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戒炎の編集履歴

2024-03-18 12:55:11 バージョン

戒炎

かいえん

ヒューマンバグ大学に登場する半グレ組織。2023年3月〜2024年3月の久我シリーズのメインアンタゴニスト。画像は戒炎三英傑(左から我妻、麻生、緋田)。

概要

羅威刃に代わって新たな京極の轍シリーズの主要な敵となった、東北圏最大規模の超武闘派半グレ組織。


我妻京也が立ち上げ、僅か2年で構成員を300人まで増やし、対抗勢力のリーダーだった麻生成凪榊原周を降し彼らを組織ごと吸収するなどして東北圏全域の支配まで成し遂げ、天京戦争京羅戦争当時には日本最大の半グレ組織として知られた羅威刃に負けず劣らずの規模と実力を誇るようになった。また東北を掌握しているだけに根城としている付近の飲食店に息がかかっており、いくらかの要求を全て通せるほど近隣への影響力も大きい。


動向

登場初期

京羅戦争中に羅威刃の当時のトップである城ヶ崎賢志は勢力拡大や戦力補充のために前々から目に付け最初は挨拶で済ませる形でコンタクトを取っていた。後日、経緯こそ不明だが東京に出向くとの連絡を城ヶ崎の側近であった東雲竜政に電話で連絡を入れ、羅威刃と接触していたがその時にどのような交渉をしたかは城ヶ崎が戦死したこともあり分からずじまいのままだった。

その城ヶ崎の死後、羅威刃を傘下に取り込もうと言う話も上がり、(おそらく前々から企んでいたであろう)関東侵攻計画に羅威刃の生き残り幹部の東雲と秋元詩郎を勧誘した。(後に音信不通になったのもあって事実上の決裂。)


京炎戦争編

当初は東北を拠点にしていたものの、関東侵攻の本格化と東北で待機していた副将の麻生が東京で我妻らと合流した事に伴い、貴凛町に母体を移す事となった。

登場当初は羅威刃のような武闘派マフィアのように描かれていたが、早い段階で黒焉街のカタギを巻き込むような襲撃や抗争に関係ない人物へのちょっかいを仕掛け、我妻が京極組で屈指の武闘派である海瀬将悟との戦いを経てからは葬儀会場を襲撃すると言う海外マフィアのような所業をする事に一切の躊躇いがなくなっており、暴走に近い状況になっている。その様も京極組御用達の情報屋・風谷でさえ嫌悪感を一切隠そうとしないほどである。


マッド・カルテルとの提携以降

手を組んでいた羅威刃と縁が切れた後、組織の拡大を早く大きくするため、世界的麻薬組織『マッド・カルテル』日本支部トップである香坂慎太郎と提携を結び、潤沢な資金源を確保する。同時に我妻は関東制覇どころか日本裏社会制覇まで野望を膨れ上がらせた。京炎戦争にて古参幹部は全滅した上に新参幹部の反町琥治郎は離反したため幹部不在になっている状況の中でも、裏切者や離反する可能性のある要素を持つ人物の排除を強引かつ淡々と進める事で構成員の数を増やし、マッド・カルテル本部のやり方に不満を持つ香坂を上手く誑し込んた事で彼の独立を成功させ、組織拡大をより大きなモノにしていく。しかし、粛清予定だった傘下の半グレ組織に京極組の佐古が潜入していたことにより我妻は自身の居場所を守若冬史郎に把握され、駆けつけて来た守若との戦闘を余儀なくされた。激戦の末に我妻も敗死し、これによって戒炎の上層部は全滅した。


メンバー

上層部

トップの我妻京也、No.2の麻生成凪、No.3の緋田功哲郎の3名が該当。

3名とも作中上位クラスの実力者であることから、彼らをまとめて「戒炎三英傑」と呼ぶ視聴者も一定数いる模様。

しかし京極組との戦争において麻生が六車謙信、緋田が仙石薫に討たれ、そして我妻も守若冬史郎との戦いで敗死した。


CV:大河望伊藤タカユキ

異名は「愛の処刑人」。

創設者にして現トップ。立ち上げからわずか2年で東北圏の完全掌握を達成した。

城ヶ崎の投げた手榴弾が偽物であることを見抜く冷静さ、初対面であるのにもかかわらず「(両親からの)愛の不足が城ヶ崎を狂人に変えた」と見抜く洞察力、幼少に学んだ古流の殺人術による強大な戦闘力、さらには自分の命が危険に曝されると、部下が命を投げ捨てる覚悟で守ろうとするほどの人望までも持ち合わせている。

「殺害対象も含めて愛してやる」というのが基本スタンスであるが、その目には光が感じられない。

2023年1月1日にアップされた動画から声優が伊藤タカユキ氏に変更されている。理由は個別項目を参照。

敵を愛すんだ…… 強いところも弱いところも見えてくる…… そうすれば殺し方も見えてくる

これだけの祭りを仕掛けてやるんだ……俺を退屈させんなよ……


CV:ヤシロこーいち畑耕平

戒炎のNo.2。明るいグレーに動きを利かせた七三分けヘアーと丸眼鏡が特徴的な青年で、我妻から全幅の信頼を寄せられている。

過去には自身の組織を率いていただけあって戦闘力は凄まじく、あの城ヶ崎賢志ともある程度殺りあえたほど

特に動体視力は目を見張るものがあり、防御に関しては誰もが認める一級品。世界的傭兵組織で天才と呼ばれた緋田を明らかに上回っている実力を持つ。

我妻が関東侵攻を開始した当初は抑えとして東北に残っていた。しかし、東北圏で数少ない強力なライバル組織であった部乃武のトップを暗殺してその証拠を我妻に提出したことで、東北における戒炎にとっての不安要素がなくなったため、自身も満を持して京炎戦争に加わることとなった。

人間を見る指針はバリュー…… ソイツの能力に付随する明確な価値だ

俺は目が抜群にいいんだ…… 攻撃の予備動作から全て捉える


CV:伊藤タカユキ

異名は「戦場の申し子」。

戒炎のNo.3。我妻の側近の一人であり、黒髪オールバックに精悍な顔立ちが特徴である。城ヶ崎を「大型の猛獣(のようなオーラ)」のようだと評した。

角中と同じ戒炎の生え抜きで、我妻に対する忠誠心は特に高く、交渉に赴いた城ヶ崎が手榴弾を投げてきた際は迅速に身を挺して庇った。

元は巨大組織の傭兵であり幼少の頃から相当実力が高く、特にナイフと銃の腕は一流。「戦場の申し子」とまで言われている。

戦場は命を惜しんだ者から死ぬ

なぜバカどもは抵抗するのか…… 全く意味をなさない


幹部

京炎戦争にて当初の幹部たちが全滅し、戦争中に下部組織から昇格した反町も行方をくらましたため、最終的には不在状態となっていた。


CV:伊藤タカユキ

異名は「棒術の達人」。

我妻の護衛を務める親衛隊長で、色黒のスキンヘッドが特徴である。上半身から手首までにタトゥーが刻まれている。

生え抜きの構成員故に我妻への忠誠心が非常に強く、交渉に赴いた城ヶ崎が手榴弾(実際は模造品なので爆発はしない)を投げてきた際は迅速に身を挺して庇った。

異名の通り棒術の達人であり、武器である棒の扱いは我妻をして「突けば槍・薙げば薙刀・打てば棒」と称するほどの変幻自在なものである。

その心臓…… 戒炎に差し出すがいい

フン… 温い…… そこは既に棍の制空権よ…


CV:ベルべる☆

異名は「東北屈指の剣豪」。

幹部の一人。青藍色の長ドスや苦無を用いた我流の殺人剣で、東北屈指の剣豪に上り詰めた。比遊怒羅綾小路との戦いでは、彼を圧倒している。

見た目に違わず厳格な男であり硬派な振る舞いが目立つが、その戦闘スタイルは前述の剣術だけではなく、苦無や体術など我流らしく何でもありなもの。

“えせ侍の刀弄り”…… どんな武器を使おうが鍛錬がなっていなければ意味がない

“一敗地に塗れる”…… 醜い骸と化し地面に転がるがいい


CV:畑耕平

異名は「笑う死神」。

幹部の一人。二丁拳銃を得物とし、どんな逆境でも常に笑顔を絶やさない陽気な性格をしている。

1発の銃声で3発の銃弾をぶっぱなし敵をまとめて瞬殺する能力を持つ。

またジャンキーであり、どれだけ傷を負っても立ち上がり、笑いながら銃を乱射しまくる極めて凶暴な男。

その凶暴さと狂気を遺憾なく発揮して、暴走族150人以上を私兵としている。

鉛玉をどうぞぉ! 素敵な地獄の旅をぉ!

今日のクジ運は最悪ぅ! 全員死のうかぁ!


CV:西村隆主

異名は「双剣の榊原」。

幹部の一人。古流武術に端を発する双剣を得物とした、いかにも戦士というような重厚な見た目をしている人物。

常に時間を気にして動いており、目的のためなら自らの命を躊躇なく危険に晒さんばかりの行動を取るが、これにはある理由が隠されている。

早く死ね…… 時間がない

俺は未来などに興味はない…… この身が砕けても構わんのだ!


一般構成員

  • 田中翔太 (たなか しょうた)

傘下の半グレ組織「雑楽滅」のトップを務める幹部候補。

根性のある実力者だったが、襲撃してきた守若には力及ばず敗北し、自身の生存と引き換えに守若に戒炎の現状を伝えた。最終的にはカッパにされたうえで頭蓋骨に「佐古」と彫られてしまう。命までは奪われなかったがその後の動向は不明。


  • 米山 (よねやま) ×

傘下の半グレ組織「封巣魔」のトップを務める幹部候補。

夢と希望に溢れており、幹部になることを目標として成り上がりを狙う。急襲してきた久我の特攻を食らっても耐えてみせたが、直後にトラック爆弾の攻撃をもろに受けて絶命する。


  • 皆堂 (かいどう)

金髪をオールバックにした男。麻生を筆頭とした幹部陣が死んだ後に台頭してきた構成員。反町離反後、構成員の中でも特に重用されており、香坂たちとのミーティングでは我妻の護衛を任せられるほど信頼されていた。戦闘力は不明だが、亡き幹部たちに代わる我妻の側近として重用されていたことからそれなりの実力者だと思われる。


  • 錦戸 (にしきど) ×

角中の手下。

彼の指示で一条を最初に探し出し、待ち伏せするが回避され失敗。そして彼の反撃を受けて命を落とし、京炎戦争における戒炎側で名前が与えられたキャラクターで最初の犠牲者となった。


  • 新見 (にいみ)

戒炎の構成員。

言及のみの登場で、風俗嬢に入れ上げそうな性格とされている。


  • 福田 (ふくだ) ×

戒炎の裏切り者。

組織の掟を破って戒炎直営の店の風俗嬢と駆け落ちしたため我妻に粛清された。


  • 戒炎構成員A ×

CV:伊藤タカユキ

城ヶ崎と東雲が現れた時に驚いた青髪の構成員。

五十嵐幸光二階堂将平に攻撃を仕掛けようとしたが佐竹博文に止められる。しかし運悪く彼が放った銃弾は元々工場があったビルのタンクに当たってしまい佐竹と二階堂諸共有毒な粘液で瀕死になる。それでも失敗すれば我妻に殺される恐怖から彼は病院で再び五十嵐に襲撃を仕掛けるばかりか、看護師を人質に取る暴挙に出たが二階堂に止められた挙句、完治していない病状のまま暴れたせいで症状が悪化して窒息死した。


  • 戒炎構成員B

CV:伊藤タカユキ

城ヶ崎と東雲が待ち合わせ通り14時にカチコミしてきた際に居合わせた戒炎構成員Aと共に出迎えた構成員。

礼儀正しさと狂気を併せ持ったとんでもない登場にビビりながらツッコミを入れた。


  • 戒炎構成員C・D・E ×(全員)

街中で京極組の重役らを襲撃した三人組。

一般人を巻き込む騒動を起こしたため急戦に持ち込まれ、ルーク黒羽根と交戦する。あと一歩のところまで彼を追い詰めたが全員が討ち取られた。そしてこの出来事がきっかけで、戒炎は羅威刃に代わって久我シリーズの主要な敵として立ち振る舞うこととなった


  • 戒炎構成員F・G ×(両者共)

上堂の手下達。

海瀬によって投げ込まれたロケット爆弾の爆風を至近距離からもに食らい即死した。


  • 戒炎構成員H ×

遊馬の手下。

彼が乗る自動車の運転手を務めていた男。京極組が仕掛けた偽の道路工事で足止めされていたところ、スコップを持って登場した守若に真っ先に襲われ、為すすべなく胸を貫かれて絶命した。


  • 戒炎構成員I ?(可能性あり)

戒炎の構成員。

榊原と共に裏切り者の粛正に駆り出されたのだが、彼が胃がんの影響で苦しむ様子を見て心配するそぶりを見せていた。


  • 戒炎構成員J・K ×(両者とも)

緋田の手下達。

下部組織との会議に参加する緋田の護衛を務めていたが、その中にいた京極組の刺客である仙石の変装を見抜けず倒される。

このうち、赤ニット帽をかぶった金髪の人物(便宜上こちらを構成員Jとする)のファッションスタイルは構成員Iと類似していたが、同一人物か否かは不明。


  • 戒炎構成員L・M ×(両者とも)

反町の指示で京極組本部周辺を徘徊しながら監視していた2人組の半グレ。反町の狂気に震えあがって命令通りに動いていたところ、見回り担当だった野島翔佐古大和に偶然発見されてしまい、即座に動いた野島によって2人とも真っ二つにされて絶命した。

敵対者の野島はおろか、上司の反町からもゴミ扱いされていたちょっと可哀そうな2人組。


  • 戒炎構成員N ×

ナイフを持ちながら反町琥治郎の命令に異を唱えた金髪の半グレ。学歴・職歴を問われた際に「中卒でその後は裏社会のシノギしかやっていない」と返答しかったようだが、すべてを言い終える前に反町によってナイフで喉を貫かれて絶命した。


  • 戒炎構成員O・P・Q ×(全員)

反町の手下達。

五十嵐襲撃に動員される。うち2人は高砂に妨害されて倒れ、もう1人は五十嵐のところまで辿り着くが直々に粛清され役目を果たせず。


  • 戒炎構成員R・S ×(2名とも)

舞乱呼の集会を訪問した我妻の護衛を務めていた2人。

ボスを取られたことで報復に動き出した舞乱呼の残党たちと交戦するも、数的に不利な状況を巻き返せずに敗北した。


  • 麻生成凪の元側近 ?(可能性あり)

麻生成凪の回想で登場した、赤色のパーカーと黒いニット帽が特徴的な茶髪の男。

麻生とは学生時代からの付き合いであり、麻生が独自組織を率いていた時期には彼の側近を務めていた。麻生からはそれなりに信頼されていたため、戒炎の幹部たちには劣るとしても何かしらのバリューがある人材だと思われる。

京炎戦争本編には登場していないので現在何をしているかは不明だが、恐らく麻生が率いていた組織が戒炎に吸収された際に彼も麻生と共に戒炎に移籍したものと思われる。

構成員Iおよび構成員Jとファッションスタイルが類似しているが、同一人物か否かは不明。


  • 無数の末端

黒焉街でカタギに多種多様なウザ絡みをするというシマ荒らしを働いていた。

佐古大和と浪岡常吉を集団リンチするが一条には勝てるわけがなく戒炎の関与を吐くことになった。


離反者

反町とその関係者

CV:ヤシロこーいち

戒炎の元幹部。真ん中分けの黒髪をベースに前髪に緋色のメッシュをかけた髪型に赤いTシャツに黒いライダースジャケットとレザーグローブ、シルバーのアクセサリーを身に付けた青年。

口癖は「学び」や「インプット」であり、京炎戦争で様々なことを学ぼうとしていた。普段の態度は慇懃だが内心には野心を秘めている。反論してきた部下を音も無く斬り殺すなど、戦闘能力や作戦立案能力は高い。

働く人間の価値は能力を重点で見ているスタンスのために学歴や職歴などをよく見る一方、それらが無くても泥臭く働いた形でも実績を出せば認める等、良くも悪くも信賞必罰なメンタリティーで部下を扱っている。

元々は戒炎直下の下部組織のトップを張っており、我妻と麻生に実力と将来性を買われて幹部候補として迎えられ、後に幹部に昇格。しかし、戒炎による京極組への総攻撃のタイミングで突如として行方をくらました。その件は我妻にばれて激しい殺意を向けられるも、消息不明のため粛清などはされていない。

何も持ってねえ奴に発言権なんてねえんだよ

どんな歴史上の偉人も最初は下っ端だ…… お前達はそれに立ち会ってるだけだ


  • 烏丸 (からすま)

反町の手下の一般構成員。

彼に忠実で、一緒に行動する場面を多く見せている。


  • 反町が率いた半グレ組織(正式名不明)

若い頃の反町が幹部候補として取り立てられる前に率いていた組織。

烏丸をはじめとしたこの組織所属の構成員達は、他の下部組織メンバーと比べて比較的出番が多く与えられている。


その他の離反者

  • 悪刃羅(アバラ) ×(全員)

戒炎が武力で屈服させた半グレ組織の1つ(裏を返せば金で買った戦力でないため、無理矢理従わせられている)。名前が似ている羅威刃とは関係がない。

しかしこの強権的な傘下入り経緯からかリーダーの三池からは完全に面従腹背であり、京極組が放った刺客である仙石が変装してこの組織につけ入る隙を見せてしまう。後にこの組織と戒炎上層部の会議が行われるが、そこに参加した緋田は仙石の変装を見破れず、かなり不利な状況で戦闘に持ち込まれ敗死した。


後日、三池らが作戦失敗の責任追及で我妻のもとを訪れたところ、反町が裏切った一件で激怒していた我妻に問答無用で裏切り者認定されて処刑され組織は解体となった。


  • 舞乱呼(ブランコ)

戒炎からの離反を目論んでいる半グレ組織その1。離反理由は、戒炎による搾取に嫌気が差したからと、京極組による粛清を回避したいからの2点。佐古大和が坂下の名義で潜入した。

戒炎からの離反を決意するも、集会の様子を見に来た我妻によってボスの山下が粛清されてしまう。しかし、潜入がバレた佐古による一発の銃声を皮切りに残党たちも佐古に加勢し、我妻の護衛2名と交戦することになる。少なくない犠牲を出しながらも数的優位を生かし、最終的には護衛2名を撃退することに成功した模様。


  • 月怪音(ツケネ)

戒炎からの離反を目論んでいる半グレ組織その2。離反理由は、麻薬売買に加担させられてる現状に嫌気が差したから。花沢伊織が八村の名義で潜入した。

体育会系の空気感が強めの半グレ組織であり、潜入中の花沢は1日14時間もひたすら荷物運びをやらされていた。


  • 大量の暴走族(離反)

上堂の狂気で支配されたその辺の不良達改め上堂の私兵達。総勢150人以上。

但し、上堂に脅されて従っていた者ばかりだったため、上堂を狙っていた京極組の海瀬将悟の進言で大半が離れていく事になった。


関係者・関連組織

我妻京也個人の関係者

古武術の達人で我妻の武術の師匠。

彼の元で我妻は多くのことを学び、現在の戦い方のベースとしている。


若い頃の我妻が偶然助けたピンク髪の美女。

一時期の間で彼と交際をしていたが、敵組織の人間に目をつけられリンチを受けて殺害されてしまった。これがきっかけで我妻は凶暴性が覚醒し、暴力的な性格になってしまう。


  • 我妻が率いた半グレ組織(正式名不明)

戒炎の前身となる組織。

当時は我妻も特に勢力拡大などを意識していなかったが、この組織と敵対していた園部が千尋にリンチ殺人をかけた一件が遠因となって改名され組織の方針も大きく変化した。


麻生成凪個人の関係者

  • 岡口組

麻生がかつて加入・活動していた東北の極道組織。

彼はここで戦い方の基礎とか学んだものの暮らしに馴染むことができず、僅かな在籍期間で脱退することになる。


  • 麻生が率いた半グレ組織(正式名不明)

若い頃の麻生が我妻と出会う前に率いていた組織。

盛岡市仙台市など東北の大きな都市を掌握していたが、麻生が我妻に屈服したことで傘下入りする。


傘下の半グレ組織など

  • 榊原が率いた半グレ組織(正式名不明)

若い頃の榊原が我妻・角中と出会う前に率いていた組織。

榊原本人が重症になったため一時は引退・解散寸前にまでなってしまうが、彼が我妻との対峙を経てその生き方に感銘を受け、傘下に入ることとなった。


  • 朝流斗 ×(全員)

戒炎の下部組織に当たる半グレ組織。戒炎の傘下に入った無数の半グレたちを統制することが主な役目であるほか、志正町の公園に立つ遊女たちを誘拐するビジネスによる金稼ぎも行っている。

しかし、戒炎本体と比べれば歴戦の猛者や武闘派を抱えていない等そこまで強力な組織ではなく、下記の裏切り者の件もあって怒り心頭だった仙石と佐古大和の2名によるカチコミを受けてアッサリ壊滅した。


元京極組の構成員で朝流斗の幹部。京極組5代目組長である日下孝次郎の意向で京極組に入ったが、現組長の五十嵐幸光体制下における京極組の文化が肌に合わず、京炎戦争で戒炎が優勢だと感じたのを機に恩を仇で返すかのように京極組を無断で離脱。そして、戒炎に京極組の情報を売ることで一気に出世し、朝流斗の幹部に任命された模様。

本来の戦闘力は佐古よりも上なのだが、半端者であったがゆえに覚悟を決めた佐古にビビってしまい、結果的に2人ともかつてザコ呼ばわりしていた佐古に殺されてしまった。


  • 血乃犯(ちのぱん) ×(トップの愛人らしき女以外)

戒炎の下部組織に当たる半グレ組織。ヤクの売買で資金稼ぎをしていたものの、麻生の調べで上納金の一部を隠している事が判明し、反逆行為と見做した我妻のカチコミによって構成員らは殲滅、トップの井畑寿郎も抵抗空しく死亡して組織は壊滅した。一方、現場に居合わせた井畑の愛人らしき女性は汚いシノギに一切関与や認知していない事もあり、我妻の意向で見逃された模様。


  • 封巣魔(フスマ) ×(全員)

戒炎に勧誘されて自主的に傘下入りした大規模の半グレ組織。前述の米山を筆頭に成り上がりに積極的な構成員が多く在籍しており、麻薬販売などで戒炎に貢献していたものの、努力も空しく成り上がる前に久我虎徹によるカチコミを受けて壊滅した。


  • 雑楽滅(ザラメ)

前述の田中翔太が率いる半グレ組織。

本編ではボスの田中と手下1名のみ登場。田中が敗北した後の動向は不明。


協力関係にある組織

天京戦争の原因になった世界最悪の麻薬組織の日本支部。旧日本支部は城ヶ崎時代の羅威刃に壊滅させられており、天羽組・京極組・羅威刃と因縁がある。羅威刃離反後に我妻が連携相手として目を付け香坂との交渉の末、連携に成功した。

しかし、後に日本支部トップの香坂慎太郎はかねてから本部への不満と独立への野心があり、我妻に焚き付けられて本部からの独立を選び、日本支部は新たな巨大マフィアへと生まれ変わることになる…


交渉中の相手だったものの城ヶ崎の死によって大幅に弱体化。トップの我妻は、京羅戦争で生存した幹部の東雲にコンタクトを取り、戒炎による関東侵攻を手伝って欲しいという旨を伝えた。

なお、主要幹部としては東雲以外に秋元も生存しており、彼も戒炎と協力した。しかし海瀬の葬式襲撃で麻生と秋元が揉めたのをきっかけにお互いに不快感を抱くようになり、獅子王組による羅威刃狩りが続いたこともあって花宝町・黒焉街から撤退する判断を下した。これにより戒炎と音信不通になり、同盟は決裂した。


敵対者・敵対組織

若い頃の我妻の恋人だった千尋を誘拐し、強姦した上で殺害した男で我妻の心を破壊した元凶。元々から戒炎の前身だった組織と敵対していたらしい。

この出来事がきっかけでブチギレた我妻の単独カチコミにて凄惨な報復を受け、彼一人によって組織と彼女である聡美ごと排除された。

戒炎が京極組に齎した災厄と悲劇は全部こいつのせいと言っても過言ではない。一時の性欲に身を任せて我妻を悪魔に変え今まさに大災害を起こしたことから視聴者からも蛇蝎の如く嫌われている。


関東侵攻を開始するにあたり、最初に目をつけた。

侵攻当初の協力者だった東雲と秋元は京羅戦争からの因縁で並ならぬ敵意を燃やしている。


霧散したCODE-ELの元トップアサシンと現在所属する組織。現在はエルペタスと戦争中。瓜生がかつて所属していた毛利グループが反旗を翻したことで起きたEL戦争に瓜生も参加して不在であったために貴凛町に容易にアジトを設けられるようになった。その後、瓜生が貴凛町に戻ってからは我妻は彼の作るメロンパンを買ったり、殺人鬼の討伐に協力したりと今のところ表立って対立する気はないが、瓜生と香鈴は警戒しており、もしも貴凛町の市民に危害を加えれば組織ごと相手にする気でいた。


かつて羅威刃を構成していた組織の一つ。京羅戦争敗北後に綾小路が新たに自警団として作り直した。

遊馬が綾小路を勧誘するが拒否され戦闘になるが、取り逃してしまい失敗。


比遊怒羅と協力関係にある自警団。メンバーの一人紅林二郎が上堂と交戦。その際に戒炎に入ることを拒否したため敵対することになった。


京極組と同じ関東の極道組織。戒炎が関東侵攻した当時は羽王戦争の真っ最中で工藤清志阿久津敏朗南雲梗平を失った。我妻はいずれ弱っていくと見て放置しており、京極組を片付けたら狙おうとしていた。

しかし小林幸真は街中で偶然我妻と鉢合わせした際に、持ち前の超人的な感性で我妻の危険性を看破。あわや一触即発にまでなりかけており(この時は小峠が止めたため、我妻自身との激突には至らなかった)、また羽王戦争後、空龍街のクリスマスマーケットで須永陽咲也と香坂が衝突した。


京極組や天羽組と同じ関東の極道組織。獅子王組の内部戦争では黒澤派を支援していた。元々眉済派からは反感を持たれていたがのちに黒澤派とも決裂したためこちらとも敵対関係になった。

現時点で戒炎との直接的な戦闘は発生していないが、戒炎と当時協力関係にあった羅威刃の排斥活動を行う形で間接的ではあるものの戒炎に対して一定のダメージを与えている。戒炎との直接対決は無かったが戒炎とカルテル日本支部の合流後に伊武隼人近藤新平太に呼応して売人狩りを行ったことで完全な交戦状態になった。


当初は協力者だったが秋元が麻生チームに加勢した後の対応が尾を引き、互いにこの件を根に持って同盟関係決裂の原因となる。

後に我妻が妄信的に組織の拡大をするようになると羅威刃にとっても戒炎が裏社会のトップを目指す邪魔になり、戒炎に関連する情報を京極組に提供するという形で間接的に敵対関係となった。


  • 部乃武(べのむ)×

東北の半グレ組織。我妻をして「部乃武が暴れた時、お前がいないとダメじゃないか」と言わしめるほどの強敵で、関東侵攻を進めている戒炎にとっての数少ない不安要素だった。しかし、後に独断で動いた麻生によってトップの玉山が暗殺され、その結果、組織自体が機能不全に陥ってしまったと思われる。


  • ガルム×

戒炎に壊滅させられた弱小半グレ組織の残党たちが結成した犯罪集団。戒炎への仕返しを目論んでいたが、その資金集めのために黒焉街で違法薬物の密売や園児誘拐を行ったことでシマ荒らし認定され、戒炎への復讐を果たす前に京極組によって壊滅させられた。


香坂が我妻と組んで独立したことでこちらとは敵対関係になった。


考察・余談

組織名の由来

組織名のモデルは、ドイツに本社を構える自動車製造メーカー・ポルシェの製品の一つであるカイエン+香辛料のカイエンペッパーであると思われる。


車のカイエンには「刺激」などの意味が含まれているとされており、東北から関東進出を目論む戒炎は関東裏社会への新たな「刺激」とも言える。また、カイエンペッパーは唐辛子を原料としており、唐辛子から連想されることが多い「炎」と戒炎の「炎」をかけている可能性もある。


また、当て字に着目せずに組織名の文字を見た場合、めのと解釈することも出来るだろう。我妻自身、京炎戦争終盤にてこの戦争の目的の一つとして自身が過去に救えなかった人物の教えである愛することを否定する事であると明かしており、自身の過去を戒めようとしているのかもしれない。


戒炎の残した新たな戦争の火種

前述の動向の通り、我妻を含めた幹部全員(反町を除く)が死亡した事で戒炎は事実上壊滅する事になったが我妻の存在も城ヶ崎と同様に圧倒的な暴力と恐怖で関東の半グレ達を傘下にして一定の秩序が生まれていた為、羅威刃が一時壊滅した時のように我妻の死後、戒炎から抜けた半グレ達が好き勝手に暴れ回る可能性がある。又、羅威刃との同盟解消後に戒炎と同盟関係にあった香坂が率いるマッドカルテル旧日本支部連合は幹部は誰一人死んでおらず、京炎戦争の裏で戒炎と協力して開拓した日本市場の利益を独占できるようになった事で漁夫の利を得ている。


羅威刃との比較

一般人への対応

両者共に半グレ組織なので当然ながら敵のアジトを爆破や放火するなどは当たり前だが、羅威刃の場合は、少なくとも稲村はともかく城ヶ崎がトップでいた時は、一般市民に関しては羅威刃の不利益に繋がる者以外(小湊圭一のように無差別で一般市民を襲うような者は除くが)は直接被害を出していない。


一方で、戒炎は必要とあらば、(のちのエルペタス戦争で登場した雷一族のように)一般市民を平然と傷付けることも厭わずボスの我妻自身は明確な指示は出していないものの、人通りの多い繁華街で五十嵐幸光大園銀次達、京極組の構成員を襲うことを容認してしまうという点で羅威刃と大きく異なっている。


組織経営

また、城ヶ崎も我妻も両者共に恐怖政治でメンバーを従えているのだが、羅威刃は城ヶ崎の圧力と指示で組織運営を成り立たせていた上にごく一部を除いて仲間意識が無いので彼が死んだことで組織の名を捨てることなく今尚在籍している者は東雲と秋元以外おらずほとんどの構成員が霧散して行ったほか、組織形態において端的に言うと、羅威刃は城ヶ崎の恐怖政治によるワンマン運営で成り立っており側近の東雲か間宮恭平のとちらかがNo.2だろうと思われていたが最後まで明言なかった(のち羅威刃のトップを東雲が引き継いだことから事実上のNo.2は彼だったと思われる)。


戒炎の場合は幹部の角中正樹緋田功哲郎は我妻の身に危険が生じたなら身を呈して庇おうとした他、数名のモブ構成員が率先して我妻に意見を出してターゲットを狙う等戒炎に対する忠誠心がある。それに対し、戒炎には明確に組織のNo.2である麻生成凪、No.3である緋田功哲郎が存在している点が大きな違いだと言える。もっと言えば、親衛隊長の肩書を与えられている角中正樹もいたが角中以下の幹部たちの序列は不明。


仲間意識

羅威刃の場合だと(元々同じ組織にいて引き抜かれた高城蓮太郎と秋元を除く)幹部同士の繋がりはほとんど希薄だった。


戒炎は幹部同士が連携をとっている描写が多い。現に一条康明との戦いで角中が末端構成員に連絡するよう指示したことで遊馬大介上堂新一が遅れながら参戦した。他にも、京極組の武闘派兄貴達やリサーチに優れた舎弟を狙う際は幹部格2名以上で出向く事で作戦の成功率を跳ね上げている。


総じて、羅威刃は『恐怖政治による絶対的なトップダウン』なのに対して戒炎は『現場の声を汲み上げて柔軟に反映や対応をしていくボトムアップ』と言える。


奇襲について

城ヶ崎がトップ時の羅威刃が葬式会場や病院に一切攻めてくる描写は特になかった(情報が得られなかったのか、そこまで追う必要はないと思ったのかは不明)。


一方の戒炎は、海瀬の葬儀の際に多くの部下と共に麻生と緋田が会場を襲撃するという典型的な「半グレに仁義はない」を体現している。ただしこのやり方は仁義云々以前に不謹慎だと激怒する視聴者も一定数存在している。似たようなことをした結果重大な被害を産んだことでアンチがヒューマンバグ界隈でも非常に多い室屋柊斗ですら葬式はカチコミを決行していない。

そのため、京極組の中でも穏健寄りな考えを持っている高砂明夫佐古大和でさえ「最早人間ではない」と激怒し、戒炎を相手に数々の悲劇を味わった京極組の組長である五十嵐幸光の方針を「外道を相手に手段を選ぶ必要はねえ!どんな手段を使っても叩き潰す!」と下手をすれば任侠者としての一線を完全に超えかねない怒髪冠を衝くものにしていたが、(元々暴走傾向があった)野島翔が完全に一線を超えてしまっていた。


幹部の口癖とこだわり

トップの我妻が「」に対して異様なこだわりを見せているのが戒炎の特徴であるが、実は我妻に従う幹部たちにも各々独特な口癖がみられる。しかも、そのうち数名に関しては口癖にちゃんとした深い意味がある模様。

以下に幹部の名前と口癖(およびこだわり)の対応を示した。


我妻: - 敵に殺されてしまった恋人である千尋が遺した教えを守っている。

麻生:バリュー - 義父が幼少期に罵倒した言葉を覚えており、価値が人を表す指標と信じる。

緋田:普通の人 - 戦場では常に天才と評価され、人間扱いされなかったことの裏返し。

榊原:時間 - 胃癌を患い長生きできない身の上のため、とにかく時間の無駄を嫌う。

遊馬:ことわざ - ヒューマンバグ大学に登場するの例に漏れない特徴。

上堂:アッハー - この独特の笑い声から、「笑う死神」と称される。

角中:心臓/鼓動 - 唯一、こだわりへの明確な理由が不明。

反町:学び/インプット - 向上心が高く、あらゆることを学びの機会として捉えていることの現れ。


関連タグ

ヒューマンバグ大学 京極組 半グレ

宮城県仙台市 - 本拠地

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