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日常の謎の編集履歴

2020/04/29 15:34 版
編集者: Biwa
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概要   概要
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「日常の謎」とは推理小説のジャンルの一つ。

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「日常の謎」とは日本の推理小説のジャンルの一つ。英米のコージー・ミステリと重なる面 が多い

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推理小説

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*概要
推理作家、
北村薫の《円紫さんと私》シリーズ第1作目「空飛ぶ馬」が発端とされる、概ね下記特徴を持つ[[推理小説]]。[[常]]を舞台としながらも命は非日常象徴たる謎を[[推理]]し、元日常へと収束させる(ただし[[日常を正とし謎を排他するもの>勧善懲悪]]とは限らない)点が[[ホームドラマ]]や[[長寿番組]]をも包括した[[日常系]]とは大きく異なる
-北村薫「空飛ぶ馬」に似た作品(ただし安直な[[模倣]]、[[パロディ]]、[[オマージュ]]ではない)

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[[北村薫]]の《円紫さんと私》シリーズ第1作目「空飛ぶ馬」が発端とされる日本の[[推理小説]]のジャンル

*特徴
概ね下記
特徴を持つ。

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-[[殺人事件]]が起きない(死亡者や程度不問の被害者さえ存在しない)
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[[殺人]]犯が存在しない(誰も悪くない)
-謎を意図的に組んだ首謀者・[[犯人]]さえ存在しない(意図しなかった悪戯に留まる)
-舞台を現代社会とする
(謎の解決に推理を用い、[[超常現象]]や[[大人の事情]]で[[強制終了]]しない)
定義曖昧なため出版社側で紹介文に「日常の謎」と明記された作品以外は読者側で特定は難しい。その一方で[[長編小説]]やシリーズ作中で息抜きして挿入れた謎解きの一場面等を含めると、潜在範囲世界中の全推理小説を再調査する必要がある程膨大数に上る。よって言及がない作品指定外もあが該当作の指定が金銭的・間的・効率的に不可能な側面あるからある。

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-[[殺人事件]]が起きない[[殺人]]犯が存在しない
-基本的に本格推理であり、変格であって推理小説とての体裁から逸脱し(謎の解決に推理を用い、[[超常現象]]等を持ち出さない、など
-[[日常]]を舞台としならも非日常の象徴たる[[推理]]し、元の日常へ収束点が[[日常系]]とはなる。
-舞台
現代社会とす([[代劇]]や歴史の、[[近未来]]SFはない)

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ジャンル普及は、推理作家若竹七が、その昔、書店員とし接客時、顧客から「[[1000円札>千円札]]を[[50円硬貨>50円玉]]×20枚分両替して欲しい」という両替依頼を受けて両替後に考察して答えかった経験をネタに戸川安宣他、法月倫太郎、依井貴裕、若竹七海を審査員とした(法月依井、若竹は解答者兼任)一般公募よる[[アンソロジー]]小説『競作 [[五十円玉二十枚の謎]]』で商業的実証が決め手とされる。

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ジャンル自体は北村薫の「空飛ぶ馬」の影響を受けて定着したものであるが、別上記の要素は同作が発端とうわけでなくそのような推理小説は外も含め普遍的存在している(英米の「コージー・ミステリ」と言われるこのジャンルと重る面が多い)。したがって「日常の謎」と銘打っていなくても上記要素を兼ね備えた小説は膨大な数に上る。

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[[トリック]][[容疑者]]のアリバイ矛盾を突く趣旨ではなく「犯人」から提示された謎に対する[[謎解き]]に近く推理小説の入門初心者向けとする趣きもある。

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主として同ジャンルの推理小説を手掛ける推理作家には北村薫のほか、[[米澤穂信]]、加納朋子、[[坂木司]]、大崎梢若竹七海等がいる。

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主として同ジャンルの推理小説を手掛ける推理作家には[[米澤穂信]]、加納朋子等、ジャンル関係者の一人、戸川安宣に関連する人物(北村薫、[[坂木司]]、大崎梢、若竹七海等)が存在する。読者には紙面上の架空話でも血が出る話([[スプラッタ]])や殺人事件を嫌う女性読者も存在する。

同「日常の謎」ジャンルの推理小説読者の感想はトリックのロジックよりも「[[ほっこり]]した」といった作品が持つ個々の作中人物を肯定した優しさや温かさを賞賛する声が多い。

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