概要
漫画「ダンダダン」においてオカルン達は様々な怪異と対峙することとなる。作中では妖怪や幽霊、さらには宇宙人やUMAなど古今東西の怪異が登場し、現実においても都市伝説等で語られている怪異も登場する。ここでは、それらをまとめていく。
登場怪異
桃が出会った七三分けの男性型宇宙人。
雄しかいないため、全員が同性同型。その結果、進化も出来ず、感情も無くなってしまった。
男性の姿はいわゆる擬態でその正体はダダを思わせる怪物然とした姿。
「六根」と呼ばれる念能力で壁を抉り、「セルポ式測量法」で相手を捉える。
オカルンが出会った高速で走る妖怪。
彼女に負けたことでオカルンは呪われ、憑りつかれてしまった。
星子曰く、ターボババアは地縛霊の少女たちを慰めて回っていたかもしれないとのこと。
その後は復讐するべくオカルンの中で力を取り戻そうと潜んでいたが意識だけが招き猫の置き物に乗り移ってしまい、完全に形勢逆転してしまった。
オカルンの性器を奪うべく現れた巨大な力士型宇宙人。
その巨体に相応しい剛腕を振るうほか、足を胴体から生やすことが出来る。
地縛霊
オカルンが訪れたトンネル内に潜んでいた地縛霊。
連続殺人事件の犠牲者である少女たちの集合体でバラバラにされて殺されたことが判明している。
蟹のような姿をしている。ターボババアと合体することも可能。
赤いワンピースを着た異形の妖怪。「おどんだけ」「お場所」など変わった言葉遣いが特徴的。
その名の通り、アクロバティックな動きをし、変身したオカルンのスピードにも対応できるほど。
なぜか愛羅に目を付けており、彼女が自分を視認できるようになるまで待っていたらしいが……
ドーバーデーモン(シャコ)
シャコのような身体特徴を持った戦闘宇宙人。
ただでさえ強力なパンチを繰り出せるが、水中では能力が大幅に上昇する。
一人息子であるチキチータの病気を治療するためにセルポ星人の部下となっていたが、星子の手引きで治療に必要な資金を手に入れ、現在は地球で人間に扮してチキチータと共に生活している。
セルポ星人の仲間である巨大な首長竜のUMA。
口から圧縮水流を発射することができる。かなり凶暴で、敵味方見境なく攻撃してくる。
走る人体模型太郎
まるで生きているかのように動き回る人体模型。
オカルンの玉によって力を得ていた存在で、とある人物を探している。
異様に長い手足とほとんど縦になるほど吊り上がった目を持つ妖怪。
目を見た相手を発狂させ自殺に追い込むという極めて危険な能力を持つ。
何かを訴えかけるようにジジの前に現れるが……
200年間姿変わらず生きてきていた地底人。
「鬼頭ナキ」として人間に溶け込み、ジジの家の地下でモンゴリアンデスワームを大蛇様と崇め供物を捧げていた。
ジジの家の地下に潜んでいた巨大な食人ミミズ。
鬼頭家が供物を200年間捧げ続けた影響で、数千メートル以上の怪物となった。太陽光が弱点。
ルドリス
シャコの友人である宇宙人。「トゥンムトゥンム」としか話せない。
使用者のイメージによって形を変える物質「ナノスキン」を所持している。セルポ星人の話によれば、全知全能の超有名宇宙人らしい。
美少女の姿をした宇宙人。
シュメール人という宇宙人の一族で、侵略宇宙人の破壊活動に遭っていたところをバンガというお婆さんに拾われ育った。
シュメールに伝わる守り神を模した怪獣スーツを纏うことで透明化や巨大化を扱えるようになる。
深淵の者(クル)
数多の星を侵略してきた宇宙人集団。
高度な知能を持ち、ビッグママと呼ばれる巨大宇宙人によって製造された兵器を身につけていなければ異星での活動は不可能だが、ビッグママによって作られた兵器は強力かつ頑丈で、生半可な攻撃は通用しない。
命名はセルポ星人で、クトゥルフから来ている。
とある廃墟に棲みついていた口裂け女。
戦闘能力は間違いなく作中最強クラスであり、星子ですら手に負えなかったほど。凄まじい身体能力を持ち、さらに鏡の中に相手を閉じ込めることができる。一週間身を潜めれば逃げ切れるが、その間にも精神攻撃を仕掛けてくる。
実は生前は東京大空襲の被災者で、空からの爆撃に対し激しい憎悪を抱いている。
深淵の者と手を組んでいる謎の男。
宇宙でもある程度危険視されている存在のようで、彼の存在を知ったセルポ星人は戦慄していた。また、ターボババアは彼に対して浅からぬ因縁があるようで彼のことを「ハイパージジイ」と呼んでいる。
記憶操作能力を持っているようで、国立西洋美術館の地獄の門から地球に来た後三丈目先生として桃たちの高校に溶け込んでいる。
オンブスマン
巨大な赤ん坊の姿をした怪異で、相手の背中に取り憑き最終的に押し潰してしまう。
実は凛の友人が悪霊と化した姿で、彼女に取り憑くことになる。事件解決後は守護霊として生まれ変わり、亀のマスコットのような姿になった。
團曼羅
ボードゲームの形をした呪物。
ボードゲームに触れてしまうとゲームの中に吸い込まれてしまい、一度入ってしまえばクリアするまで出られない。
ゲームの中は広大なファンタジー世界となっており、危険なエネミーも存在する。また、ある程度の能力が制限されてしまうようで、対抗するには基本的には申し訳程度の武器で応戦するしかない。
元ネタはおそらくジュマンジから。
猿型宇宙人
特別読み切り版に登場。スペクトルマンの顔のついたステッキを所持しており、猿のような姿をしている。
テリトリーに巨大な缶を仕掛けることで周囲の人間を缶に変える能力を持つ。