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オールズモビル軍

おーるずもびるぐん

ゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』に登場する組織「ジオン残党軍」の1つ。組織の成り立ちまでの経緯や組織ごとの関係から漫画『機動戦士ガンダムF90』、『機動戦士ガンダムF90FF』、『機動戦士ガンダム クライマックスU.C. 紡がれし血統』におけるジオン残党軍、火星独立ジオン軍についても記載する。
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概要

U.C.0116年に蜂起したジオン残党軍の一つ。

火星の『ジオンマーズ』、地球圏の『レガシィ』、『共和国解放戦線』、『NSP』、『エグム』、その他複数のジオン系組織の総称とされ、これら組織が協力して、巨大なテロネットワークを築いている。その主犯が第一次ネオ・ジオン抗争においてハマーン・カーンの懐刀とあだ名された元ネオ・ジオンアクシズ)の将校にして現レガシィの総帥、ライン・ドラグンと言われている。

(当初はレガシィら地球圏組と火星独立ジオン軍(ジオンマーズ)は協力関係にあったが、方針の不一致から協力関係は解消され対立、連邦軍内に潜入していた火星独立ジオン軍の人員は連邦軍の一員としてドラグン一派と交戦する事となる)


0116年以前よりテロネットワークは存在していたが、地球連邦からオールズモビルとして認識されたのは、同年のフロンティアⅠ襲撃、続くトリムールティ襲撃より。


0120年には『火星独立ジオン軍』(以下、火星軍)が地球連邦軍に大規模攻撃を仕掛け、第一次オールズモビル戦役を起こした。

なお、古い資料ではオールズモビルと呼ばれたジオン系組織は「火星独立ジオン軍」と一纏めで表記される事も多い。


火星軍が壊滅した2年後、地球圏に離脱・潜伏していた火星軍残党「シャルル艦隊」が、残存している勢力をまとめ上げて、ジオンの再興を悲願とする地球連邦政府の壊滅を目論む残党活動を再開した際の勢力。こちらのシャルル艦隊は、自分たちの事をオールズモビル軍(OM軍)と名乗る。


「オールズモビル」と呼ばれた者たち

レジオン解体後も三十年もの長きに渡り火星に潜伏した火星独立ジオン軍は、ジオンの再興を悲願に地球連邦政府の壊滅を目論む残党活動を再開、「オールズモビル戦役」と呼ばれる戦乱を引き起こした。


運用するモビルスーツは旧公国軍の機体の近代化改修機「RF(リファイン)シリーズ」を基本としていた。

オールズモビルの名は、116~122年のオールズモビル戦役に於いて古い世代のモビルスーツ(あるいはそれを模した機体)を運用していたと言う懐古趣味的な事から取られた、地球連邦軍からの蔑称的な意味合いが強い。なお、誤解されるが火星軍はオールズモビルを名乗った勢力ではない。ただし、自分たちが地球圏で「オールズモビル」と侮蔑されている事は把握しており、その蔑称を激昂する素振りは無く、むしろ自嘲気味に苦笑いしている。

一方で、後の第二次オールズモビル戦役を起こしたシャルル艦隊含むオールズモビルの残党は「オールズモビル軍」と名乗っている。


オールズモビル戦役後、彼らを最後にして「ジオン」を名乗る組織の蜂起はなくなった。事実上最後のジオン残党軍とも言える組織である。


第一次オールズモビル戦役

同組織のうち、火星軍が宇宙世紀0120年に起こした戦乱で、『F90』の舞台。

一年戦争終結から40年にも及ぶ長きに渡る沈黙を破り(と言っても案外火星ではドンパチやってた)、ジュピトリス級輸送艦「コバヤシ丸」の撃沈、及び連邦軍最新鋭機ガンダムF90 2号機の強奪劇を機にその存在が明るみとなる。


それ以前の宇宙世紀0116年にフロンティア1でレガシィに合流したNSPと共和国解放戦線が武装テロを起こしており、これが彼らの最初のテロ行為と言われている(漫画『機動戦士ガンダム クライマックスU.C. 紡がれし血統』と『機動戦士ガンダムF90FF』より)


オールズモビルの存在を認知した地球連邦軍は「第十三独立艦隊」を編成し、火星に派兵。対するオールズモビルも、火星のオリンポス山を改造した戦略兵器「オリンポス・キャノン」を用いた惑星間砲撃を画策する(オリンポス・キャノンはかねてよりジオン共和国の火星開拓支援によって建造されていたマスドライバーに偽装され計画が進められており、共和国の自治権返還後も継続されていた)。

第十三独立艦隊に所属していたボッシュ・ウェラーの内通もあり、艦隊に打撃を与える事に成功するも、モビルスーツ部隊の火星降下を許し、オリンポス山まで戦線は後退。上層部はオリンポス・キャノンを発射を急ぎ第十三独立艦隊旗艦「アドミラル・ティアンム」を撃沈に成功するが、オリンポス・キャノン発射時の圧力負荷に基地施設は耐えられずに崩壊、半ば自滅に近い形で組織は壊滅状態に陥り、強奪したF90の2号機も奪還された。


なお、この時点で組織の主だったメンバーは高齢に達しており、末端で働く若い兵士達は彼らの子や孫であった。


第二次オールズモビル戦役

第一次オールズモビル戦役から2年後のU.C.0122年に勃発した戦乱で、『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』の舞台。

地球圏に残存していたオールズモビル残党軍をシャルル・ロウチェスター少佐が纏め上げ、ブッホ・コンツェルンからの援助を受けて、自ら「オールズモビル」を名乗り再起(そのため、オールズモビルと呼ばれているが、火星軍とは実質的に別組織であるとの認識もある)し、オールズモビルの討伐任務に就いた第13反連邦掃討隊カイラム級戦艦「エイブラム」を襲撃した。なお、このエイブラムは火星軍を壊滅に陥れたF90の1号機を艦載していた戦艦でもある。

エイブラムとの会戦後、地球へモビルスーツ部隊を降下させ、連邦軍の各基地を襲撃。これに対抗するべくエイブラムを中心とした討伐部隊との戦闘を演じる事になる。


連邦軍との激戦の末に最大戦力であるシャルル艦隊を失い打撃を受けるも、資金と技術を与えていたクロスボーン・バンガードの指揮下へ降る形で月面マスドライバー基地を制圧。火星独立ジオン軍のオリンポス・キャノンと同様の方法で地球への質量弾攻撃(形式としてはインビジブル・ナイツの水天の涙作戦に近い)を画策するもエイブラム隊の活躍により失敗。最終的にクロスボーン・バンガードの宇宙要塞に立てこもるが、戦況を巻き返す事は出来ずに追撃して来たエイブラムの攻撃によって壊滅。

一年戦争から40年もの長きを耐え忍んだジオンの亡霊は、これによって完全に消滅したが、これはクロスボーン・バンガードの武装蜂起の序章に過ぎず、この一年後の123年にコスモ・バビロニア戦争が勃発する事になる。0200年代頃に出現したズィー・ジオン・オーガニゼーションは単にシャアの思想に共感しているだけの組織である為、ジオンの残党ではない。


保有戦力

UC120年

※便宜上RFシリーズとなっている。



UC0122年


U.C.0120年以前の地球圏におけるオールズモビル(レガシィなど)

活動時期の詳細は不明だがU.C.0120年以前の活動として、U.C.0115年にジオン系の反地球連邦組織の1つ「NSP」がF90を強奪する目的で、サイド2のアメリア・コロニー(後のザンスカール帝国首都)に対するG3ガスを使ったテロ攻撃を取引材料にしようと画策していた。この時の指揮官キッチ・キッチナー大尉が、強奪されたザクⅡを指して「リファインド・ザク」と呼んでいるため、運用されている機体群はRFシリーズとされる。ジャムル・フィンは改修されたのかIフィールドバリアが搭載されている。

U.C.0116年にはRFシリーズを使ってフロンティア1で武装テロを起こした勢力が幾つか存在し、地球連邦軍ではこの襲撃がオールズモビルの最初のテロ行為と言われている(漫画『機動戦士ガンダム クライマックスU.C. 紡がれし血統』と『機動戦士ガンダムF90FF』より)。ちなみに、機動戦士ガンダムF90FFではフロンティアⅠを防衛する地球連邦軍側が武装勢力の事を既に「オールズモビル」と呼んでいる。前述のNSPも合流しており、RFケンプファーを運用している。


また、フロンティアⅠ襲撃後はライン・ドラグン自ら旗艦『グワダン級超大型戦艦 グワジャル』に座乗してレガシィ艦隊を率い、巨大ヴェスバーを搭載した宇宙ステーション『トリムールティ』を奪取するために襲撃。連邦の援軍と自軍の間に、自らが10年以上かけて掻き集めたテロ組織を布陣させて時間を稼ぐなど、周到なところを見せた。

更にはかつてジオンの生み出した脅威を投入し──


※運用機体。

UC0115年


UC0116年


余談

過去に、オールズモビルの頭領がジョニー・ライデンであるとBクラブでコメントされたことがあるが、本編でこの設定が登場した事は無い。


関連項目

機動戦士ガンダムF90 機動戦士ガンダムF90FF

機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122

クライマックスU.C. 紡がれし血統

ジオン ジオン残党軍 火星独立ジオン軍 ジオンマーズ

シャア・ダイクン

クロスボーン・バンガード


ギガノス帝国:シャルルらと似たような行動を行った。ちなみにこの勢力はオールズモビルの前身であるジオン公国のオマージュ的な勢力である。

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