概要
「ファイナルファンタジー9」のラスボス。
クジャが死に際に放ったアルテマによって、別次元である『絶望の丘』に飛ばされたジタンたちを待ちうけていた、強大な力を持った存在。
このラスボスの知名度を上げている要素は何よりもその唐突すぎる登場(前座のトランス・クジャを倒すといきなり現れる)であり、ストーリー途中にもこのキャラについては何の言及も無く、発売から長い時を経た今でもネタにされ続けている。
外見は天使の格好をしたペプシマンといったもの。顔にはエヴァンゲリオンのリリスに似た仮面を被っているように見える。
名前は「ファイナルファンタジー3」のラスボス「暗闇の雲」へのオマージュである。
「ディシディアファイナルファンタジー」ではプレイヤーキャラとして参戦した暗闇の雲の最強武器として登場する。
必殺技とも言うべき「グランドクロス」はランダムで複数のステータス異常をパーティ全員に発生させるというもの。
無機的な外見だが実は喋る事が出来る。
ジタン「お前は誰だ!」←全プレイヤーの心情を代弁した台詞である。
なお、のちにスタッフから「クジャの"死"を恐れる心が呼び出してしまった存在」と説明がなされており、FF4のゼムロスと類似する存在節もある。
戦闘
ラスボスとだけあって、それ相応の強さを見せつけてくれる。
全体に大ダメージを与える物理攻撃の「ニュートンリング」、HPを残り1にしてしまう特殊攻撃「青の衝撃」、火・氷・雷の三大属性の最上級魔法、ホーリー・メテオ・フレアの三大高等魔法に、シェル・プロテスの防御魔法、さらにはケアルガによる回復まで行使できる。
特に厄介なのが先述ある「グランドクロス」で、作中で発生する全16種のステータス異常をランダムで付着させるという効果があり、猛毒・ゾンビ・死の宣告といった厄介なステータス異常を重複されることも多い。
また隠し要素として、実は本体以外に4体のユニットが付属しているらしく、上記の小技類の大半はこの4体のユニットが繰り出しいるらしい。ゆえに、行動速度を挙げる魔法『ヘイスト』を掛けているわけでもなにも拘らず、こちらが一人行動するまでに2回以上行動してくることも珍しくはない。