であるという説が生まれた。


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