ギャロップとは、大元としては馬が全速力で走る時の走り方を表す用語である。
その派生として、下記のような意味がある。
- 『機動戦士ガンダム』及び『∀ガンダム』に登場する陸戦艇。
- 『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。本項で説明。
- 吉本興業所属のお笑いコンビ。
- 1991年にアイレムから発売された業務用横スクロールシューティングゲーム。
- 「マイリトルポニー」のトワイライトスパークルが、鬱憤により発火した時の絵
基礎データ
ずかん | No.078 |
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英語名 | Rapidash |
ぶんるい | ひのうまポケモン |
タイプ | ほのお |
たかさ | 1.7m |
おもさ | 95.0kg |
とくせい | にげあし / もらいび |
進化
ポニータ → ギャロップ
概要
ポニータがLv.40になると進化する。
炎のような鬣を持つ、ユニコーンのような姿をしている。
名前の由来は、馬の蹄の駆ける音(また音楽で馬が駆けるような軽快なリズムの曲調)を意味する【Gallop】と思われる。
色違いは進化前と共に身体から燃え盛っている炎が青色になっており、非常に人気が高い。
ゲームにおける特徴
素早さが最も高く、次いで攻撃が高いステータスを持つ。
だが、第3世代まではほのおタイプの攻撃は全てとくこう依存であり、高いこうげきを生かせるわざが無かったため、あまり戦闘での出番はなかった。
特に第1世代での惨状は酷く、自力で「かえんほうしゃ」を覚えない等当時のファイヤーと同様の悩みを抱えており、炎タイプの中でも特に不遇であった。高い素早さを活かしての「ほのおのうず」を連打して相手をハメると言う芸当は可能であったが、命中率が70と悪い上に相手が残り1体の時でないと相手に無償交代を許す事になり、炎の渦を連打する事自体が微妙視されていた。
(当時は命中率に若干の-補正が掛っており、命中率100でもたまに外れる。命中70の技は殆ど信用出来ないと攻略本に書かれた程である。)
寧ろそんな事するより、ポケスタ2のギャンブラーが使用する「ロップギャ」の如く
「こうそくいどう」で素早さを高めてからの「つのドリル」を連打した方が強いポケモンと揶揄されてしまうことも。
第4世代ではタイプと攻撃依存が分化したが、ギャロップはこの仕様の恩恵を強く受けたポケモンの一体である。
強力なタイプ一致の物理攻撃技「フレアドライブ」を覚えるようになり、わざマニアによって思い出せるわざに「メガホーン」「どくづき」が追加された。
高威力の物理攻撃が複数追加されたことで、対戦での地位が一気に向上した。
だがシナリオに関してはそれ程優遇されているわけではない様子。
『ダイヤモンド・パール』においては、シンオウずかんでほのおタイプを持つポケモンは
ヒコザル族かポニータ族しかいないため、最初にヒコザルを選ばなかった場合、ほのおタイプを連れていきたい場合はポニータ族を育てるしかない。
ストーリーのとあるところでは、はがねタイプ(殆どのタイプの攻撃を半減)を持つ高Lv.な野生のポケモンに嫌というほど遭遇するが、肝心のポニータはまともな炎物理技を高Lv.にならないと覚えない為使い勝手はかなり悪く、炎タイプをすっぱり諦めるプレイヤーや、GTSでヒコザル族を探すプレイヤーも多かった。
一応、プラチナではその点は改善されたが今度はシナリオでデルビル族やブビィ族も現れ、ダイパからのイメージでそちらを選ぶプレイヤーも出、やはり影は薄い。
第5世代では、タマゴ技に「けたぐり」、技マシンに「ワイルドボルト」が追加されさらに強化された。
ただ、同世代では同時に強力な炎ポケが大量に登場したため、「メガホーン」「さいみんじゅつ」や「つのドリル」で差別化したい所。
新作「BW2」では教え技で「ドリルライナー」を習得可能となり、差別化に拍車がかかった。
なお、第4世代以降は、稀にシュカのみを持っている。