リボルバーカノンとは、本来は単砲身に対し複数の回転式薬室を備えた火砲のことだが、二次創作においては『機動警察パトレイバー』に登場する主人公機『98式AVイングラム』の主力火器として描かれる。
実在の火砲についてはマシンガンの項目で記述。
以下、機動警察パトレイバーに登場するリボルバーカノンについて記述。
諸元
口径37㎜。
形状はS&W社のM586ないし、ミネベア社のニューナンブM60をモチーフとしたデザインの拳銃状。(登場メディアによってはコルトパイソンやスマイソンなどモチーフとなる銃が異なる)
弾頭は貫通による周囲への危害を防ぎ、かつストッピングパワーの向上も兼ねた『ホローポイント弾』が採用されている。
多脚歩行式大型マニピュレータという高度なシステムを介した火砲であるが、使用には特に認証等は必要は無いようで、指揮車両に括り付けての人力での発砲、イングラムの後継機である『AVS-98』からこれを奪った敵『TYPE-J9 グリフォン』が発砲する等している。
基本的にモチーフとなったいずれかの拳銃のスケールアップ版であり、少なくとも保持用のマニピュレーターとトリガーの操作用マニピュレーターが必要である。
火砲としての定義
劇場において公開された短編アニメ『ミニパト』では、よりその詳細が語られており、ここで初めて『三十七粍機動速射野砲』という定義が成されている。
これと言えば・・・
リボルバーカノンと言えば太田功、太田功と言えばリボルバーカノンと言うほど、彼の乗機であるイングラム2号機が毎度の様にぶっ放している。
アニメ作品においては241回発砲している。(宝島社刊『別冊宝島 機動警察パトレイバークロニクル』より)
同火器は彼の迷台詞である、「俺に銃を撃たせろ」と共に在ると言っても過言ではない。
蛇足
余談ではあるが、RPG『ワイルドアームズ2ndイグニッション』の登場人物であるブラッドの初期装備ARMが『リボルバーキャノン』との名称である。