正式名称は「エチオピア連邦民主共和国」。古くはアビシニアともいった。現在の政治体制は1993年の独立宣言より始まる昔は海岸線があったが、沿岸部のエリトリアが1993年に独立したためいまは内陸国である。首都はアディスアベバ。
アフリカ諸国の中で最も早く独立した国家であり、エチオピアの観念だと紀元前1000前に古代エチオピアは誕生したと言われている。有名なのは旧約聖書に登場するシヴァの女王のシヴァ王国がエチオピア国家説がうたわれている。
国土の大部分がエチオピア高原に位置するため、気候は涼しい。また降雨量が多く、農業に向いた土地柄となっている。なお降った雨は青ナイル川の水源となり、青ナイル川はやがてナイル川へと流れ込むので、ナイル川の水の一部はエチオピアに由来していることになる。
コーヒーの原産地とされており、客を招きコーヒーを淹れてもてなす茶道ならぬ「コーヒー道(コーヒーセレモニー)」がある。
宗教は主にエチオピア正教会といわれるキリスト教の一派を信仰している。ただし、ギリシャやロシアで信仰される正教会とは異なり、イエス・キリストが神性のみを持つ、451年にカルケドン公会議で異端とされた教えに基づいた教会である。なお、キリスト教を国教とした国としては最古の国である。
言語はアムハラ語の影響が大きい。
ちなみにエチオピア音楽は日本と同じ五音音階が使われているため日本の演歌や民謡とよく似ている。
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アビシニアン:猫の一種。原産地はエチオピアではなくエジプトとされる。