注意点
アルカは『アルカ』だけで言語の名を指し、『人工言語アルカ』や『アルカ語』などという言い方は原則的にしない。
しかし『アルカ』は複数の固有名詞にも使われる名前である為、タグ名として『人工言語アルカ』を採用した。
概要
創案は1991年(=作者が10歳の頃から制作が開始されている)。エルフ語やクリンゴン語のような『芸術言語』のカテゴリに属する。
もっぱら異世界の描写をリアルにする為に使われている。その為語源や背景となる世界や文化を一から創るところからスタートしており、文法や単語も原則として自然言語(日本語や英語など)の流用は一切ない。
しかし、アルカの語彙は15,000語以上にものぼり、なんと現実的な日常会話も可能である。
詳しい文法や会話の例は公式サイトのアルカ講座を参照されたし。
言語や設定などの使用に使用料は一切発生せず、誰でも気軽に使用できる。
文字
母音は5つ(日本語と同じ)、子音は20。
一部アルファベットなどに似た文字があり先述の『流用は一切ない』に矛盾すると思われるが、
作者曰く『言語学的に文字が似ることはよくある事』との事(この点についてはアルファベットとキリル文字を比べると理解しやすいとの事)。
当然読みもアルファベットとは異なり、例えばΩのような文字は『ダ行』、同じくDは『マ行』、oは『ワ行』である。
ただ、behlnyzの7文字はアルファベットと読みも文字も一致する。
紫苑の書
ファンタジー作品で主人公が異世界に飛ばされても、翻訳アイテムなどのおかげで意思疎通には困らないことが多い。
しかし本作は『その翻訳アイテムがなかったらどうなるか?』を想定して描かれた文学作品である。
主人公『初月紫苑(はづき しおん)』がヨーロッパに似た異世界の国『アルバザード』に召還され、
現地の少女『レイン=ユティア』から聞いたこともない言語『アルカ』を一から教わり悪戦苦闘しながら同国を脅かす事件に巻き込まれる物語を描く。
pdf書籍であり、無料でダウンロードが可能。
異世界『カルディア』と惑星アトラス
アルカが公用語とされている世界。いわゆる剣と魔法のファンタジー世界である。神も実在しており人間との直接意思疎通も可能である。
しかし現代化が進んだ関係で現実世界にあるもの(電車や携帯電話など)は大体そろっている。
- 余談
実はアルバザード国アルナ市には『ルリ』という名のオタク街(日本で言う秋葉原)も存在する。