『そう、邪魔者は全て消す』、『僕らが求めた戦争だ』
概要
機動新世紀ガンダムXに登場する双子の変態。
双子だが容姿が大きく異なっているため、二卵性双生児のようである。
テレパシー能力を有しており、どんなに離れていても意思の疎通が出来るが、彼等同士でしか通じない。
彼等のこの能力は感応波で無人モビルスーツを操るフラッシュシステムに反応しなかったため、ニュータイプではなく「カテゴリーF(Fake・フェイク=ニセモノ)」に分類され、落ちこぼれ扱いされた過去を持っている。
自分達の力を認めなかった世界を強く憎んでおり、世界を滅ぼして新たな世界を作ろうとする。
同作品においてのラスボスであった。
二人とも冷酷だが、冷静沈着なシャギアに対しオルバは激昂しやすい性格である。
ちなみに、オルバはチェスが得意なようである。
「私の愛馬は凶暴です」など意味深なセリフを吐いて視聴者を煙に巻く。
……が実は強いのかどうかよく分からなかったりする。
ガロードたちの置かれている状況によって強さが全然違うので、空気を読んでいるのかもしれない。一応、ガンダムエアマスターやガンダムレオパルドには終始優位に立ち回っている。
ゲテモノガンダムを駆り、変な衣装を着こなす見かけ通りの変態である。
…信じられるか? こいつらこれでも十代(19歳)なんだぜ…?
作中での行動(ネタバレあり)
「カテゴリーF」に分類されてからは蔑まれて苦労していたらしい。
その状態から新連邦政府の軍人となる。政治家や上官に巧みに取り入り、用済み或いは邪魔者となれば事故などを装って殺し、ついには新連邦政府首脳の側近的立場にまで上り詰めた。
その凄まじい執念はある意味では見上げたものと言えよう。
同時に「その努力を別の方向に向けていたら・・・」とも言えよう。
彼等もまた「ニュータイプ」という概念に心を囚われてしまっていた。
最終決戦において死亡したと思われていたが、最終話のラストシーンでシャギアの乗る車いすを押すオルバの姿があったため、二人とも存命だと判明した。
あの場面の彼等は怨讐の鎖から解き放たれていると願いたい。